【ー紅魔館2ー】
紅魔館の館の中に入って思ったことがある。
「ロビーでっけぇ」
思わず心の中でつぶやいたことをそのまま言ってしまった。それもそのはず、紅魔館のロビーは大体サッカーコート一面分の広さがあるからだ。
「ま、ここに初めて来る人たちは、同じ反応をするわね。私も初めて来た時は同じ感じだったから。」
と霊夢は、言う。
そんなんことを話していると、
「あらお客さんかしら。」
そんなことを言いながらロビーから2階に上がる階段の中段に紫色の髪色でコウモリのような形と色をした羽のついた人が立っていた。ちなみに、話している時に見えたのだが、八重歯だったのがわかった。吸血鬼って大体八重歯があるものが多いので、
「あの人って吸血鬼ですよね?」
と霊夢さんに聞いてみることにした。答えは案の定
「えぇ、あいつは吸血鬼で合ってるわ。それとこの館の主でもあるの。」
「え!あの僕よりも小さい子供が?」
「ああ見えて、500年も生きてるから驚きよね。」
「・・・え?10歳くらいの容姿なのに、500年も生きてるんですか⁉︎。」
「ねぇ、私のこと忘れてない?」
そんな声が聞こえたのでその方向に向くとさっきから話に上がっている吸血鬼が腕を組んでこちらを見ていた。
「自己紹介をするわね。わたしの名前は、レミリア・スカーレット。この館の当主よ。」
「僕は余多悠貴最近になって幻想入りした中学生だ。」
「えぇこちらこそよろしく。そしてようこそ、この地獄に。」
瞬間前方から禍々しい槍が飛んできた。
「うぉ、あっぶねぇ。」
その槍は頬を掠めた。
「あら意外とやるじゃない。」
そんなレミリアの声が聞こえた。
「ちょっとあんた何してんのよ!」
あまりの出来事に硬直していた霊夢が叫んだ。
「あら私直々に能力が何の程度の能力か確かめてるのよ。なんか文句でも?」
「まだ幻想いりしてから、一週間も立ってないのよ!なのに戦わせたら、、彼の身が持たないわよ。」
「そうね、ならあのメイドに任せてみようかしら。」
「あのメイドってまさか!」
「咲夜!あの子と戦ってきなさい!」
「かしこまりました。お嬢様」
一方悠貴は
「この槍の攻撃とてもじゃないが受けきれない!」
そうしていると、槍による遠距離攻撃がぴたりと止んだ。
「終わったのか?」
と思った束の間。
「私が相手ですよ。余多悠貴様。」
そんな声と同時に、俺は壁側にぶっ飛ばされた。
壁に激突する前に、能力を使って衝撃を軽減できた。それでもその衝撃は凄まじく紅魔館の壁にデッカい凹みができた。
「う、、、痛、い」
「あら、もう動けなくなったのですか?」
「まぁ、数分間は動けないかもですね。」
そう言いつつ裾の中に入れていた注射器を取り出し腕に打った。
「それ、何の薬が入った注射器ですか?」
「モルヒネ鎮痛薬。聞いたことないでしょ。今の兵隊が負傷した時に打つ鎮痛薬だよ。」
そんなことを話しているうちに、効果が聞いてきたので痛みがなくなり始めた。
「よっと」
僕は体を起こすと、日本刀を再び構えた。
「へぇまだ戦えるんですか。すごいものですね。」
「まだ終わるわけにもいかないのでね。」
側から見たら日本刀しか持っていない侍スタイルだがしかし、ちゃんと“日本刀”意外の
「それでは行きますよ!」
咲夜はそう言い瞬時に視界から消えた。
(このメイドの動きまるで時が彼女を味方しているようだ)
「風符、、、」
その時が来るのを待った。そして
「そこ!!」
その声と同時に数10本ほどのナイフが僕に向かって飛翔してきた。
「風符『
初めて僕が考えたスペルカードを使った。このスペルカードは、右腕に風の操る能力で作った盾を装備することができるスペルカードで、使い方によってはフリスビーのように投げて攻撃できる技だ。
「なかなかやりますね。でもまだまだここからですよ。」
一気に距離を詰めてくる。さっきみたいに一瞬で消えないあたり能力は瞬間移動か時間を停止させる能力のように感じた。でも瞬間移動にしてはあのナイフによる攻撃に
ついて説明できないと感じた。なので時間を止めれる程度の能力だと確信した。
とか考えていると考えすぎていたのか咲夜は直ぐ近くまで来ていた。その攻撃を防ごうとしたが
間に合わなかった
「っっつ」
咲夜のナイフが僕の肩を深めに切り裂いた。血が肩の傷から大量の血が出ている。今にも多量出血で倒れそうだったがそうはいかないと思い、最後の力を振り絞って最後のスペルカードを使った。
「風符『
このスペルカードは圧縮した風の塊を爆弾にして爆発した際に相手を思いっきり吹っ飛ばす威力をもつ風が発生する。
爆弾が爆発する前に多量出血により僕の意識は闇に落ちた。
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今回もご視聴いただきありがとうございます。この作品はグロいところもあるので気をつけてください。また今作品は不定期で投稿いたしますので、何とぞよろしくお願いします。
次回も楽しみにしといてね。
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