第5話
ずいぶん前に「猫たちの隠された生活」という本がベストセラーになって、読んだことあります。
大方すっ飛んでいるので、今ググって調べてみると、作者は人類学者で、ブッシュマンとかの部族をフィールド調査した人らしい。で、そのアフリカにいたころにライオンのことをいろいろ知って、内容にはライオンの生態の話が多い。
原題も「トライブ オヴ タイガー(虎の部族)」で、人類学っぽい。その中に猫のエピソードが混じっていて、売れんかなのために?こういうタイトルになったらしい。
で、本を探すのが面倒なので、ぽつぽつ思い出した蘊蓄を書くと、猫の種族がゴロゴロのどを鳴らすのは、狩りで仕留めた獲物に「安楽死をさすため」というのがあった。
ゴロゴロのどを鳴らす音はなんとなく心地よいが、これはこの音で「エンドルフィン」という快感ホルモンが分泌する作用があるから、なのだそうです。
モルヒネと同じなんですね?妙に自然の摂理に納得する話だった。
美香ちゃんを飼い始めたころに「ねこのきもち」という雑誌を購読していて、ボクがわりと当時はうつ病ぽくて読まないでいると母が読んでいたりしました。
猫本も猫雑誌も、猫の気持ちを知るための「ソロモンの指輪」?やからまたとってある古雑誌を読み直したいなあ。…
猫のいろんな謎行動とかの意味はいまちょっと動画を観ていても無数に解説がある。TikTokとかにも多いよな?
ある猫の漫画を描く人の泣かせる話があって、もう死んでしまった猫が、よくその人に向かって両目をゆっくりと開閉するという”謎行動”をしていて、その人は意味が分からなかった。
猫の死後に、なにかで、彼女はその動作が猫の”大好き”という愛情表現だったというのを知る。
その猫ちゃんは虐待経験のある保護猫だったので、それを知った飼い主さんは”うっつうっつ”と思わず泣き崩れる…
猫の好きな人なら誰もが思わずもらい泣きする、なんだか身につまされる話だったことです…
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