しりとり
あと三駅。
『かしわもち』、送信。
わずかに開いた地下鉄の窓、轟音と生ぬるい風。
返事が来た。
『チェス』。
あと二駅。
案内の機械音声、暗い車内で揺られる人たち。
あと一駅。
『すき』、送信。
駅に着いてドアが開く。
小さく手を振って乗り込んできた君は、嬉しそうに笑って「わたしも」と小声で呟いた。
さらさらと流れ落ちていく ななゆき @7snowrin
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