第8話 勉強会 - 1

 まえがき


 どうも作者のおおにししのです。

 高校の勉強が何もわからないため勉強会の内容を書く事ができません(こんなのはただの言い訳です。要はただ細かく書くのが面倒になっただけです。細かく書いても良いんですがボロが出そうなので)。なので前半は美希ちゃんの反応(心の声)だけをダイジェストでお送りします。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――


 勉強会―――


 うわっちょっと健人君、近い近い!顔近い!やっぱり顔が赤くなってるって?君のせいだよ!


 え、まって、字丸っこくてめっちゃかわいいんですけど!イメージと全然違うなぁ。


 うわっ、目があっちゃった。やば、ずっと見てるのバレたかも。恥ずかしっ。


 え?いや、本当に体調は大丈夫だって。元気だよ。なにもないから。赤くなってないもん!もう!


 あっ、手が当たっちゃった。なんか恥ずかしいなぁ。あ、健人君も赤くなってる。ふふっ、可愛い。


 ん、なに?どうしたの?え?顔がにやけてる?本当!?…ってちょっと!笑わないでよ!


 ………え?今なんて言った?可愛いって言った!?もう!からかわないでよね!


 え?本当?本当にそう思ってるの?私が?………うぅ、そんなに簡単に可愛いなんて言わないでよぉ………


 あ、大丈夫。そんな謝らないで。君は悪くないから。まぁだけどあんまりからかわないでよね!それと前にも言ったけどそんな簡単に好きでもない女子に可愛いなんて言っちゃダメだからね。わかった?


 ◆


「あぁーー、疲れたぁーーー。」


 只今の時刻は十二時。勉強に区切りをつけて昼休憩中。


「これから昼ご飯つくるんだけど美希はアレルギーとかで食べれないってものある?それと食べたいものとか言ってくれればつくるけど。」


 ん?あぁ、そういえば健人君がお昼つくるとか言ってたっけ


「うーん、特に無いかなぁ。あ、じゃあ健人君の得意料理を食べてみたいな。」


「あいよ、かしまり。」


 ん?かしまり?なにそれ。「かしこまりました」の略っていうことは何となく分かるんだけど………


「かしまりって何?かしこまりましたの略?」


「そうだけど何か?もしかして言わない?」


 その略し方するのは君くらいだと思うけど………


「まじかぁ、言わないの?うわぁ、普通に使ってたぁ…めっちゃ恥ずい」


 え?もしかしてずっとその略し方してたの?


「他の人は何も言わなかったの?」


「確かに、言われてみれば変な顔してたかも…だめだ、これ以上深堀りするともっと恥ずかしくなる。」


 そんなに恥ずかしがってるとからかいたくなってくるな………


「いつ頃から使い始めたの?ていうかなんでその略し方にしたの?どっかで聞いたり?それとも自分で考えた?それと―――」


「………もうやめてくれぇ!これ以上僕に恥をかかせないでくれぇ…」


 …なんかかわいそうになってきたな、もう泣きそうだよ、健人君。流石に謝るか


「ごめんね。流石にからかいすぎた。」


「いいよ、もう過ぎたことだもん。」


 うわぁ、すねてる………可愛い


 あ、そういえば


「上で電話してたって言ってたけど誰からだったの?」


「ああ、それね。前に僕の友だち全員彼女持ちって話したじゃん?」


「うんうん。一緒に昼を食べる友達がいないって話したね。」


「………話やめて良い?」


「ごめん。続けて」


「で、その僕の友だちの一人。朝日光輝って知ってる?」


 え?朝日光輝ってあの?


「学年一の文武両道の?」


「そう。そいつに今度遊ばないかって誘われただけ。」


「それはもういいや、ていうか光輝と友だちだったんだ」


「うん、そうだけど…何?釣り合わないとか言う気?」


「ううん、ただ何も聞いてなかったから。………『健人君もかっこいいよ』」


「ていうか「光輝」って呼んでるけどそっちこそ仲良いの?」


 良かった、聞こえてないみたいだ。

 あれ?光輝の方から何も聞いてない?


「私と光輝、幼馴染だけど。」


「え?そうなの?何も聞いてなかった………ていうか僕が美希と仲がいいこと誰にも言ってないし…」


 ああそうかなるほど、それなら聞いてないのも納得だ


「私も光輝と幼馴染だってこと秘密にしてるからね。」


 周りから絶対なんか言われるもん。良い方も悪い方も、特に女子は陰湿だからね。


「ふーん、まぁいいや。新情報ゲットしたし。」


 良いこと聞いちゃったからね


「あ、そうだ。料理なにか手伝おうか?」


「ううん、大丈夫、もうできたから。」


 はやっ。いや、視界の外でなにかしてるなとは思ってたけど人と話しながらこんなに早くできるの?


「え?これくらい普通じゃない?」


 いやいや、


「めっちゃすごいと思うよ。私も料理はよくするけど人と話しながらこんなに速くできないし。」


「ふぅん、そんなもんなんだ。」


 何か嫌味っぽい言い方だな。………まぁいいけど。


「で、何作ったの?」


 すごいいい匂いがするけど…


「僕特性カニカマチャーハン。」


 なにこれ、めっちゃ美味しそうなんですけど


「めっちゃ美味しそう………」


「そう?ありがと。」


 健人君がニコッて笑った。やばい、めっちゃ眩しい。直視できない………

 目を逸らしてる私を見てか健人君が


「今日ちょっと様子がおかしいけど何かあった?未悠になにか言われたとか。」


 うっ、勘が鋭いな。表情で悟られないように平常心平常心。


「ううん、別にそういうわけじゃないけど…」


 上手くできたかな?


「ふうん、そうなんだ。ならいいや。それより早く食べよ。お腹すいた。」


 よしっ!なんとかごまかせた。危ない危ない。


「そうだね。運ぶのは手伝うよ。」


「うん。ありがと。あ、お茶もほしい?いれようか?」


「あ、お願いしても良い?」


「うん、わかった。」


 準備を済ませ、二人共テーブルに着き、


「「いただきます。」」


 うまっ!健人君めっちゃ料理上手いじゃん!


「ふふっ、ありがと。」


「なんだろう、こう…すごい美味しい。なんて言えば良いんだろう…こう………。」


 言葉で表現するのって難しいな。


「美希って食レポ下手だね。」


「そんなに経験ないし…」


 それに、わかってはいるけど自分で思うより人に言われるほうが断然傷つく…


 ◆


「ごちそうさまでした。」


 二人共食べ終わり食器を洗い終えたところで


「そろそろ午後の勉強に入る?」


「そうするか。」



 午後の勉強に入ることにした。

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クラスの氷姫を助けたら僕にだけ甘えてくるようになった おおにししの @Mira-Misu

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