第34話会下山公園から雪之御所公園まで

高校2年生の時の酒盛り的なパーティーが、舞後が初めて撃沈した日だった。

 友人連中は川に棄てようかと、相談していたが源朝久と北鈴幸次が八束の自宅に休ませようとしたが、途中会下山公園で水を飲ませてくれたから血中アルコール濃度が薄まり急性アルコール中毒も事無きを得た。

 あの時は社会を嘗め切っていたが、皆優しかった。

 俺一人の命を大切にしてくれた。

このまま寝入ってクマに食われてしまおう!

 イヤ、しかし神戸市にはクマなんて棲息していたか?

 そんなもん関係ないわ!

目覚めたら朝の遅い時間で陽は高く上り残暑厳しい一日が始まっていた。

「そんなこんなで会下山公園に寝て起きたら雪之御所まで歩いていたが、もう全然覚えてないよ。」

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