応援コメント

失敗の人生」への応援コメント

  • 面白い物語で一気に読んでしまいました。
    最後は切ない話でしたね。
    恋愛といえば聞こえはいいがクズに熱上げてもいい事なんてないですね。
    歪も深い愛になってて家族の愛は強いだけに親たちの末路はショッキングでしたね。
    ベアトリスとライアンは苛烈な中で必死に生きましたね。
    ベアトリスは最後あれな事になりましたが、王家として生き、どうしようもなくつぶれるだろう王家を建て直し自分の血筋と王家を残し、円満な家庭も味わってはいたし殺されずに終わったので人生のトータルはかなりのプラスでしたでしょうね。
    晩年の失策、耄碌、頑迷さは愛していたであろう頼りになる夫で救世主だったライアンを失うというダメージの影響が大きかったんだろうな。

  • ライアンもその家族も最後まで領主でしかなかった。そこが王妃の器たるベアトリスの悲劇でしたね。

    作者からの返信

    その通りです。
    ライアンはなり行きで王国を掌握しましたが、最後まで王になることを拒否しましたから。
    ベアトリスが尻を叩き、政治に手腕を振るわなかったら、もう嫌だと帰っていたかもしれません。
    ちなみにライアンのモデルの一人は上杉謙信ですが、この人も嫌になると寺に逃げ出してました。

  • ベアトリスがゴミ掃除やったおかげで結果的に一番流れる血が少なかったけど、別に民のためとかじゃないし、こうなったらしゃーないから
    子供達は状況を利用したに過ぎない。


    ベアトリスが考えてる以上にライアンと子供たちは家族だったんだなってなったし、ベアトリスは良きビジネスパートナーにはなっても家族にはなれなかったんだな(というか家族の定義が違ってた)

    作者からの返信

    ベアトリスは自身の子と家のために脅かしそうな家臣を粛清したまでです。アシュリー達はその理屈は分かるので傍観しましたが、兄弟まで及ぶことには反対でした。
    そこは見解の相違です。

    そうですね、ベアトリスの考える王家の家族は血縁よりも国の利害を優先するものですから、定義が違うのでしょうね。

  • 愛ある辺境伯家で育ち、幼くして失った家族をこそ人生の縁としたライアン。
    愛のない王家で育ち、王族の義務や王家の悲願をこそ人生の縁としたベアトリス。

    ライアンはそんなベアトリスを解し、妥協も協力もしたが故に、対処もできた。
    ベアトリスはそんなライアンを解さず、最後まで利用することしか出来なかった故に、対処された。

    作者からの返信

    ベアトリスも立場に応じて変わろうとしました。辺境伯のままであれば良い貴族の夫妻だったのでしょうが、王になってしまった為に、ライアンとの隙間が広かったと思います。


  • 編集済

    ライアンの悲哀が…
    国士無双の英雄が個人としての幸せな人生を享受出来なかった事に思いを巡らせると、しんみりした余韻を感じます。
    シャロンもその美貌の為に狙われて過ちを犯すことになりましたし、ベアトリスもなんだかんだで王族としての立場に囚われていて、2人とも本来得られていた自分の人生の幸せが無かったのではと。
    才能・容姿・家柄があっても幸せになれない、むしろそれに翻弄されて個人の幸福な人生を送ることが出来なかった、というのは示唆に富んでいたと。
    とは言え新王朝を立ち上げるという大きな事柄は、この3人が居なければ成らなかった訳ですが。
    人間味の無い神格化をされるのも王朝の権威付けの為には詮無き事ですが、それでも寂しい感じがしますね。
    血の通った等身大の苦労を、せめて子孫達だけでも分かってあげて欲しいなと思います。

    作者からの返信

    才能と幸せは比例しないと思います。現代なら天才アスリートや歌手俳優が必ずしも最期が幸せに見えない人が多いように。
    ライアンは、仲の良い家族と食うに困らない財産と自由な時間が欲しいだけでしたが、望んでいない国を得た代わりに、欲しかった物は半分も得られませんでした。
    王族に生まれたベアトリスは権力を得られて満足立ったかもしれません。
    ライアンの苦労は歪みながらも子孫には伝わっています。

  • ベアトリスのやってる事は王国だけを見るなら正しいではあるのがまた・・・
    始祖血統戦争なんてよくある話、帝国以外のどこか一つでも血統消滅ってなったら王国公国帝国で地獄みたいな戦争に突入するのは火を見るより明らか。
    今を信じられなかったのが敗因でしたな。

    作者からの返信

    そうなんです。
    ベアトリスのやったことは王国的には当然の、褒められることです。
    アシュリーとその子孫は感謝してると思いますが、ライアンの遺訓の兄弟仲良くの方が重かったのですね。

  • ベアトリスは最後まで王家の呪いというか洗脳というかから
    解放されませんでしたね
    本人としては全うしたって感じでしょうけど・・・
    終盤近くまで本当に嫌いでしたが、
    読み終えた今は、ただただ悲しかったです

    そしてライアンの「オレの一生は失敗だ!」で
    悔しいような悲しいような気持ちになりました

    シャロンはまあ予想通り
    後悔役立たずって言葉を送りたいw


    まだエピローグがあるそうですので楽しみにしております

    作者からの返信

    ベアトリスは王族の血をつなぎ、王国を興隆させたことに満足感があると思いますよ。
    時々女帝でこういうタイプはいます。唐の則天武后とか持統天皇とか。あまり良くは言われませんが。

    ライアンは王国の主なんか全く望んでなかったし、その視野もポトフ領しかなかったから、大嫌いな王都なんかで死にたくないという思いでいっぱいでした。

    シャロンさんは最後まで夫の愛はあれど信用はない状態で、後悔しかない人生となってしまいました。

  • 英雄の人生もままならないものですね

    作者からの返信

    成り行きで英雄になった人も多いと思います。
    足利尊氏は豪族の次男が時勢の変転で天下人になりましたが、仲の良かった弟と殺し合いになりました。あまり自分で望んでいたようには見えませんね。

  • 面白いです!

    作者からの返信

    ありがとうございます!

  • 最後まで全王朝はカスしかいなかったな…。

    作者からの返信

    王族として頑張ってはいたのですが・・

  • なんとなく漢の劉邦を思い出した。
    彼の死後、皇后の呂雉は権力を握り、夫の一族を失脚させて呂一族を引上げる。
    そんな生き様と最期はなんとなく重なる。

    作者からの返信

    私は北条政子を少しイメージしてました。
    もともと王族という自負の念が強いので、政子よりも積極的かな。

  • 領地貴族と宮中貴族を比べたら、普通は受け継がせられる領地を持つ方が立場が強い(最悪、引きこもったり他の王家に臣従したり)はずなのに、いくら宰相の息子とはいえドクズがあそこまで恨みを買いながら身勝手なことができたのが不思議。

    摂政としてのライアンの描写がアッサリで、どれほどの権限があったのかわからないが、それほど領地にこだわりがあるのなら、遷都するなり摂政副都を造るなりすればよかったのではないかと思う。

    >名門公爵や王家の妻子を持つ実力者を生かしておく余裕がない
    >若いアシュリーの障害になる可能性のある功臣を粛清していった
    っていう記述からは処刑されたとしか思えないが

    >ベアトリスの粛清にあった者を赦免する
    って生きてたんか?


    >オレの一生は失敗だ!
    と言うなら転生してやり直しをしないかな

    作者からの返信

    領主か中央の役人かどちらが強いかというのは中央政権の強さ次第でしょうね。王権がつよければ王の機嫌をとれる宮廷にいないと、いきなり討伐されたりしますし。
    これまでの積み上げで王権が強くて、領主は逆らえなかったという設定とお考えください。

    ライアンはいずれ娘のいる故郷で楽隠居するつもりだったので、王都には出稼ぎの感覚です。

    粛清は大物は族滅、小物は流罪とか降格とかなので、生き残っている人もたくさんいます。

  • 面白かったです。
    ベアトリスはまあ、落ち目の王家に生まれたのが不幸でしたね。一応王家は継続できたのが幸いか。
    シャロン一家がまともで、浮気も陰口もなかった場合、国とライアンはどうなってたんだろうというのはたまに思います。

    作者からの返信

    シャロンが浮気しなければ王宮に関係せずに引き籠もって家族と領地を大事に生きてたでしょうね。
    本人的にはその方が遥かに幸せでした。

    王国はかなり行き詰まっていたので王様が再建できたかは疑問です。ライアンクラスの実力領主の協力を得ないといけませんが、そのための信頼関係が失われています。
    ベアトリスに帝国の皇族が充てがわれて、帝国の属国になるというのが落し所ですかね。

  • 大変、楽しませていただきました!
    もっと読みたい。ライアン、シャロンに次の人生でも幸せを。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    この手の話がすきなので、また書いていきたいと思います。

  • ベアトリス、そこまで出来るなら何故兄王やその子の時にそれが出来んかったんや。
    それさえしてれば、ポトフに頼らなくても王権は安定したやろうに。

    作者からの返信

    創業者の妻、王母という立場がないと粛清までは難しいでしょう。
    初代王の妻という立場は強いです。

  • ライアンの女運の悪さは、過去読んできた物語の中でもトップクラスだった
    どうすればライアンは幸せになれたんだ…
    こんな目に会わなきゃいけない人じゃなかった…
    自領で死にたいという最期のささやかな願いさえ叶わないなんて悲しすぎる

    作者からの返信

    一見栄光に包まれた人生ですが、本人はそう思ってなかったという話を書こうと思ったので、そう言って貰えるとさくしゃ冥利に尽きます。

    つぎはライアンが幸せに思えるほどの女運の悪い男の話を投稿しますかね。

  • ベアトリスは骨の髄まで王族でしたね。
    彼女の理想である強大な王家とそれを支える親族の辺境伯家(+大公家)という王朝の礎となれたのですから、実子にすら見放され、悪名に塗れた最期でも本望でしょう。

    作者からの返信

    その通りです。
    ベアトリスはそういうひととして書いたつもりなので、ドンピシャのご感想です。
    でも最後は少し権力に酔ってましたね。
    帝国に走らずに、クーデターを成功させた息子に、もう任せられると言わせようか迷いましたが、この方がベアトリスらしいかと思いました。

  • いやー良き物語でした!

    グラッチェ!