第3話 未発表と投稿することの差

読まれていないなら、未発表でもいいのではないか、と思ってアップしない人も多いのかもしれない。数字追うのもいやー、疲れたっていう人もいるのかもしれない。毎回投稿作品が何千、何万ペースで読まれて、かつコメントがバンバンくる方は、ヤリガイみたいなものを感じるんだと思う。

反響っていいな、と思う。

何のSNSもしないけど、反響が大きいと嬉しい。

ブクマもいいねも閲覧数も多いと嬉しいけど、一番嬉しいのはコメントだと思う。リアルな声、しかも応援メッセージ。書いて良かった、生きてて良かった、くらい嬉しい。

また書こうってなる。喜ばれるからね。

それが、二次BLを書き続けてこれた原動力でもあり、そこから出られなかった理由の最たるものでもある。

だって、書くと喜ばれるんだもん。書いてって言われたり。本当嬉しい。単純な自分は、待っててね、と書くわけです。

けれど、書いてもそこまで閲覧されないオリジナルが書きたくなっていたり、それもBLじゃなくなっていたり、ホラーだったりしてくると、モヤモヤしてきます。

書くのは楽しいので、本来何を書いても楽しいはずなのに、この違和感はなんだろう、と思うわけです。新しいことを書きたくなっているのに、連載を続けなきゃいけない漫画家とか思い浮かべるようになる。

書き始めたら楽しいからまた、問題が先送りになる。

の、繰り返し。

いろいろ迷って、300人様ほどのフォロワーが0になってもいいかな、と思ってオリジナルを始めました。あと、どうしても書いて欲しいという方がいたら、その人に向けて、5千字以上のものを書いて非公開にすれば、その人の所有作品ということになるかな、と思いました。

リクエストで代金はいただきますが、八時間くらいかかるかなと思ってその値段にしています。

で、何が言いたいのかというと、わからなくなってきたけど。読まれもしないし、ブクマもいいねも付かないとしても、構わないと投稿すべし、と思う。おかしなくらいマニアなファンがついたりする、かもしれない。投稿しているから作家なんだ、と自己暗示をかけることも出来る。評価はまずは、自分の声から。自分が面白い、やばっ、いいわ~って、思うのなら〇。そうじゃないのは投稿しない。人の評価は、数字は、アテになりません。コメントだけ、ありがたくいただきますが、あとは冷静に。未発表には、いつまで経ってもさらけ出せないコンプレックスの匂いがする。書きたいのに書けないだろうと足踏みしていたわたしよりは、書き上げている場合、何千倍も素敵だが、それにしても惜しいと思う。


読み返してみて、これは自分へのエールかとも思えてきたが、投稿していくことで、書き慣れてくる。書くのが怖くなくなって、いろいろとさらけ出せるようにもなる。創造性が増す。最高の読み手はここにいるじゃないか。

最高のマニアックな熱いファンが。このたった一人の相棒的な読み手を楽しませることから始める。

ちなみに、自分のファンはいつもわたしの小説を読んで、こう言います。

いいわ~、

ここが好き~

ニヤニヤ

今日もまた、その熱いファンを喜ばせるために創作するのでした。

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