【ー幻想入り2ー】

僕の真下に穴が空いた。

「え、、、」

僕はそのことに反応できず、その穴に落ちた。

そして僕は見事に幻想入りを果たした。どこを見回しても都会のようなビルの建物は無くどこまでも続く緑、ところどころひらけた土地があって人々はそこで生活をしているそう。、、と考えていたんだけど、

「ここ、思いっきり上空じゃねぇか‼︎」

なんと紫が開いた穴の場所は雲より少し上のあたりだったのだ。

「パラシュートも無いのにこの高さから落ちたら、池があっても死にかねないぞ!」

どうにかして安全に着地できる場所を探さなければ、そう言ったものの真下に湖があるくらいで他には何もなかった。

「幻想入りしてまも無いのに死にたくなぁぁぁい!」

そんなことを叫んだところで誰も気づかないので、自分でどうにかするしか無いようだ。幸いなんでか周りの時間の流れが遅くなっているので一生懸命考えた。

そういえば紫が幻想入りした人は大体能力を持っているって言ってたな。能力ってどうやって使うんだろう?とりあえず集中して、、何かを想像するように・・・

ふわり、と落ちる速度がゆっくりになった。

「あれ?手から風が出てる?」

不思議に思ったが紫が言っていた能力についてわかった気がした。

「そうかこれが能力か、」

僕にも能力がある事に安堵しながら安全に着地できた。

「ふぅ、傷もないし大丈夫だな。」

そんなことを言い体に外傷がないか確認していると、

草木からカサカサと音がした。

「誰だ!!!」

僕は叫び威嚇いかくした。やばいと思い、いつでも逃走できるように、準備した。

そして、、

???「ワハハー」

と言い金髪で赤い目をした少女が茂みから出てきた。

「なんだ女の子か、」

僕はホッとし落ち着いていると、

???「君は里の人たち?」

と尋ねてきたので僕は、

悠貴「いや、今さっき幻想入りしてきた。」

???「そうか、そうなのか〜」

突如少女が笑った。その笑い声の僕は何か悪寒を感じた。次の言葉は僕を恐怖に染め上げるのには充分だった。

???「君は、食べていい人間なのか〜。」

突如僕は悲鳴をあげた。叫ぶしかなかった。周りに人の気配は無く僕1人、もちろんここがどこなのか分からないから逃げたとしても、追いつかれるのが目に見えていた・・・そんなことを考えていると、その少女は僕にめがけてものすごいスピードで走ってきた。その速度は凄まじく一瞬で距離を詰めてきた。僕はとっさに能力を使って回避した。初動の一発は、なんとか避けれたが、その少女のパンチは地面が数cmへこむほどの威力だった。

「こんなん当たったら一溜まりもないぞ。」

そんなことを言って立ちあがろうとしたとき、

「あ、、れ?身体が動かない。」

僕の体はどんだけ動かそうとしても動かなかった・・・

???「アハハ、あのパンチだけでビビってるの?」

その少女はそう言って煽ってくる。

悠貴「そ、そうだな。ここでいう外の世界では、そんなパワー持ったやつ世界中探してもいないからな。」

動揺しながら、そんな事を言った

???「ま、その状態では動けなさこうだしもうそろそろ食べようかな?ま最後だし私の名前を教えるね。私の名前はルーミア、人食い妖怪ようかいだよ。」

悠貴「人食い妖怪か、、ここ幻想郷には強い妖怪がたくさんいるのか?」

ルーミア「そうだね。私よりも強い人はたくさんいるよ。じゃ、終わろうか。」

瞬間、、

僕の目の前に現れた。あまりにも早すぎたため、回避が間に合わず左肩に手刀がかすった。

だがその傷口は手刀では想像できないくらい深い傷だった・・・

僕はとっさに右手で抑えたが左肩から出てくる血の量に俺は絶句していた。

僕は地面に膝をつき、心の中で『こんだけ失血してたらもうこの体持たないんじゃないか?』と思っていたら

ルーミア「その血の出方だともう持たないかな?奇跡的に助けが来ても助からないんじゃない?」

そんなふうに煽ってくるもんだから。つい、

悠貴「まだだ、、まだ終わらんよ!」

とおっきな声でいい、ゆっくり立ち上がった。 

ルーミア「へぇ そんなに早く立ち上がれるなんて思ってなかったのだ〜。君はなかなか相手するのが面倒なのだ〜。まぁその状態では動くこともできなそうだけど。」

それはごもっともである。現に俺の体は立つ事はできても、回避したりなどの動きはできないのだから、、、、

ルーミア「じゃあおやすみなさい。」

そんな言葉が聞こえると、俺の目の前まで迫って来てた。

「、、っつ」

また手刀が振りかぶって来た

『今だ!』

即座に右腕を突き出し、能力を使って空気を圧縮する。その圧縮した空気をルーミアに向かって放った。

「ぶっ飛べ!!」

そう叫び、その圧縮した空気をルーミアに放ったそのおとは僕が聞いたことがないような轟音ごうおんだった。そしてルーミアと呼ばれる少女はこれをモロにくらい木に激突して倒れていた。そしてしばらく起き上がって来ないことがわかったが、肉体が限界を迎えたのか、そこで僕の意思はそこで・・途絶えた。





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この小説を見ていただきありがとうございます。これからも頑張っていきますのでぜひ次回にご期待ください。

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