四 折り重なる糸

 昨今の札幌は、お盆を過ぎても深夜にかけて高温多湿で熱帯夜になることが多い。やはりこの日も、外に出るともわっとした南風が吹いていた。

 優男は、光太郎の半歩先を少しふらっと歩きながら、先ほどまでの、隙あらば走って逃げ出さんという素振りはすっかり鳴りを潜めて、降参しましたと言わんばかりの、なんだかさっぱりした横顔をしていた。光太郎は、改めて「やっぱり、何か良いな」などと思いながら、つい先ほどの、優男の不可解な動揺の原因に迫るべく、まずは何から当てていこうか、頭の中で整理していた。

「良かったらですけど…買い物して、うちに来て飲み直します? 歩いて十分ちょっとなので」

 優男は、少しはにかんだような顔を見せて、光太郎の方を振り返って言った。先ほどまでの青白くこわばった表情から、ほろ酔いのほんのり赤らめた顔に戻っている。光太郎は、あくまで気弱そうに見える優男の潔さを少し意外に思いながら、「え、良いんですか? じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔します!」と、白々しい元気さで返した。

 コンビニでハイボールとコーラ、カットチーズを買い、ススキノの外れにある優男の家に着いた。外観やエントランスは年季が入っているが、重厚感のあるレンガ造りに蔦の絡まった、なんとも味わいのあるマンションの二階だった。

「どうぞ。ちょっと散らかっていますけど」

 スリッパを出してくれた優男は、さっと居間に向かい鞄を置くと、ドア前で光太郎を迎え入れた。室内はダークウッドを基調にしていて、うっすらアロマの匂いがする、優男のイメージ通りといってよい、さりげないが丁寧な暮らしが垣間見えた。

「ここ、一緒に住んでいた人が見つけて、二人で折半して買ってリノベーションしたんだよね。分譲なので、ほとんどがファミリーや夫婦だけど」

 優男は、控えめな朴訥さと飄々さが相まった感じというのだろうか。少し低めの声も心地良くて、光太郎はそんな特徴にも惹かれているのを感じながら、もしかすると、墓と人骨に関する真実に迫れるかもしれないという期待で舞い上がっていた。

「高崎悠です、よろしく」

 グラスを手渡しながら、優男はさらりと名乗った。そのイメージにぴったりな名前だなと少し嬉しくなりながら、光太郎は、名乗りもそこそこに「本題」を進めようとした。この人が墓の何かしらに関わっているのなら、単刀直入に当てれば良いだけだ。昔取った杵柄ではないが、週刊誌記者の職歴で培った感覚を、ここ一番で利用していた。

「自分は光太郎といいます。あの…さっき、人骨が投げ入れられていたと話した墓なんですけど、天神山霊園ってところで。ちなみに、苗字は旭で、丸に八重梅の家紋がついた墓石です」

 悠は、もはや憑き物が取れたような、さっぱりとした顔をしていた。まさか、こんな形で、自分が投げ入れた人の家族と出会うことになるとは。そもそも、法的には問題のあることなど百も承知の上だし、その辺の覚悟はできていた。ただ、捕まってもいいくらいに、期せずして訪れたこの因縁も得難いと思っていた。

「犯罪…だよね。入れた時から覚悟はできていたけど。ただ、まさか家の人とは一生会うこともないと思っていたので。さっきあんなことを言われて、本当に驚いてしまって」

 光太郎も、あれだけ、遺骨を投げ入れた人と、墓参者を突き止めたい願望に駆られていたのに、不思議と冷静でいられている。もちろん、それが犯罪に当たるやもしれぬことは承知していたが、そんなことよりも、目の前に、探していた人と、あの日投げ込まれていた謎の人骨の正体が、この瞬間に判明せんとしていることを、時折冷静に振り返っては驚いていた。つくづく、人生一寸先は闇、何が起きるか分からない。

 遺骨の取り扱いは、刑法第一九〇条で次のように定められている。 

 

 “死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する”

 また、墓地、埋葬に関する法律第4条にも次のようにある。

“埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない”


 墓への埋葬であれ散骨であれ、埋葬許可証を携えて粛々と行われなければならず、悠の行為は誹りを受けるものだろう。だが、光太郎は目の前の彼を咎めるつもりはまったくなかったし、それよりも、埋葬されたのは誰なのか、友蔵に関係がある人物なのか。真っ先に、それを知りたかった。

「婆ちゃんの四十九日で納骨する時、自分が墓石をずらして入れる役だったので、それは驚きました。たしかに、ちゃんとした家なら、警察に届けようとかなるんでしょうけど、うちの家族もテキトーなので。お坊さんにも、倶会一処だ、この機会に骨壺にあるお骨も全部中で一緒にして供養しようと背中を押されて、そうしたんです」

「そうだよね。ああして入れて、もしかしたら永遠に気付かれないかもしれないし、気付かれたとしても、次に誰かがお墓に入る何十年後かもなと思っていたので」

「いつ入れたんです?」

「三年前…」

「その前後から、親戚以外で墓参りに来ている人がいるね、って、うちで話していたんですよ。それも悠さん? 貼り紙、してありましたよね。あれ、自分が書いて貼っておいたんです」

「もちろん見たよ。あぁ、誰かが納骨されたか、掃除か何かで開け気付いたんだなって。書いてあった連絡先も一応控えたけど…そりゃ、できないよね」

 光太郎も詰問したいわけではなかったが、ここ数年抱え続けてきたミステリアスな出来事が目の前で詳らかになろうとしていることに、言いしれぬ興奮が沸き起こっていた。骨室を開けた、あの時の秘密と圧があふれ出たような感覚を生々しく思い出しながら。

「で、あのお骨、誰なんですか? 祖父などと関係があるんですか?? それとも、通りすがりにうちの墓が開けやすいから入れただけ??? あ…責めてるみたいになってすいません。全然責めているんじゃなくて、ずっと気になっていたんで」

 光太郎は、これまでのモヤモヤをぶつけるように、核心の問いまでを一気にまくし立てた。

 缶ビールを開けてちびちび飲んでは、やや下向き加減だった悠が、うっすら笑みを浮かべて、少しほっとしたような顔をしていた。

「お墓に入れたのはね。お爺さんに面倒を見てもらっていた人なんだよ。それで、僕が十九の時から付き合ってきた彼氏。驚いたでしょ?」

「じゃあ…ずっと墓参りに来ていたのも…悠さん?」

「そう、僕しかいないよね」

 千歳で叔父夫婦に育てられた悠は、地元の高校を卒業すると札幌市内の書店で契約社員として働き始め、ほどなく一人暮らしを始めた。給料が安かったのもあり、小遣い分を稼ぐために、夜は男性同士の売春宿である通称「ウリセン」でボーイをしていた。その客として来ていたのが、三十八歳年上の福之助だった。

 物心がつく頃に両親と死別して、無意識ながらどこか父性を追い求めてきた悠は、少年期から親子ほど歳の離れた男性に惹かれがちだった。中学の頃にゲイであることを自覚したが、高校では親子ほど歳の離れたバスケットボール部の顧問に対して、ひそかに恋愛感情を抱いていた。

「福さんには、すぐアパート引き払って俺のところに来いって言われて。それからは、一度も喧嘩せず、自分が40過ぎるまで仲良く暮らしたんだよね。考えられないでしょ」

 悠は、小走りにクローゼットまで駆けて行き、A4サイズのアルバムを持ってくると光太郎の前で広げた。そこには、屋外で悠と並んでほほ笑む老紳士の写真と、友蔵とともに樺太から引き揚げてきた頃に撮ったという、セピア色に色褪せて端の方が白くこすれた、まだあどけなさも残る目鼻立ちの整った凛々しい青年が写っていた。

「え、この人が福之助さん? イケメン…というか、二人とも凛々しいですよね」

 光太郎は、やや下世話だなとは思いながらもそう言った。二十歳そこそこで軍服姿の友蔵は写真で見ていたし、身内の欲目を差し引いても、涼しげでまっすぐな目をした美しさには恐れ入ったものだが、それとはまた別の種類の美男子がそこにいた。

 男を容姿で好みか否か、瞬時に値踏みしがちなのはゲイの性だが、この若き日の二人が何かしらの絆で結ばれていたなら…と、これまた下世話な妄想が広がっていく。

「福さん、お爺さんのことをいっつも話していたんだよね。樺太時代に、親を亡くして戦争孤児になって駅にいたところを拾ってくれて、引き揚げる時も一緒に連れてきてくれたとかで。札幌に来てからも、家が決まるまで二階に住まわせてくれたって。自分が知り合った頃は、あの山鼻家具に勤めていたんだけど、就職もお爺さんが口添えしてくれたとか言ってた」

 光太郎は、祖父と福之助の接点をおぼろげながら知るにつけ、人骨投げ込みの経緯をまくし立てた。

「一昨年、祖母の納骨で墓を開けた時に人骨があって、それ以来、あれは誰なのか、自分は埋葬場所に困った誰かが、うちの墓が開けやすいから投げ込んでいったのかと思っていたんですけど。友人たちに顛末を話したら、『それ、お爺ちゃんたちに関係のある人なんじゃないの』って口々に言われて。それでしばらくして母から、祖父が祖母と結婚する前、一瞬だけ結婚していた人がいたらしいことを聞いて。じゃあ、その人かなと思っていたら、樺太での軍隊時代に面倒を見ていた人がいたとかなんとか、ついこの前聞いたばかりだったんで」

 悠も、法に触れることをしたというやましさに加えて、こんな運命的な展開を予測もしていなかったのもあって戸惑い続けていたが、福之助のたっての願いである「ミッション」を成し遂げた満足感もあった。

「福さん一家は、樺太で友蔵さんの隣の家に住んでいたんだけど、小学生の時に両親が立て続けに病気で亡くなったみたいで。一人っ子な上に、元々親族とも疎遠だったところに、樺太でまったく身寄りがなくなった自分のことを、すごく気にかけてくれたと言っていた。就職して一人で暮らすようになった時も、『お前がそのまま独り者なら、うちの墓に一緒に入ってもらおうって、女房にもよく話しておくので』と言われていたって」

 そう言うと、悠はまた奥の部屋から、今度はクリアファイルを持ってきた。見せられた書類には、見覚えのある友蔵の達筆な文字で、その旨の約束がしてあった。

 戦後、友蔵は北方銀行に就職して小口の営業担当として働いていたが、十六歳の福之助は、なかなか働き口が見つからずにいた。自分が身元保証人となり、総務部長が同級生だった山鼻家具に面接に行くよう勧めると、真面目で素直な人柄を気に入られてすぐに採用となり、以来、家具職人として定年の六十歳まで勤め上げたのだった。

 セクシャリティー云々で言えば、戦後間もない頃にカミングアウトなど、まったくもって考えられないことだったのは想像に難くない。二十一世紀に入って久しい現在ですら、偏見が怖くて、一生クローゼットでいることを決め込んでいるゲイは多い。福之助も、生涯のパートナーになった悠以外に、そのことを知る人はいなかった。

「福さんと一緒に住んで亡くなるまで二十三年、途中で養子縁組したので親子で通していたし、特に不思議がられることもなかったかな…」

 ゲイの光太郎にとって、悠と福之助は歳の差カップルだなと思うくらいで、その関係性はよくわかる。ただ、なぜ祖父の友蔵が、自分の家の墓に福之助も一緒に入ることを望み、そんな提案をしたのか。そこはまるで想像がつかない。

 無縁社会などと言われて久しい昨今でこそ、遠くの親戚より近くの他人とばかりに、地域の仲良しで墓を作って一緒に入るとか、お嫁に来た人が年老いて、嫁いだ家の墓入るのはごめんだから自治体の共同墓地に入れるよう子に遺言しているとか、割とよく聞く話だ。でも、戦後の混乱期から今に至るまで、墓はいうまでもなく血縁の象徴であって、いくら、その人が独り身で、家族のような絆を得た関係だからといって、「一緒の墓に入れよ」など、果たして易々と言うものだろうか。

 光太郎は、きぬ子から事あるごとに聞かされていた、銀行員時代も、気さくで面倒見が良く「仏の旭」と評判だったという友蔵であれば、あり得ない話でもないとは思いながら、いまいちリアリティーを感じられずにいた。でも、二人の間に恋愛感情とは違った絆のようなものがあったのかもしれない。あるいは、福之助のセクシャリティーを含めた背景を知っていて、身寄りのなさを案じて老婆心で言ったのか。だとしても、墓に一緒に入れなんて、そんな発想になるものかと、光太郎は脳内をぐるぐるとさせていた。

 Tシャツと短パンに着替えてきた悠が、光太郎にも着替えるようにそれを手渡すと、ダイニングから冷えたハイボール缶と小綺麗なアイスペールを運びながら、脱力気味につぶやいた。

「一緒に暮らし始めて二、三年経った頃かな。この話をされて、思わず『えっ、俺と一緒の墓に入らないの?』って聞き返したんだよ。そしたら福さん、『友蔵さんにそう言ってもらったのが先で、悠くんと出会うずっと前の話だから。でも、俺の骨を手元に置きたいなら、喉仏と半分くらいは分けてもらって、一緒に入るお墓に入れてもらうなり、任せるよ』って。あの時は、自分もまだ二十代前半で、お墓がどうこうなんて全然現実味はなかったんだけど、ちょっと嫉妬しちゃった。恩人に一緒の墓に入れと言われているとか、頭では理解できても、ね」

 光太郎は、悠にそう言われて、モヤっとしたものの正体に合点した。友蔵との細かな経緯は分からないにせよ、旭家の墓に福之助さんが一緒に入っていたのには驚かないし、むしろ、人骨の正体が分かって良かったと安堵すらしている。でも、四十歳近くも年下の、こんなに素敵なパートナーの彼がいるというのに、その存在を差し置いて、いくら世話になった人だとはいえ、面識もない先祖の眠る墓に入るなどということに、抵抗はなかったのだろうか。

「友蔵さんが結婚してすぐの頃、家にお邪魔して奥さんに手料理をご馳走になったとか、正月恒例で、友蔵さんが職場の同僚の人も呼んでやっていた麻雀大会に混ぜてもらっていたとか。奥さんにもよくしてもらっていたって言ってたんだよね。お子さんやお孫さんのことは何も言っていなかったけど」

 たしかに、友蔵は、正月の三日に会社の後輩などを集めて、夜遅くまで、きぬ子の手料理や酒を振る舞いながら、毎年恒例の麻雀大会を主催していた。その記憶は割とはっきりとある。

「へぇ。あの中にいたんだ、福之助さん。何か、急に身近な存在になるな…」

 光太郎は感慨のような戸惑いのような、なんとも整理のつかない感情で忙しかった。考えたら、きぬ子の納骨以来、長きにわたって旭家の「ミステリー」でしかなかった事件が、ブリリアントで悠と出会ったこの二時間ちょっとで急転直下、いきなり真実にたどり着こうしているわけで、無理もないだろう。

「で、分骨はしたんですか?」

 光太郎は、不躾な質問なのも重々承知で、でも、悠の鷹揚さと律儀さへの歯がゆさから、あの投げ込まれていた人骨の他に、きちんと分骨して、自分の元にも置いたのかというのが気がかりだった。

「あ、うん。言われた通り、喉仏と三寸分の壺に入るくらいを、ほら」

 悠は、奥の部屋の観葉植物が並んだ棚の方を指さすと、そこにも笑顔の福之助と悠が収まった写真立て二つの横に、淡いグリーンの茶筒のようなものが置いてある。それを奥から持ってきて、満足げに微笑みながら、再びソファの光太郎の傍に腰掛けた。

「いまは結構、お洒落なものが多いんだよね。これだとさ、骨壺には見えないでしょ?」

 それは高さと直径十センチのフタがついた筒状の有田焼で、分骨用に使われる陶器だった。上品な花の紋様が控えめで美しい。

「桐箱と巾着袋もあるんだけど、閉じ込めているみたいになっちゃうし、この模様は見せないとね。というか、来客もいないけど。市民墓地に入れる予定だけど、ずるずると時間が過ぎてしまって。自分が死んだ時は、従兄弟とその子供に、札幌市の共同墓地に入れてもらうようにお願いしてある」

 光太郎は、そのさりげなさとセンスの良さに感心していたが、同時に、旭家の墓を開けた時の、あの雑多な光景を思い出し、そのギャップにも戸惑っていた。

「でも…なんで、骨壺じゃなくて、あんな土のう袋でぞんざいに投げ込んだんですか? あれだと、正直福之助さんが気の毒だし、うちが警察に届けるとかしたら、一緒に埋葬されなかった可能性もあったわけだから…」

「いや、いくら福さんからの託けだったとはいえ、赤の他人様のお墓に入れるなんてできないよなぁと思って。で、何度か下見に行って、じゃあ、お墓の隣に埋めようかと、ある日の夜に車で行って、穴を掘って埋めようとしたの。それも無謀なんだけど。あれ、土のう袋じゃなくて、福さんが仕事で使っていた家具材を入れていたやつなんだけど。で、自分と入る共同墓地の分は残して、残りを骨壺からあけて袋に入れて持っていったんだよね。でも、いざスコップで掘り始めると周りは大きな石だらけで。あ、これはダメだ、約束通りお墓に入れようって」

「えっ。ずいぶん混乱していますね。びっくり…」

「お骨は一周忌が終わるまで家に置いていたんだけど、しばらく、混乱していたんだと思う。でもね、こっちも、いずれ家族のどなたかが納骨される時に分かるので、願わくば、一緒に土に還してもらえたらなとか、申し訳ないけど、そのくらいで呑気に考えていた。とりあえず、友蔵さんと同じ場所に入れておいたら、あとはご家族が状況を把握していて、何とかしてくれるんじゃないかって」

 途中から、支離滅裂ともいえるその行動を、隠すこともなく発するその姿を見て、光太郎は、また少し戸惑っていた。この人は、一体、どこまで実直な人なのだろう。と同時に、福之助への深い愛情も垣間見せられた。そして、悠にすごく惹かれているのが分かった。

「まだ、出会って数時間しか経っていないのに、ずっと前から知っているような不思議な気分ですよね。悠さん、明日休みですか?」

「あぁ。自分、土日は休みだから」

 ダイニングチェアの背もたれ越しにまたいでこちらを向いて話していた悠は、少しはにかんだような顔をして、疲れをふっと吐き出すようにシャツのボタンを二つ目まで開けた。そして、ソファにいる光太郎の隣にぴったりとくっついて、そのまま膝枕で眠ってしまった。色白の、ちょっと気弱そうな塩顔の寝顔。光太郎は、まさに求めていた男と電撃的に出会った興奮から、どうにかしてしまいそうだったが、気がつくと眠りに落ちていた。

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