第5話 一か月で10万字、原稿用紙何枚?

以前、二万字から応募可能というBL小説のコンテストに応募したことがある。その締め切り二週間前くらいにちゃんと書き始めたのか、コンテスト用に書いた。なかなか書けなくて、二万五千字くらいだったかな。それで、清々して、応募して、落選したわけですが。

原稿用紙って400字詰めだったはず。すると二万字って50枚分ってことだよね。卒論じゃん。すごいじゃん、ってその時思った。なんせ、一話5000字くらいの小説を書いていたしね。一万文字超えたら長いなぁ~って思ってた。小説書き始めて、何万文字書いたとかいうエッセイを読んで、そんなに文字数って大事なのかよくわからなかった。一話書き上げるほうが大事なように思えた。


文字数が気になったのは、ちょっとしたことだった。

フォローしている作家さんがいて、専業になる前は、一年間で150万文字書いてたと言っていた。そのくらいの狂い方をしていたと。フルタイムで勤務しながら、睡眠時間三時間で。

果てしなくて分からないくらいだが。さて、自分はこの一年ちょっとでいくら書いたのだろうか、とこの文章を書きながら気になった。計算してみました。ここ一か月書いたシリーズものが11万字。それ以外のほぼ一年弱で53万字。あわせて、ってべつに合わせなくていいか。そのくらいでした。さすが、短編多いから、150万字とはいかなかったが、書いてるね。総計した文字を400字詰めの原稿用紙換算すると1577枚。お~、勝手に文豪。積み重なる紙の山が見える。書いてるじゃあん。


で、タイトルの一か月10万字に戻るんだけど、シリーズで書けました。多分書き慣れてきて、早くなっているのと推敲の時間が減っているのかもしれない。完全オリジナルだから。おかしな点も、ここはそういう感じで、で乗り切れちゃうから。二万字書くのも、すごい長いの書いたな、くらいだった認識が変わるんだな、と思った。それが嬉しい。月に10万字、イタズラ書きじゃなくて、物語で書けたってことが嬉しい。わたしは、日記というか記録というか、頭の中をスッキリさせるために膨大にどうでもいいことや、気づきを書いてきた。ノートに。毎回そのノートは捨てるようにしているんだけど。なので、お話じゃなかったら、今までもいっぱい書きなぐってきてましたが。お話ってなると二の足踏み過ぎて、床抜けて、地面に埋もれてしまうくらい、変なコンプレックスになっていたぐらい書けませんでした。


このサイトとSD(スラムダンク)ありがとう。とにかく、書く、が出来て良かった。やりたいことがあって、でもな、とモジモジしたまま死んじゃうところでした。おおげさだけどね。


文字数の多さが全てではないけれど、一つの目安にして、このくらい書けば文庫化できるんだな、とか頭に入っているのとそうでないのなら、書き方も変わっていくと思う。

十万文字は原稿用紙250枚。この数字にもうビビんなくてもいいんだよ、といってあげる。内容はともあれ、書けてるじゃん。きょんちゃん、(わたしね、)こうやっていろんなところから自信つけて、楽しんでやっていきまっしょい。

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