第5話 王座探偵と愛

とある放課後の事だった。理事長室に、仄宛の電話が鳴り響いた。仄が電話を取るのを近江はなんとなしに見ていたのだが、仄の顔色がざっと変わるのを見て眉をひそめた。何かあったのかと聞く前に、電話を切った仄が顔面蒼白になって言った。

「俺の母さんが殺された」

「は?」

 あまりにショッキングな話に、どう返していいのか分からない。友人の母親が死んだ? それだけでも大分ショッキングなのに、殺された? どういうことだ。仄のそばに居るお陰で事件には慣れていた近江も、流石に返す言葉が見つからなかった。

「犯人はまだ見つかってないらしい。今から実家に向かうから、近江、着いてこいよな」

 拒否権のない問いかけに、近江はノータイムでYESと答えた。仄が探偵として事件現場に向かうなら、助手がいる必要があるからだ。

 仄の家には、電車を二時間ほど乗り継ぐ必要があった。電車の中で、近江は仄の顔色をそっと伺う。母親が死んだのだ。流石の仄も精神がやられていてもおかしくない。だが、仄は気丈に振舞っていた。

「仄、大丈夫か」

「大丈夫だ、今は。……今はひとまず、母さんを殺した犯人を見つけ出すことが最優先だから」

 やはり、芯まで探偵なのだろう。だが、仄だって人の子だ。いつかはガタが来る時もあるはずだ。そうなったときは自分が支えよう。なんせそのために着いてきたのだから。電車はガタゴトと、学園から離れて田舎の方に向かっていく。何もない田園地帯にたどり着き、仄の家はこんなところにあるのかと少し驚く。もっと都会の、タワマンにでも住んでいるのかと思っていた。金持ちは金持ちでも、田舎のでかい家のほうらしい。

 地元の駅につくと、仄の車椅子はやや奇異の目で見られた。学園の近所ではもう皆見慣れているため、その目線は逆に珍しかった。仄が気にしていないかと思ったが、本人はそれどころではなさそうだった。所在なさげにそわそわとしている。母親が殺された心労かと思ったが、それにしては様子がおかしい。何かを不安がっているような、そんな印象さえ受ける。

「仄、どうかしたのか」

「……近江。お前、俺が家で何言われても、絶対キレるなよ。お前ただでさえキレやすいんだから」

「は?」

「だから、絶対キレるなよ。キレるだけ無駄だから」

「ああ……わかった。よくわからんが」

 十分ほど歩いて、仄の家に辿り着いた。仄の家はいかにもな洋風の豪邸で、子供が想像するお金持ちの家という感じだった。レンガ造りの壁に蔦が張っていて、ステンドグラスの窓がある。その如何にもさに圧倒される。呼び鈴を押すと、低い女性の声で「どうぞ」と招き入れられる。ドアを開けると、広い玄関に一人の老婆が立っていた。

「お帰りなさいませ、仄様。ご友人もご一緒ですか」

「友人じゃない。今回は助手として連れてきた」

「左様でございますか。客間で旦那様がお待ちでございますので、早く行かれた方がよろしいかと」

「分かってる。行くぞ、近江。客間はそこを真っ直ぐ」 

「あ、ああ」

 使用人と思わしき老婆に会釈をされながら、仄の車椅子を押しつつ長い廊下を進む。金持ちなのは分かっていたが、使用人までいるとは。絵に書いたような富豪具合に、ここにいていいのか心配になる。休日だったので、服も私服で来てしまった。制服を着てきた方が心象がよかったかもしれない。自分のせいで仄の心象まで下げられたらどうしようか、と近江は要らぬ心配をしていた。

 客間のドアを開けると、中には誰もいなかった。ややあって、仕立てのいいスーツを着込んだ中年男性が部屋に現れた。ハンカチで手を拭いているところからして、手洗いにでも行っていたのか。仄と顔立ちがあまり似ていない。が、先程の老婆の言葉を信じるならこれが仄の父親だろう。いつだったか、父親からの手紙を受け取った仄が酷く荒れていたのを思い出す。仲があまり良くないのだろうか。

「久しぶりだな、仄。そちらのご友人は助手だと聞いたが……まだ探偵ごっこなんてやっているのか」

「うるせえよ。跡継ぎじゃないからって放置してるのはそっちだろ。学園の事件は俺任せなくせして」

 険悪なムードである。察した通り、仲はかなり良くないらしい。仄はソファーに座ることもせず、父親を睨みつけている。

「その様子だと、ここにも探偵ごっこをしに来たようだな。母親が死んだというのに、お前ほど出来の悪い息子なら産ませなければよかった」

 流石にそれは言い過ぎだろう、と近江が身を乗り出したのを仄が止める。なるほど、何を言われてもキレるなというのはこういう意味か。近江が一番嫌いなことは、友人が侮辱されることである。果たしてこの家で大人しくできるだろうか。仄には申し訳ないが、怪しい。

「やめなさいよ、叔母さんが亡くなったばっかりなのに喧嘩なんて」

 ドアを開けて、一人の女性が入ってくる。二十代後半ほどだろうか。従姉妹だよ、と仄が耳打ちをしてきた。

「仄、叔母さんは今警察で司法解剖を受けてる。終わるのはいつになるか分からないそうよ」

 仄は頷くと、ゆっくり、そばに居る近江にしか聞こえないくらいの音量で深呼吸をした。いつも堂々としている仄からは想像できないが、慎重に言葉を選ぼうとしているようだった。

「……母さんが亡くなったときのことを聞かせてくれないか」

「こんな時でも探偵気取りか。お前はもう黙っていろ!」

「自分の母親がどうして亡くなったのか、知りたいのが普通だとは思わないか?」

 父親に怒鳴られても、仄は逆上しなかった。代わりに、拳をぎゅっと握りしめている。近江にはわかった。仄は、探偵行為という手段で、母親の死を受け入れようとしている。せめて真相を暴くことで、母を弔おうとしているのだ。

 仄が冷静なのに勢いを削がれたのか、父親はしぶしぶと当時の状況を語り始めた。要約するとこうだ。

 朝、父親が目を覚ましてリビングに向かうと、母親がリビングの真ん中で首を吊っていたらしい。シャンデリアにロープを吊るして。それだけでなく、身体中にぼこぼこに殴られたような形跡があり、酷い有様だったという。両親どちらも人嫌いのため、普段は家には両親とお手伝いの老婆一人、その孫の庭師の計四人しかいないらしい。

 問題は、この四人全員に夜から朝にかけてのアリバイがあることだ。父親は仕事が忙しく、その日も徹夜でリモートで海外の仕事相手と打ち合わせをしており、お手伝いの老婆と庭師はその日は用があって実家に帰っている。つまり家には殺された母親と、完璧にアリバイのある父親しかいなかったわけだ。

「外部からの侵入者って線はないのか?」

「庭にある十個の監視カメラのどれにも、怪しい人影は写っていない。この家をよく熟知していて、監視カメラの死角を分かっている人間なら可能かもしれないがな」

「内部の反抗だって言いたいのか? 全員にアリバイがあるんだろ?」

「仄。お前にとっては厄介な情報かもしれないが、あのシャンデリアは機械仕掛けになっていて床の近くまで下ろせるんだ。車椅子に座っていても届くほどにな」

「……どういう意味だ」

 仄が警戒心を露わにして唸る。まるで獣のようだった。こんな声を出す仄は初めて見た。

「お前がやったんじゃないかって言ってるんだ。仄。お前には母親を殺す動機もあるだろう」

「仄がそんなことするわけないだろ!」

 近江は、つい大声で怒鳴ってしまった。仄がいやお前さっきキレるなって言ったろ……と呆れた声を出す。だって、仄が殺人をするわけなんかない。仄は探偵だ。自分の学園の生徒が死んだだけであれほど悲しんでいた人間だ。そんな仄が、人を殺すわけなんてない。第一、足の不自由な仄に犯行は難しいだろう。近江はその線で反論しようとするが、仄に止められた。

「……ちょっと部屋に篭もる。進展があったら呼んでくれ」

 仄はそう言うと、自分で車椅子を漕いでどこかに向かってしまった。

「勝手にしろ。私も手洗いに行ってくる」父親もそう言って席を外す。仕方ないので、近江も仄について行く。着いたのは、角にある一室だった。ソファーと机しかないその部屋は、まるで持ち主が引越したかのようにがらんとしている。

「ここは……」

「俺の部屋だよ。しばらく使ってなかったけど、綺麗なもんだな……とりあえず、ここで話そうぜ」

 仄は笑っていたが、瞳の奥が悲しそうだった。それもそうだ。実の親に、親殺しの疑いをかけられているのだから。父親は、仄が夜の間に侵入して母親を殺したと思っているのだろうが、あいにくこっちにもアリバイがある。近江と仄は、同じ部屋で寝起きしているのだから。仄は、夜間は車椅子を畳んでいる。畳んだ車椅子は広げるとき、当たり前だが金属音が鳴ってしまう。夜中に仄が外出したら、近江は音で起きるだろう。

 それを仄に告げると、仄は笑った。なぜ笑うのかわからなくて、近江の中に不満が湧くのがわかる。

「俺がやれるわけないって、あの人たちも分かってるよ。でも、あの中で一番動機があるのが俺なんだ。だから、俺のせいにしたら丸く収まると思ってるんだろうな」

「動機……?」

 仄は、ゆっくりと、もう動かない両足をさする。

「俺には、母親を殺すに値する理由があるんだ。……まあ、その時が来たら話すさ」

 そう言って仄ははにかむように笑う。仄は、感情を誤魔化すときわざとらしく笑うくせがある。最近気付いたことだ。

「仄。お前は犯人が分かってるのか?」

「分かってるさ。というかモロバレ。犯人もヤケクソなんだろうな」

「誰なんだ。俺にはさっぱりわからん。一番怪しい親父さんはアリバイがあるし……」

「それが、ないんだな。親父、頻繁にトイレに行ってたのに気付いたか?」

「確かに……さっきだけで二回も行ってたな。十分も話してないのに」

「うちの親父、過敏性腸症候群なんだよ。まあ要は、腹痛やら下痢を頻繁に引き起こす持病ってこったな。で、付き合いが長い取引先ならそのことも知ってる。いくらリモートで打ち合わせしてたからって、席を頻繁に外しても不審がられないってことさ」

「なるほど。じゃあ、その間に妻を……」

「まあ、可能ではあるな」

 仄はため息をつく。真相が明らかになったのはいいが、どう糾弾しようか考えているようだ。父親相手だと、いつもの探偵しぐさもやりづらいのだろう。困ったように仄は頭を搔いている。

「やはり、お前も父親相手だとやりづらいんだな」

「は?」

「え? 違うのか?」

「いや、そうじゃなくて。キレるなって言ったのに二度もキレたどっかの誰かさんに困ってるんだけど俺は」

「……すまん」

 だが、友達があんなことを言われて、怒らない方が難しいと思う。あそこで黙っていたら男が廃る。近江としてはよくやったという気持ちだった。

「いいか、俺はこれから父親の罪を暴きに行く。相手も色々言ってくると思うけど、キレるなよ。お前までキレたら収集がつかなくなる」

「わかった。冷静に努めよう」

 近江と仄は客間に向かった。客間に皆を集めた仄は、「この中に真犯人がいる」と告げる。仄いわく、一度やってみたかったシチュエーションらしい。

「真犯人か。自白でもする気か? 潔いな」

 父親はまだそんなことを言っているが、仄は無視して、父親に向かって指を指した。

「お前だよ。お前が母さんを殺したんだ」

 流石に周囲がざわつく。周囲がたっぷりざわついて静かになるのを待ってから、仄は口を開いた。いつもの仄と同じ、優雅な手つきだった。近江はそれで安心する。いつもの、王座探偵の仄だ。

「アリバイがあるって言ったけど、あくまでリモート会議だよな? こんな形で病気を味方につけたくないけど、お前、過敏性腸症候群だろう。リモート会議中、合計何回席を外した?」

「覚えているわけないだろう! それに、手洗いに行っている間に殺人なんて不可能だ!」

「まあ撲殺も、首吊りも難しいだろうな。だが、毒殺ならどうする? 寝ている人間の口に液状の毒薬を流し込むくらいなら、二、三分あればできるだろう」

「妻の死因は撲殺と首吊りだ! どこから毒殺が出てきたのか、理解に苦しむな」

「生きた人間を殴ったり首吊りさせたりするのは時間が掛かるかもしれないけど、毒で死んだ動かない体なら時短できるだろうな。お前が思い出させてくれたとおり、うちのシャンデリアは下に降りる作りになってるんだし」

 そこで、電話が鳴り響いた。従姉妹の携帯からだ。司法解剖の結果が出たのだろう。皆が固唾を飲んで見守る。いっそ厳かにも感じられる数分が経過したのち、電話が切られた。

「……司法解剖の結果が出たわ」

「うん。死因は何だって?」

「毒殺、だって」

 周囲が静まり返り、父親の方を見た。父親は顔を真っ赤にしていたが、やがて仄を指さして叫び始める。

「あの女が悪いんだ! 浮気しただけでは飽き足らず、お前のような不貞の子を産んで……!  どれだけこの家に泥を塗れば気が済むんだあの女とその息子は!」

「落ち着けよ、今一番家に泥塗ってんのはお前だぞ」

 不貞の子、と聞いて、無意識に仄と父親の顔を見比べてしまう。最初に会った時から思っていたが、本当に似ていない。なるほど。血の繋がりがないのであれば、似ていないのも納得だ。妻の浮気が許せなくて、その息子が思い通りにならないのも許せなくて、息子に罪を着せる形で妻を殺したということか。まるでドラマのような内容にゾッとする。

 仄が俺の顔を見て、やっと気付いたのかよと笑う。

「そうだよ。俺は親父の子じゃない。浮気相手の子供なんだ」

 仄があまりにもさらっと言うが、こちらは気が気でない。仄の本当の父親は、唯一の肉親は、今どこにいるのだろう。仄をきちんと愛してくれているのだろうか。こんな父親じゃなくて、ちゃんと。そんなことを考えていたから、次の瞬間聞こえてきた言葉に激高してしまったのかもしれない。

「……私が妻を殺したのは事実だ。自首もする。わかったならさっさと出ていけ、汚らわしい」

「……血が繋がってないからって、仄にそんな言い方ないだろ……!!」

「近江お前……キレるなつったのに……」

 父親に殴りかかりそうになっている近江をなんとか宥めながら、仄はひとまず自分の仕事は終わりと自室に戻ってきた。近江は息を整えながら、仄に謝る。

「……すまん……キレない約束だったのに……」

「別にまあいいよ。キレてくれて俺もすっきりしたしな。……そういえば、動機、話してなかったな」

「動機、って」

「そう。動機。俺が母さんを殺すに値する動機」

 仄はまた、ゆっくりと足を撫で始めた。仄の足は、両足とも太ももの付け根から動かないらしい。小学生の頃に事故で動かなくなったのだと、本人は言っていた。動機。動機か。子供が母親を殺すに至る理由なんて、あるのだろうか。

「俺はさ、不貞の子なんだよ。だから、俺を生んだときに母さんはすごい周囲から責められたみたいでさ、ちょっとおかしくなってたみたいなんだ」

「おかしく、って……」

「俺は十二歳のころ、母親に階段から突き落とされた。そのときに脊髄を損傷して、今も足が動かない。母さんはごめんの一つも言ってくれなかったけどな」

 仄は笑っていた。それが本心からの笑みでないことは、この数ヶ月の付き合いでよく分かっていた。親が、自分の子供を階段から突き落とす。恐らくは、殺そうとして。だが目論見は失敗して、仄は一生歩けも走れもしない体になった。普段あんまり自由にすいすいと動き回っているから忘れそうになるが、仄は支えがなければ自力で立つこともままならないのだ。それがどれだけ辛いのか、近江には想像してやることもできない。

「親が……そんな……許されないだろ……!」

「許されなくても現実なんだよ。近江は優しいからさ、わかんねえかもしれないけど」

 わからなかった。親が子供にそんなことをするなんて想像もつかなかったし、許せるとも思えなかった。一瞬、仄の母親が死んだのは天罰だったんじゃないかと思ってしまったくらいだ。すぐにそんな考えは取り払ってしまったけど。

「近江、怒ってくれてありがとうな。俺はもう、母さんに怒れないから」

 仄は、ちょっと泣いていた。けれど近江は、それを見て見ないふりをした。仄が王座にいる限り、その涙には触れるべきではないのだから。

 

 数日後。取り調べや葬儀を終えて学園に帰ってきた仄は、なんでもないみたいに元気そうだった。むしろ浮かれている。なんと、今回の事件で音信不通だった兄から手紙が来たらしい。仄の兄だから、霞寺家の長男ということになる。家の正式な跡継ぎだが、仄が小学生のころに家を出てそのまま行方が不明だったらしい。仲は良好だったらしいから、仄からすれば、自分に良くしてくれる唯一の肉親ということになるわけだ。よかった、と、近江としても嬉しい。

「生きてりゃいいことあるもんだな。この指輪も、いい思い出になってくれたしよ」

 その発言は、浮かれた勢いでぽろっと零したように見えた。

「……その指輪、母親に貰ったって言ってたな」

「おう。まだまともだったころにな」

 仄は指輪を撫でる。それで何かを確かめるように、ゆっくり撫でていた。

「本当はあの指輪、あの噴水で捨てる気だったんだ」

「え?」

「そしたら、お前が拾った。奇跡みたいだよな。おとぎ話みたいだ」

 仄は楽しそうにくすくすと笑った。こうしていると百獣の王のライオンというより、日向の猫に見えなくもないことを、近江は最近気付いた。

「近江。俺さあ、……シンデレラを舞踏会に連れて行ってくれる魔女はいない。竹から出てきた女の子を育ててくれる老夫婦もいない。無償の愛はおとぎ話にしかないって、そう思ってたんだよ」

 仄は近江の目を真っ直ぐ見て、まるで本当に綺麗なものを見ているみたいな目で言う。その目には何が見えているのだろう。すぐキレる助手が見えているのか、駄目な家臣が見えているのか、はたまた。

「無償の愛って、あるんだな。お前見てるとそう思うよ。……なあ近江、今俺がこの指輪を窓から放り投げても、お前は拾ってきてくれるか?」

 答えは一つだった。近江は助手として、家臣として、友人として、それら全てをひっくるめて答える。

「ああ、どこにでも投げてみろ」

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王座探偵・霞寺仄 @masudo_yuu_kiji

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