3.火種(サンド)

切っ掛けは、成人と結婚だ。




ジャントは15になった時に、成人式を迎えた。この時、事実上、陛下の後継者として正式に認められ、「皇太子」となる。キャビクでは、「第一位後継者」と呼ぶ。


オーレオンは変わらず補佐を続けるが、国王の代理は、ジャントになる。(陛下の病状は一進一退で、戴冠式も、そう遠くない、と考えられていた。)


「ようやく、年に合った格好が出来る。」


と、ジャントは心から喜んだ。


公の席で着る服は、ナスタシャが選んでいたのたが、基準をエイドルに合わせて揃いの服を誂えるものだから、ジャントが着たら、大人が大きく仕立てた子供服を着ているように見えて、見映えが凄まじかった。二人は髪の色も目の色も同じだったので、ジャントに合わせて服を選ぶなら、エイドルは大人っぽい格好が出来て、むしろ喜ぶと思うのだが、ナスタシャはそうはしなかった。


しかし、式服の事は、まだましな話だった。




ジャントは成人したら、直ぐに、シールと結婚する予定だった。もともとキャビクの伝統では、子供を作れるようになれば、成人が決まった。しかし、早すぎる出産は、特に女性に負担がかかり、早婚は人身売買に利用されやすい。陛下は、原則15歳に統一した。結婚可能な年齢も同じにした。例外は無いわけではないが(女性が妊娠した場合など)、許可を出すのは教会で、宗派にもよるが、審査は厳しかった。


余談だが、マニクロウの領地では、男性が成人なら、女性は何歳でも良いという慣習だったために、諍いの切っ掛けは、この法案だった。


しかし、マニクロウは特殊例として、全体的に、王族や貴族、身分の高い家は、年の近い者同士で早く婚約し、結婚して、跡継ぎの子供を作りたがった。なので、ジャントも成人後に、すぐ結婚することが期待されていた。


しかし、結婚式は行われなかった。成人式の直前に、カミュイーネが亡くなっていたからだ。養女とはいえ、母親が亡くなった場合、三年間は喪に服す。とは言え、閉じ籠って家から出るな、までは今は無い。慶事を控える、派手な格好をしない、程度だ。結婚は禁止事項に入ってしまうが、教会に届けを出して、双方の合意があれば、直ぐに結婚出来た。だから、ジャントとシールには問題はなかった。シールはジャントより半年遅い生まれのため、式は彼女が15歳になってからにはなるが。


しかし、ナスタシャが猛反対した。喪中の結婚は、何が何でも避けるべき、というのが、彼女の主張だった。確かに、不吉とする考え方も根強くあった。フィルスタル・キャビクは、殆どがキャビク聖女会だ。カミュイーネはアルコーデラ教だが、シールはキャビク聖女会、ナスタシャは元はラッシル正教会だが、結婚する時に、キャビク聖女会に改宗していた。確かに、ラッシル正教会は、保守的なキャビク聖女会よりも、当時は反動化していて色々と古臭かった。しかし、ここはキャビクだ。改宗したのに、彼女の言い分は、非常に理不尽だ。が、結局はジャント側が折れた。母親を亡くしたシールが、ジャントとナスタシャの仲を心配したためだった。


シールは、結婚までの三年間、アルトキャビクの、キャビク聖女会の修道院に付属した、女学校で過ごす事にした。これはオーレオンの薦めだった。ここの修道院長カードナは、陛下の父親の養人だった人の娘だ。彼女の父親「山鳴りのカーデル」は、優れた武功を立てた英雄的人物だった。カードナ自身も、今でこそ修道院長だが、昔は女傑として有名だった。


自分の娘よりも、養女に手厚い庇護を与えるオーレオンには、揶揄する声もあった。


シールは安全に守られる事になったが、もともと、自由に過ごしてきた彼女には、窮屈だっただろう。この後、二人には、たまにしか会えない日々が続く。


そうして一年後、ジャントの16の誕生日、夏の宴席での事だった。


彼の誕生日は、「炎の日」と呼ばれる、古い祝日だった。アルトキャビクでは、庶民は五日間、祭を祝う。教会の祝日ではないが、元が昔の大噴火の犠牲者を悼む日だったため、教会で祈りを捧げる人々も居た。このため、教会は文句は言わなかった。


この日は、陛下も珍しく、体調が良かったため、王座から、皆に言葉をかけていた。


キャビクの宴会は、とにかく酒だ。しかし、最近のは、コーデラやラッシルで流行っている、舞踏会とやらを取り入れている。ダンスの下手な俺は、始まると、酒とを持って、庭のほうに出た。


外套なしに、夜に外に出られる季節は限られている。それを満喫すべく、庭にも椅子とテーブルが沢山出ていた。


カイオンとガルデゾが、同じテーブルで酒を呑んでいた。俺は、カイオンに、久しぶりの挨拶をして、そのまま会話に加わった。


カイオンは、明るい男で、酔うとますます、明るくなる。ガルデゾは、酒に強くて、滅多に酔っぱらわない。カイオンが、


「ベイソンは、意外に出来るやつだが、ちと狡っ辛い。でも、締り屋なのは良いことだな。こっちは、ナスタシャ様のお陰で、金には不自由してないが、無駄に贅沢なのは良くないし。」


「モライは、いかんな。がっしりして、力は強いんだから、戦斧か大剣を使えば一廉の者なんだが、双剣術が流行ってるからって、格好良さ重視でね。外見と反対に、性格は、押しが弱いというか、根性がない、というか。下の者に対してだけは、強気なんだがな。」


と、明るく愚痴をこぼした。


「そういえば、お前、ダンスは得意だろ。呑んでていいのか?」


と、ガルデゾが言った。


「ああ、悪い。エールと踊る約束だったか。ちょっと行ってくる。でも、使い物になるかなあ、今の俺は。」


と、カイオンは広場に戻った。ガルデゾは、


「お前も、シャルリと踊って来いよ。陛下のお誕生日の時は、約束して、すっぽかしたから、ずっと俺と踊ってたぞ。」


と笑った。勝ち気なシャルリだが、ダンスは緊張するから、と、俺達としか踊らなかった。


俺は、


「彼女は、今夜はジャントと踊ってるよ。俺はどうもなあ。お前は得意だからいいが。」


とガルデゾに言った。実際、ダンス自体が最近の流行りで、格好良く踊れる男性は貴重だった。俺やジャントには、向かなかったが。


「さすがに、女性の頭頂部を眺めるのは飽きたよ。俺と背が釣り合うのは、シャルリくらいだからなあ。あとはナスタシャ様か。」


ガルデゾの口からナスタシャの名前が出た時、俺は相槌を打つのが、少し遅れた。


「あの方の気持ちも、わかるのだが。ラッシルの今の皇帝は、即位して直ぐに、弟を殺した。それと重なるんだろう。コーデラでも、王族の派閥争いの噂が、こんな所まで聞こえてくるくらいだ。」


俺は返事をする代わりに、酒を煽った。ガルデゾも、俺から瓶を受け取り、自分の杯に注いだ。


今日は、盛夏産まれの、ジャントの誕生日だ。エイドルは初秋産まれなので、誕生日をまともに祝うと、ナスタシャの双子説は崩れる。なので、夏から秋にかけてのこの時期は、彼女の機嫌は悪くなるが、同時に、双子の主張も、影を潜める。俺達に取っても、溜飲が下がる時だ。何もそんな日に、ナスタシャを弁護しなくてもいい。


「そう言えば、ラッシルから良い馬を大量に買うから、騎馬部隊の編成が変わるかもしれない、と、父が言ってたな。個人的に、コーデラの方が、いい馬が多いと思うんだが、父は馬より船派だ。お前はどうだ?」


ガルデゾは空気を読んで、話題を変えた。俺は残念ながら、馬はラッシル派だ。寒冷地には、寒冷地の馬の方がいい。


そう答えた時、室内から、シルスが転がるように駆けてきて、


「大変だ!切り合いが!」


と叫んだ。俺達は剣を抜き、広間に戻った。


俺達がいた庭の、丁度反対側の庭に出る入り口辺りで、ジャントと、モライが、剣で切り合っていた。


まさかジャントだとは思わなかった。ガルデゾは、誰にともなく、


「拘束魔法を!」


と呼び掛けた。俺は従おうとしたが、詠唱が間に合わないと思い、剣を捨て、ジャントとモライの間に入った。


この時、俺は、ジャントの剣を受ける覚悟はしていたが、間抜けにも体の向きを考えていなかった。ジャントを庇うように、間に入ってしまった。逆に、モライを庇って、ジャントに向かっていれば良かった。そうすれば、彼は、俺を傷つけるのを、避けてくれただろう。


だが、モライはそうではない。


「モライ、動くな!」


誰か叫んでいた。どこかから、モライを目掛けて、風の拘束魔法が飛んできた。彼に当たるはずが、外れたらしく、俺に当たってしまった。




俺が意識を取り戻したのは、三日後だった。




モライの剣は、俺の左耳を半分切り落とし、首筋を裂いた。剣にはラッシルから渡ってきた、麻酔薬と催眠毒、痺れ薬が、たっぷり塗ってあり、俺は昏迷した。すわ王子暗殺か、と思う所だが、モライの武器は、二刀流用の小降りの物で、右手用には、もともと、軽く薬品が仕込んであった。


俺の手当ては、麻酔薬のせいで、手早くできた、という話だ。だが、本来なら、首の傷は致命傷になっていた。俺に拘束魔法をかけてしまった人物が、咄嗟に、モライの剣にもウィンドカッターを放ち、剣の軌道を反らした。耳を切り落とされてから、首を切られるまでの、僅かな時間にだ。




俺を助けたのは、エイドルだった。


モライは、俺が目覚める前に、処刑されていた。彼は酷く酔っていて、自分のしたことを把握していなかったらしく、最後まで、辻褄の合わない言い訳ばかりしていたそうだ。記録を後で読んだが、怒りより、呆れがくる供述だった。エイドルから、宴会の前日に命令された、と言ったかと思うと、直前にナスタシャにそそのかされた、に変わり、挙げ句にジャントが先に挑発した、だのと言い出した、他にも、エルキドスが、ベイソンが、シルスが、カイオンが、と、ころころ変わった。


宴会の前日は、モライはエイドルの所には行っていない。教会に用事があると言って休み、一日、女の所にいて、自宅に戻った。女が証言した。


宴会の最中は、ナスタシャは客人の相手をしていて、モライは彼女の側に近づいていない。来客が証言した。


彼は、エール、ベイソン、シルス達といた。カイオンも一緒だったが、彼はガルデゾと飲みに、庭に出た。


三人からの証言だと、したたかに酔ったモライが、大声で、ジャントに先に絡み始めたのが切っ掛けだった。ジャントは適当に答えていた。モライは、父親譲りの酒ぐせの悪さで有名だったが、それでも、公の場で、王位継承者であるジャントに、絡むような真似は、それまでは一切無かった。


ある台詞をきっかけに、ジャントは剣を抜き、モライに切りかかった。


ジャントの結婚が遅れていた理由は、シールの服喪のためだ。そのため、彼女は、宴にも来ていない。が、延期は、ジャントに男性の機能がないからだ、と、噂する者達が一部にいた。モライは、それを、ジャントに言ったのだ。


「エイドル様と一緒に、成人式をやり直したらどうです。」


と最後に添えて。




この噂はジャントの耳にも入っていて、細かいことは気にしない彼も、これは気に病んでいた。しかし、事件に関しては、彼は、


「先に剣を抜いた自分に責任がある。」


とだけ、供述し、口論の内容は彼の口からは、言わなかった。モライは大声だったので、エール達だけではなく、少し離れていた人達にも聞こえていたのだが。


ジャントは、慣れないダンスで疲れ、酒が回っていなかったら、確実に殺していたから、自分の責任だ、とも述べた。


エールは、切り合いになると、慌ててエイドル達を呼びに行った。シルスが俺達を呼びに来たように。ベイソンは、モライに突き飛ばされ、頭を打って、気絶していた。


エイドルは、俺達が駆けつけた、直ぐ後で飛んで来た。カイオンはエイドルといた。エールと踊るために戻ったが、酔いが回っていたので、エイドルに、少し休め、と言われていたからだ。


シャルリは、アージュロスと踊っていたが、騒がしくなったので、同様に駆けつけた。


エルキドスは、ノアミルと一緒に、陛下の側にいた。騒ぎの場所とは離れていたので、酔っぱらいの喧嘩くらいに思っていた。俺が怪我をした後、知らせを受けるまで、陛下といた。


モライが責任を擦り付けようとした人達には、責任はないことは明らかだった。


エイドルは、自分の養人のやった事だから責任を取る、と言った。ナスタシャも、エイドルの言い分は認めていた。が、責任の具体的な案には、ことごとく反対した。


ジャントは弟の事は責めなかった。兄弟二人揃い、毎日、俺の見舞いに来たそうだ。俺が目を覚ました時は、寝台の脇の椅子で眠るシャルリしか居なかったので、その話は、彼女から聞いた。




陛下は、モライの、反省のない言い草に、激しく立腹したそうだ。言い訳ばかりするモライの口に、おが屑を詰め込んでから、首を跳ねさせた。


その直後に、陛下は倒れた。なんとか回復したが、もう、起き上がることは出来なかった。




陛下は、冬に入る直前に亡くなった。ジャントは直ぐに即位したが、戴冠式は雪解けを待って行われた。ジャントの王冠は、狼の毛皮と骨で作られた、冑のような外観だった。ジャントはこれを好み、後に陣中でも身に付けていた。


堂々と、立派な姿を見て、シャルリとシールは泣いていた。(さすがに誕生日と違い、戴冠式の出席には、修道院も許可を出した。)


俺も胸に詰まるものがあった。


ナスタシャも喜んでいた。しかし、


「エイドルの時は、風魔法を象徴した飾りを。銀細工に、羽飾りがいいわ。」


と発言してしまい、空気を一瞬、凍らせた。ジャントは、相手は母親だが、後日、文書で正式に抗議した。


「王は自分であり、エイドルは三歳下の弟だ。今まで、エイドル自身からは、今の地位に対する不満も、王になりたいという発言も無かった。彼に謀反の意思がない事は承知している。だが、母親の貴女が、たびたびこのような発言をするなら、何の罪もないエイドルが、反逆罪と見なされるから、今後は控えてくれ。」


という内容だった。ジャントが下書きした時は、もっと激しい文章だったか、ガルデゾが助言して、こうなった。




俺達は、それぞれ、将来、要職に着くべく、年齢なりに良い地位に付いた。


ガルデゾは宰相のノアミルの補佐役に付いた。彼は馬好きだが、頭のいい男は、彼しかいなかった。シャルリは、新しく正式に設立される、魔法部隊に入った。


騎馬部隊には、ターリ、グーリという兄弟が入った。二人は、俺と同じく孤児から、ジャントの養人になった。コーデラの東からの移民の子孫だ。彼等が養人になったのは、13の歳からで、いわゆる新参だ。真面目だが、目立った所のない二人だったが、兄は弓を、弟は槍を使いこなし、騎馬の戦闘は得意だった。元々はエルキドスが目を掛けていたのだが、何故かエイドルの養人にはならなかった。


エイドルは、砲兵隊の「大将軍」の地位を与えられた。砲兵隊は、城攻めでは活躍するが、普段は魔法や武器の研究をしていた。モンスターを使った戦術の研究も担当する。ただし、俺達はモンスターを使う習慣は無く、主に敵として現れた場合の対処だ。カイオンは彼の護衛隊長となり、リリエールと婚約した。彼女は、暫くは、魔法部隊の回復魔法の研究班に勤める。




そして、俺はアージュロスに就いて、海軍に入った。




俺としては、軍を任されたり、指揮をするよりは、ジャントの護衛として生きていければ満足だった。カイオンのように、重臣の養子でもない孤児の俺は、陛下とジャントの役に立てれば良いと思ってきた。


だが、当時の俺は、シャルリと、将来を共にしたい、と考え始めていた。


ガルデゾも、ジャントもアージュロスも、俺より先に気付いていて、釣り合う地位をくれたわけだ。


俺は海戦の知識は無かったが、それから三年、必死で学んだ。ラッシルやコーデラに狙われているキャビク島、近い将来、必ず海戦は重要になる。アージュロスの元で、俺は痛感した。


また、ハフメーアが教えてくれた、水泳や潜水の技術は、海軍内で、兵士の信頼を集めるのに、大いに役立った。アルトキャビクには、頻繁には帰れ無かったが、シャルリとは気持ちを確め合い、結婚の約束をした。


だが、アージュロス以外には、まだ婚約までしたことは、秘密にしていた。ジャントとガルデゾには話したかったが、ジャントに話してしまうと、直ぐに結婚になるだろう。それは嬉しいが、シールの件がある以上、主君であるジャントより、先に結婚するのは憚られた。


さらに、シャルリから聞いた話だが、ガルデゾにもどうやら、思う人がいるらしいが、ジャントの結婚が先、と決めているようだった。


「エールも、結婚はエイドルの後で、とカイオンから言われているらしいわ。エイドルは、まだ婚約すらしてないのに。エールは素直だから、言うことを聞いているけど。


エールは、もてるのよ。ぐずぐずしてると、カイオン、振られるから。」


シャルリは、別にカイオンを説得してくれ、とは言わなかったが、ノアミルが陛下の事で、がっくり来ていると聞いたが、大丈夫かなあ、と、暗にエールと結婚して安心させてやれば、と含みを持たせて、カイオンには言ってみた。が、


「いや、お前の将来の義兄が優秀だから、俺の未来の義父は、生き生き指導してるよ。」


と、からかい半分、はぐらかされた。




丁度、この会話をした時期に、気になる噂を小耳に挟んだ。養人のうち、エイドルと仲が良好なのは、カイオンとエールだけで、特にラッシルからナスタシャが呼んだ連中とは不仲だ、と。俺は、モライの事があるから、エイドルが養人達の振る舞いに厳しくなった、という話も聞いていたので、自分のせいもあるか、と思うと、少し悪い気がした。




だが、日々の多忙に紛れ、すぐに忘れてしまった。後で改めて、しみじみ思い出すまで、大した意味に取らなかったからだ。






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