🔮パープル式部一代記・第四十六話
さて、いがぐりが藤壺にやってくる数日前に中宮・
「え? ど、どういったことでせうか……?」
そして、藤壺の
そんな
「どうなさいましたか?」
「どうなさいましたもこうなさいましたも……女房を全員集めて下さいませ……」
「え?」
そう、親王と内親王がくる例の、『おいでませ藤壺計画』において、物語と
「え? 女房たちの装束? 別に、ご心配なさらなくても問題なし……」
「~~~~まあまあせっかくの機会ですから! もうすぐ藤の宴も開催されますし! ねっ! ねっ!」
別に大丈夫なのに……壊滅的なセンスの
母屋で見かけなかった
「え? なぜに、こんなものが……? まあ、いまはちゃんと読めるけど……でもこれ……ちょっと話が大人向けのやつよね。仮名になったはずがまた続いてた……え?」
それから、
「知らない間に続きが出ていたなんて……あれ? でもこれうちの望月印の入った紙じゃない……
「ひょっとして海賊版を
「中宮さま、そんなことよりも装束を……ほら、こんなに美しい染め上がり……」
せっぱ詰まった母の声は、
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