第3話

そんなやり取りをした数日が経った日のこと。

教室から出ようと帰り支度をしていたら借りた本が引き出しから出てきた。

そういえば返してなかったと思い、返却票を見てみたら、日付がかなり経っていることに気付き、慌てて図書室に向かった。

受付に声を掛けたら、彼女だった。

「こんにちは」

と言われたので、

「本を返しに来ました」

と答える。

彼女は本を受けとり確認をする。

「返却期限が過ぎているので気をつけてね。」

と言われたので、

「次から気をつけます。」

そう返答した。

その後、少しだけ彼女と雑談をして図書室を後にした。

この雑談をきっかけに図書室で二人で話をすることが多くなった。

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