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ベアトリスの後世評をありがとうございます。
基本的に資料研究が進めば文章その他諸々が出てくるので、国と結婚した人、愛していたのは王国って評価に収束しそうではありますね。国の発展に心血を注いだ公人と後の国民は誇る事になるのでは。この時代にガラスの天井を破っているので、女性としては社会進出の希望の星扱いかなと。ある種熱狂的な女性活動者のお題目になり、反面地位を追われる分面白くない男尊女卑的な価値観の人には、ずっと悪女呼ばわりで風評被害とヘイト担当みたいな感じに歪んで語られる事も多そうでちょっと気の毒ですね。この類の話は史実より創作物や、特に演劇の女優さんの印象によってベアトリス像が固定、つまり迫真の演技でよりキッツい所とかを強調されそうなので。
出来れば子供達の姿も、どうだったか知りたい所です。案外ネラ辺りが一番凄い功績を陰ながら成し上げていそうですね。
雑感としてはベアトリスは女性の身で男性と同様の仕事をした、で、どうも後世の安定振りを見るにネラが姉として弟妹を活用して影で国外勢力も含めて保育園の保母さん宜しく手の平でコロコロやったんじゃないかなって。あの子ライアン・シャロン・ベアトリスを一番よく見てそうですので。『女性』の政治家をやれてたんじゃないかなって。
作者からの返信
鋭い評価をありがとうございます。ベアトリスは個人として以上に女性の位置付けが大きく影響するので、後世の評価は揺れますよね。でも有能で業績があったことは認めざるをえないでしょう。
ネラ達兄弟は少し書き足すことにしました。よければまたご覧ください。
織田、豊臣、徳川か、、、。
主役三人の目的地が全部バラバラだから噛み合わなかったんだよな。
1番目的から離れた人生を送る羽目になったのはライアン、1番目的に近い人生を送れたのはベアトリス、シャロン時代の失敗でプラスマイナスゼロのシャーリーかな。
個人的には呂后と同じような事したのに、良く帝国が動かなかった事が不思議。
(呂后には対抗できる国はなかった。)
皇太子妃が上手くやったのと、ライアンの子達の能力を過大評価した事が要因かな??
子供達は最初に誰かが亡くなる時に集まって過去を思い出す話とか読みたいかも。
作者からの返信
ベアトリスが政権握っていても軍は健在ですし(幹部は代わりましたが)、以前からの同盟国です。それになんと言っても帝国からは皇女という人質もいるので、多少の隙では攻め込むのを躊躇するのでは。
「ベアトリス党」はすごいですね。女性であっても辣腕をふるうことにためらいのなく自己顕示欲の強いベアトリスなら自らの名前を冠した政党があることを喜ぶでしょう。平和な時代になって自由な歴史研究が許されるようになると、安定した治世を作った政治家が、大衆の人気とは別に評価が高くなります。ベアトリスなしではポトフ王朝はできなかったし、そののちの平和もなかったんじゃないでしょうか。同時代ではなく、後世に評価されるタイプの政治家ですね。孫に囲まれる?あなたはそんなもの望んでなかったでしょうに。
作者からの返信
そうですね。
明治維新の大久保利通もそうですが、政権の基盤を整える役回りの人は人気薄です。
まして、ベアトリスは女性なので評価が低かったところです。
孫に囲まれたいと言ったのは、押し込められた後の最晩年なので弱気になってたのかも。
男だったら王にしたっていう父親の言葉が呪いになってたんだろうなぁ。
強く覇気があり、人望もあるライアンと己を重ねすぎて自分が王だったらを全力で続けてしまったのが晩年の孤独を招いたんだろうな・・・
王派と王母派が釣り合わず即捕まった所から見てもわかるけど強硬すぎたね・・・
作者からの返信
むしろ自分が王国を支えなければという自負が強かったのでしょう。ライアンは成り行きまかせのところが大きく、国の行く末まで考えてなかっただけに、思うところも多かったでしょう。
一旦完結ありがとうございました。
すごく楽しませていただきました。
エピローグがこういう形式になるとは思ってませんでしたが、
後世歴史学者的な視点面白かったです。
もし教えていただけるならネラは結婚できたのでしょうか?
一番ファザコンっぽかったのでw
作者からの返信
ありがとうございます。
子供達について思ったよりリクエストがあったので少し書き足します。
次はどんな様式にしましょうか。
ライアンとシャロンがいないときに子供の面倒をみて母上となつかれていたし可愛いと感じて女の子がほしくなったり愛や家庭がどうでもいい人ではなかったですよね。
愚かな悪女と違って財を食い潰したり奔放にやってはいないし国をしっかり運営してましたし苛烈ではあったが悪女というか王でしたね。
最後は失敗して修道院行きでしたが別に過酷な生活なんかさせられて無いだろうし、逝くまで10年ちゃんとやれてたのも含めて頼もしさと肩の荷の降りを感じて代替わりに満足もしていたのではないかと思います。