第11話 その先には何が? 〜みみっく

 周りをライトで照らしていたら、輝いていた蝶々は消えていた。一本道を警戒をしながら二人並んで進んでいく。



「さっきは、ありがと……」


「あ、あぁ。怪我はなかった?」


「うん。だいじょうぶっ」



 なにやら洞窟の入口なのか雰囲気が更に重たく冷たくなってきた。お互いに寄り添いながら先に進む。



「そろそろ洞窟入口のハズだよ」


「……行き止まり?」


「うん。そうなの……言ったでしょ?太陽の人間じゃないと扉は開かれないって。先に続く道はあるんだけどね、入口に戻ってきちゃうの」



 壁画の様な絵が書かれていて手の形をした、如何にも怪しく手を当てろと言っている感じの手形の絵がある。



「あのさ……これ手を合わせろって感じだな?手を当てたことは?」


「あるよ。何にも起きなかったかな」


「そうなんだ?俺も触れた方が良いのかな?」


「うん。多分だけど何かが起きると思うよ……道が開かれるのかな?そんな感じだと思う」



 ルナが左腕を掴み、不安そうな俺を大丈夫という表情で見つめ緊張をしながら震える手で壁の手形に触れた。


触れた直後にゴォ−−−という音が洞窟内に響き分厚そうだった触れていた壁が崩れ落ち、本当に道が開けた。誰かが管理をしていたかのような清潔な通路、整えられた壁それに等間隔に明かりが灯されていた。


隣りにいたルナを見ると、俺とは違い不安そうな表情はしていなく逆に嬉しそうな表情をして俺の視線に気が付いた。目が合うとニコッと満面の笑みを返してきた。



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