夢日記0803 俺単位足りてたっけ?
図書館にいると電話が鳴った。
石川と名乗る先輩からの電話だった。
「ゼミの発表の日付さ、変えてくれることってできへん?」
そこで俺は卒論が何もできてないと気づく。
ここで言うゼミの発表とは卒論の中間発表のこと。
「ごめんなさい無理ですね」
「あちゃー、やっぱそうよなぁ」
「そらそうっすよ。準備できてへんのに前倒しできるわけないじゃないっすか」
みたいな会話を交わして電話を終了。
電話を切ってからすっごい焦りだす。
そうや、卒論書かな……。
あれ、俺、これ書いてるけど三回までの単位って取ったっけ?
卒論かけても卒業できひんのとちゃうん?
的な。
で、ここで多分現実世界とごっちゃになる。
「あれ?俺って社会人してたよな?」
「やのに卒業要件満たしてへんのん?」
俺って大学出てから社会人してるよな?
社会人してるってことは単位は取れてる?
あれ、じゃあ今、卒論と向き合ってる俺は?
何?????
みたいな混乱に陥る。
そういえば、嫌いな先生の授業、出なかったかもしれない。
そういえば、単位の計算しててやばいまま放置してたかもしれない。
そういえば、高校も体育休みまくって、単位取れてなかったかもしれない。
あれ、
俺って。
高校留年してへんよな??
卒業して、大学行って、社会人してるよな??
あー、
やばい。
高校も休みまくってたかもしれん。
それこそ進級できひんほどに。
卒業してたっけ???
あれ、じゃあ……
ここにいる大学生の俺は?何???
どれが?
俺だ???
そこで、
目が覚める。
その時の朝の俺は幸福と不幸を
誰よりも瞬間風速で味わっていた。
「あー、俺、ちゃんと卒業して働いてたわ」
朝一にこんな一言を吐かせないでほしい。
心からそう思った。
でも、今働けてることのありがたみをちょっぴり感じた。
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