第2話
数日が経ち、ある程度学校生活に余裕が出て周りを見渡せるようになった。
そのお陰でクラスメイトの数人と友達になることが出来た。
自己紹介の時に気になった彼女は案外普通だった。
孤立するわけでも無く分け隔てなく誰とでも話していた。
あの自己紹介は印象を残すためだったのかなとそんなことを思っていた。
ある日、用事があるのを思い出し図書室へ向かった。
調べ物をするためだ。
図書室で本を探したが中々見つからなかったので、図書委員に聞くことした。
受付で声をかけてみたら彼女だった。
「どうしたの?」
と言われたので、
「探したい本がちょっと見つからなくて」
と返答する。
彼女から色々と質問を受け、何とか探している本を見つけることが出来た。
「ありがとう」
とお礼を言ったら、彼女は微笑んで
「どういたしまして」
と返してくれた。
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