パクリ
これはパクリ
これもパクリ
それもパクリ
どれもパクリ
これはオマージュ
あれはパロディ
それはリブード
これはインスパイア
どれも同じに見えるわ
私だって両親のパクリ
脈々と受け継がれるパクリの技術
でも同じじゃなかったら
理解も共感もできないよ
宇宙人の
まったく異なる思考回路
そこから出力された作品を
人間の脳みそは理解できるか
そもそも作品だと認識できるか
宇宙に漂う完璧なオリジナリティ
ゆえに誰にも見つけられず
彼女は少し不満顔
僕は少ししたり顔
その表情だって誰かのパクリ
だから僕にも染み渡る
誰かのパクリに少しの味を加え
今日も僕らは言葉を食べあう
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