🔮パープル式部一代記・第三十七話
そして、皇后が消えた
「御仏の仏罰が……ご出家なさっていたのに御子を授かった皇后さまは、鬼にさらわれたのよ……」
そんなことを、
帝は、その時代において、
「真実を言ったら……分かっているね……」
そう絶対権力者の道長に言われて、
***
〈 それからときが過ぎたあと 〉
定子さまを無事に送り届け? ついでに取材も終えて京に帰ってきた
「
「まあね……」
「あのさ……お前ひょっとして……」
「なに?」
「ま、まあ、いいや……執筆頑張れよ……」
「うん……言われなくても鋭意製作中……」
それから、
あのとき俺が、「定子じゃま、定子どうする、定子に、帝が首ったけ、一応姪っこ、定子呪詛……」とか言ってて……それで、ゆかりが……
「まさかね……ま、考えても仕方がないか……それよりあいつとんでもないことしやがって……」
季節は梅の花が咲く頃、そう、昨夜のでき事である。和泉式部に惚れ込ませて、彼女を深掘りするはずが、逆に、すっかり和泉式部にいれこんだ、「
「頭いて――!」
***
それから、結局、和泉式部は
「
「えっ、いまの言葉遣い……」
「あら、なんでもございませんのよ……ほほほ……」
彼女はのちに、ほとぼりが冷めた頃に、また内裏に出戻ってくるのであるが、それはまた違うお話……
***
〈
「
「そうかもね……でもさ、レポートはもういいんだよ……」
「へ? なんで?」
取りあえず藤壺の女房は、ひとり減って少し広くなった自分の
なお、『
「やっぱ、真面目すぎるのはね……」
そう言っていたとか、言わなかったとか……そして、お話はまだまだ続くのであった。
***
「今度さ、
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