輪郭
点と点を繋いで 線が生まれる
点と点が繋がって 線になる
どちらにせよ結果は同じことだけど
私は後者でありたい
世界を描く輪郭が
神様が私と誰かを繋いで生んだ線なら
未来という不確かですら、「不確かであること」を決められて
たぶん
いや、きっと
味気ない色に塗りつぶされてしまう
世界を描く輪郭が
私と誰かが繋がって生まれた線なら
今という不安定さえも
たぶん
でも、きっと
鮮やかな彩に染まりゆく
君という世界を描く輪郭が
君の「過去」ではなくて
君の「考え」と「空想」が
手を取り合って 形作っていてほしいと思う
誰かの輪郭は まだ完全には繋がっていなくて
次につながろうとする点を
探して、選んで、時々…間違えて
揺れている最中なのかもしれない
ぼやけた輪郭を
密かに、ゆっくりとなぞって ひびを埋め、確かめていくように
誰かの輪郭を辿りながら
そっと そっと
そんな風に君を知りたい
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