第1部終了時点での登場人物紹介。【今までのネタバレ】

☆主人公と仲間たち


・むっくん、またはムーク(偽名)


 主人公。

気が付いたらクソデカ森林に放り込まれていた転生者。

転生時に何らかのトラブルがあり、記憶の一切を失っている。

地球のことは『概念』としては知っているが、『エピソード記憶』はない。

経歴、性別一切不明。


 何の因果か、兜付きのゆるふわ芋虫ボディとして転生。

トモのアドバイスを受けつつ、ヒイヒイ言いながら魔物の死体その他を食べることで進化。

芋虫→6本脚のクソキモ芋虫→ずんぐりむっくり2足歩行カブトムシ→6頭身の兜付き人型虫人もどきに落ち着いた。


 一本角の兜のような頭部に、大きい目が2つと小さな目が4つある。

生物と鎧の中間のような体をしている。

本人曰く、『深夜特撮のダークヒーローみたい』


 死ぬような思いをし、何度か死にかけつつも森を脱出することに成功した。


 たまに、前世由来っぽい悪夢を見るがあまり気にしていない。

記憶がないので。

それよりもこの世界で生きる方が大事!と思っている。


 記憶がないからか、転生した時の状況からか、戦闘や殺害に対して忌避感があまりない。

食べないと死ぬので、食に対しては貪欲な一面もある。

言葉が通じて、なおかつ敵対しない相手は殺さないし、食べない。


 現在生後一年未満、身長170前後。

死ぬ思いで強くなったはずなのに生傷が耐えない現状に納得がいっていない。

子分のアカやトモさんと一緒に、楽しく長生きがしたい今日この頃。


 現在の装備

・オオムシクイドリの骨棍棒

・オルト・ファングの毛皮マント

・空間拡張背嚢、またはマジックバッグ(内部容量は貨物船コンテナ1つ分くらい、時間停止は無し)


保有スキル

『視覚補助(熱源)(暗視)』

『魔力吸収効率化』

『衝撃波(大)・全方位』

『高性能多腕制御』

『二足歩行効率化』

『隠形刃腕』

『撃発刺突棘・二段・任意射出』

『耐衝撃高密度甲殻』『対魔法甲殻』



・トモさん(むっくん命名)


 むっくんのアドバイザー兼、サポート役の女神。

それぞれの転生者に対して所属している神族の一柱。


 神族としてはペーペーの新人であり、ワンオペ。

この世界とは違う空間にある、自分専用のオフィス的な場所でむっくんをモニタリングしている。

本人曰く、『神の下請けの下請けの下請け』のような立場。


 地球からコピーした書籍や映像媒体を流しつつ、マルチタスクな感じでサポートをしている。

最近のお気に入りはゾンビもののドラマ、『スプリンター・デッド』(全20シーズン)とサメドラマ『増える!ヘッドジョーズ』(全12シーズン)


 むっくんがさらに進化して、ホログラムとして挨拶するのが当面の目標。

たまに親戚のお姉さんムーブをする。

本人曰く美人。




・アカ


 ヒロイン……あるいは子分その1。

『ニセムシ』という、吹けば飛ぶような弱小虫の魔物だった。

たまたま近くにいた(相対的)強者のむっくんの庇護下に入り、彼を『おやびん』と呼んで懐いている。


 紆余曲折の末、『デミ・フェアリー』という妖精の一種へと進化した。

エルフにとってかなり貴重な魔物だったので、それでひと悶着あったが今はとりあえず落ち着いた。

大怪我をした際にむっくんとの『パス(魔力的なつながり)』が強化され、トモの声が聞こえるようになった。


 全身タイツの上にピンク色の装甲を着込んだような状態。

背中にはトンボのような2対の羽が生えている。


 好きなものはおいしいもの(基本的に食べられるもの全て)、大好きなものは『おやびん』

幼いが知能は高く、戦闘・日常両方でむっくんの助けになっている。


 生後一年未満、身長20センチ弱。

早くむっくんと同じくらい大きくなりたいと思っているが、そうなると肩や頭に乗れないということに気付いて悩んでいる。


 現在の装備

・オオムシクイドリの牙ナイフ


保有スキル

『念話』『念動力』

『雷撃魔法』『火炎魔法』

『衝撃・魔力反転装甲』『魔力吸収効率化』『疑似撃発口吻・多弾射出』『剥離装甲刃』 




・ロロン


 ヒロ……子分その2。

『アルマード』と呼ばれる、アルマジロっぽい獣人の女の子。

部族伝統の腕試しの旅の途中、なんやかやあって森で彷徨っている所をむっくん一行に助けられて行動を共にすることになる。

むっくんに恩義を感じ、進んで彼らの旅の道案内をしている。

部族では一番の若手であったので、明らかに年下であろうアカを妹のように感じている。

なお、むっくんのことは自分よりもずっと年上の立派な虫人だと思っている模様。


 茶色の髪を腰まで伸ばし、モフモフの毛皮を着込んでいる。

背中の装甲の関係上、エプロンに鉄板を貼り付けたような防具を着込む。


毎日、寝る前に背中を磨くのが日課。

アルマードの女性にとって、輝く背中の装甲は何よりも大切なモノである。


 地球の東北地方の方言に似た、訛りの強い共通語を話す。

『じゃじゃじゃ(感嘆・驚きの意味)』が口癖。


 身長、約140センチ。

アルマードの成人女性は平均で180センチ前後なので、まだまだ子供。


 現在の装備

・オオムシクイドリの大骨槍

・革の小物入れ(塩入り)

・オオムシクイドリの骨ナイフ

・素材解体用ナイフ


保有スキル(推定)

『土魔法』




☆お知り合い


・おひいさま(リオノール)

 

 エルフの国のお姫様(末子)。

のじゃロリババアエルフ、年齢1000オーバー。


 姉に依頼された調査任務で森に赴いた際に、むっくんたちと出会った。

愉快な謎虫であるむっくんを気に入り、最後には国に連れて帰ろうと考えるほどだったがやむを得ぬ事情で別れることとなった。


 かなり柔軟な思考の持ち主であり、妖精に対するエルフの旧態依然とした考え方に疑問を抱いている。

それもあって、むっくん一行の脱出をサポートすることとなった。 


 国に戻った後、叔母である教皇と口論の末顔面を本気殴打。

国一番の教会の壁を貫通する程殴りつけ、その後怒りに任せて魔法を放ち、教会本部を破壊した結果……現在謹慎中。


 レクテスとラザトゥルという、腹心の部下がいる。

ほとぼりが冷めたら、西の国にコッソリ旅行に行こうか少し考え中。


一度縁談に失敗したため、向こう500年くらいは独身でいたいらしい。

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