第7話 目を覚ますと‥

目を覚ますと僕は自分の部屋にいた。

「コットン?コットンは何処?」


壁からの声、マザーマシンが僕の問いに答える。

「コットンは不調で修理中です 戦闘がありました」「え?」

「戦闘?」「・・・・・」


「あ、マザーコンピューターも不調のようですわ 坊ちゃま」

「君?」コットンによく似たメイドAIロボットが微笑み 僕にそう言う。

髪の色は彼女の方が淡く 瞳の色も違った。


「ミルクテイと言います」「お食事をお持ちました」

「コットンは坊ちゃまが大好きなので 早く会いたいと言ってました」

ちょっと赤くなる僕

「うふふ、私も坊ちゃまの事が大好きになりそうです」


「ありが・・」手を伸ばすと 僕の手がとろけてゆく。

そう 夏の暑さで溶けるアイスクリームのように‥


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