第蝗帛香荳?話 螟ゥ蝨ー縺ォ髱。縺上?襍、縺肴覧

T-72とBMP、BTRの中隊が時速40kmで行進射をしながら、城壁の一角へと突撃する


「次2時方向城壁上のバリスタ、弾種榴弾HE。撃て!」


Mi-24Pアイコン-1は30mmで城壁の上を掃討、BMPとBTRは入城した後宮殿前で降車する」


右前方から近づいてくる騎兵にDShKを乱射しながら逐一部下に指示を飛ばす

爆発魔導と阻止弾幕に晒されながらも、機甲部隊は足を停めない

噴煙の中少し視線を上げると、城壁の向こうから赤く光る3発の信号弾が打ち上がっていた


「空挺部隊は突入に成功したか。急ぎ市街北西部を突破するぞ。全車続け、単縦陣」


市街突入の為に車列を1本化し、閉じつつある城門に戦車砲を叩き込むが、効果は今一つと言ったところ


残るハインドアイコン-2 3、城門にS-8を叩き込め」


「「了解」」


車列後方からハインドが超低空で接近し、80mmのロケット数十発を城門に叩き込んだ

ヘリのダウンフォースが土煙を上げ、その中を車列が通り抜けた


80mmの成形炸薬弾頭を備えたロケットですら城門を完全に破砕する事は叶わなかったが、最早腐った納屋の様な有様となっていた


「砲手、後方5時に指向しろ」


「了解、砲塔5時」


「操縦手、足を緩めるなよ。ぶち破れ!」


「アイサーッ!」


後ろに続く砂埃が勢いを増し、そのまま崩れかけた城門に衝突し、破片を撒き散らしながら遂に市街地への突入を果たす


「目標宮殿。市街地は後続の騎兵に任せろ、陣形を複縦陣に


「複縦陣了解」


砲塔を正面に向け、広い街道を2列で進む

右はT-72、左はBMPとBTRだ


「前方敵戦列!道路を封鎖しています!」


「全火力でなぎ払え!弾種榴弾、撃て!」


「ッテェ!」


125mmの榴弾に30mmの焼夷榴弾、7.62mmと12.7mmが弾幕を形成し戦列を食い破る


「引き潰せ」


死者も生者も関係なく数十トンの車体がペーストを作り出すと、後続もそれに倣い引き潰す


「全車自由射撃、敵は皆殺しにしろ」


「了解しました!サーッ!」


建物の屋根上、屋上に2階、路地裏から花壇の影

至る所に銃砲弾が叩き込まれ、美しかった市街地は一瞬にして瓦礫の山と化す

赤外線照準器が映し出す惨状など気にも止めず機甲部隊は進む


「あと15ブロックで宮殿前、全機械化歩兵は降車戦闘準備」


俺はDShKをリロードしながら、自分自身も降車戦闘に参加する為にAK-104を手に取る

マガジンを確認し、プレートキャリアを装着した


「俺も降車戦闘に参加する。後の指示は副長に仰げ」


「了解です。室内への戦車砲による直接支援は行えませんので、現有火力での打破を」


「わかっている。宮殿さえ奪取できればこっちのもんだ」


「頼りにしてますよ」


「こっちこそ」


「宮殿前です!これから包囲網を構成します!」


「よし、全隊降車!降車!宮殿を占領する」


ハッチの縁に手をかけて戦車から飛び出すと、すぐさま近くの塀に隠れる

カットパイの要領でクリアリングしつつ、発煙弾を投げ込んでから一気に走り出す

途中に見えた魔導師や騎士に⒎92ミリ弾を叩き込みつつ、後続の部隊と共に正面扉へと張り付くと、そのでかいドアへC4爆薬を設置する


「安全距離まで退避!破片でも死ぬぞ!」


柱の後ろや十数メートル離れた階段の影などに身を隠した事を確認すると、C4を起爆する


bleach突破bleach突破bleach突破!」


鼓膜を揺らす爆音と共に、扉が木っ端微塵に吹き飛ばされる


「煙幕投擲!突入準備!」


各々の兵士が煙幕手榴弾を室内に投げ込み、何人かは破片手榴弾を投げ込んでいる

室内が煙幕で満たされた時、手信号で突入の合図をする

ゾロゾロと殺気を滾らせた兵士が室内に侵入し、銃声を轟かせながらホールを制圧


「クリア」

「クリア」

「クリア」


「ルームクリア。第2第3小隊は一階を制圧。第1第4小隊は2階3階を制圧する」


俺を先頭に2つの小隊が階段を登り、息を合わせて角を確認していく

一部屋一部屋をクリアリングし、時にグレネードを投げ込んだりめくら撃ちで制圧する


通路に設けられたバリケードにはGP-30やRPGを叩き込み、敵兵は1人残さず殲滅していく


「第4小隊、2階南棟制圧完了」


「第1小隊、ペースを上げるぞ。」


残った部屋は扉越しの制圧射撃とグレネードでクリアリングし、急ぎ階段を目指す


「敵重装兵4、来ます」


「制圧射撃。1-4と1-8は対戦車ライフル準備」


通路に横隊を組み、7.92mmで敵の動きを鈍らせる

マガジンを弾き飛ばしながら交換しつつ後退り、小銃擲弾の準備が終わるまで耐える


「いけます!射線を開けて!」


その言葉を聞き、俺たちは壁に張り付いた途端、幾度かの大きな銃声と共に重装兵の装甲が貫通され、骸となって転倒した

その骸の頭へ弾丸を撃ち込みながら、遂に階段へと到達した


「第1小隊北棟を制圧。これより上階に移動する」


階段をクリアリングし、3階に差し掛かる角に踏み入った時

突如として建物が揺れ始めたかと思えば、3階の各部屋から爆風が吐き出される


トラップか━━━

そう思う間も無く、俺たちは爆風に巻き込まれた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る