第3話 病む
今日は僕の病んだ時の話を書こうと思う。
僕は医療関係の職に勤めていました。
給料に文句はないし、人間関係に不安があるわけでもない。
しかし、僕自身は気づいていなかったが、この仕事は確実に僕の精神を蝕んでいった。
まず、腹痛が続くようになった。
下痢も続いた。
僕は炎症かなと思い病院を受診した。
そこでは、胃下垂と過敏性腸症候群だと診断された。
次に、眠れなくなった。
理由は、喉に異物感があり眠るどころではなかったのだ。
ここで吐き気も追加された。
そして最後に。
死にたくなった。
気づいたら死にたくなるのだ。
なにをやっても楽しくない。
漫才を見ても、カラオケをしても、ゲームをしてもだ。
ずっと楽しかったものが全然楽しくない。
まず、長いものが見れない。
アニメに映画などだ。
そして僕はTwitterを見始めた。
Twitterには短い文章と共に映像が貼ってあるものが多く少し楽しかった。
だが、楽しかったのはほんの一瞬だ。
暴言、不快な行動、暴力など。
「いいね」が押されるものは過激なものが多い。
この動画のなにが「いいね」なんだ?
そう思うことが増えた。
しかし気づいた。
おそらく、自分よりも能力や社会的地位が下の者を見ることにより自分の価値というものを確認しているのだと。
人は他人と比較することにより自分の状況を把握することができる。
パニックに自分がなっていても、自分よりもパニックになっているものを見ると冷静になれるのと同じだ。
僕はTwitterを見るのをやめた。
僕がしたいことをするだけの記録 ゆったり虚無 @KYOMU299
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