2.古の勇者(サンド)

羽の宝冠か、狼頭の兜か。




キャビクでは、華やかだが頼りないものと、武骨だが堅実なものとどちらが良いか、という譬えだ。




   ※ ※ ※ ※ ※




イドルサンド、俺を拾った人が付けた名前だ。呼び名はサンド。北の「方言」で、「氷砂」という意味があった。




主君は、フィルスタル・キャビク(フィルスタル王家のキャビク)の国王の、エウドアル一世。北方に遠征した時に、俺を拾った。


「お前は、砂嵐と共に、空から降ってきた。」


と言われた。実際は、モンスターの餌になるところを、陛下に助けられたのだ。


陛下と攻防を続けていた、マニクロウ・キャビクを勝手に名乗る、反逆者アンドサンク一派は、北部に追い詰められていた。本人は戦死したが、まだ赤ん坊の跡取り息子を擁立し、アンドサンクの未亡人が、センエレトの要塞都市に立てこもっていた。街は元々はアンドサンクのものではなく、彼の征服した、ノルマル族のものだった。海賊上がりだが、氷砂を吹き散らす飛竜を飼い慣らし、中々に強かった。しかし、港が凍る時期に籠城の食料が不足し、飛竜の餌の砂烏が激減した。センエレトの飛竜は、大型のわりに少食で、餌の選り好みをしない雑食だった。しかし、砂烏で飼育した飛竜は、人の命令を良く聞いた。


この砂烏と言う鳥は、とても珍しい鳥で、栄養状態がいいと胎生、悪いと卵生になる。飛竜は、特に、子供が腹に入った砂烏を好んだ。


街の上層部は、苦し紛れに、下層民だったり、娼婦だったり、夫が死亡している臨月の女を、数人餌に与えた。だが、最後の力を振り絞り、女達は、胃に一杯、氷砂を詰めてから、餌になった。飛竜が、砂を吐く時に、一緒に吐き出してくれたら、子供だけでも助かると考えたようだ。


この作戦で助かったのは、俺一人だった。暴走して、低空飛行になった飛竜が、偶然、陛下の陣のテントに俺を吐き出したからだ。後は、高い位置で吐き出したため、助からなかった。


北の民を手中に治めた後、陛下は、街の上層部を、根こそぎ処刑し、飛竜を皆殺しにした。アンドサンクの息子と、重臣数名には逃げられた。残った未亡人は許されたが、その後、どうしたかは不明だ。その他の者については、不問にした。


俺は、何かの縁だ、ということで、陛下が連れ帰り、跡取りの王子と一緒に育てられた。いわゆる「養人」という身分だ。


一緒とは言え、俺を育てたのは、ハフメーアという、 南コーデラ移民の女性だ。曾祖父が移民してきて、それから代々、キャビクに住んでいた。当時の国王の政治改革で、一家はかなり高い地位にもいたことがあった。俺がアルトキャビクに来た時は、夫が戦死したため、城で働いていた。侍女としては、大きな家に住んでいた。人魚族と呼ばれるほど、泳ぎの得意なさ種族の出身で、俺は彼女から、泳ぎや潜りを習った。実の親の顔を知らない俺に取って、母親は彼女だった。俺は北部の出身なので、その地方にはありふれた、白っぽい金髪(成長したら赤毛に変化したが)に、青灰色の目をしていたから、両親もだいたい同じだったはずだ。だが、母、と言われて、思い浮かぶのは、小麦色の頬に暗い金髪、明るい茶色の目をした、ハフメーアの顔だ。


だが、残念な事に、母と慕った彼女も、俺が12の年に、貧血で急に倒れて、亡くなってしまった。


それ以降は、俺は、昼間だけ通っていた王宮に、幼馴染みの王子達と住むことになった。




王子は、俺と同い年のジャント(エインジャント)と、三つ下のエイドル(グルエイドル)の二人だ。俺が引き取られた時は、ジャントしか産まれていなかった。


俺は、ジャントに取っては、一番最初の養人だ。俺より三年遅れて、エイドルが産まれた年に、海軍提督アージュロス(陛下の養人)の子供の、ガルデゾとシャルリの兄妹が加わり、それからジャントの養人の数は増えていった。




王子二人は、陛下には孫に当たる。二人の父親の、第一王子シグランストは、陛下の長男で、本来は跡取りだったが、妃のナスタシャが、エイドルを身ごもっている時に、死亡した。それは「人狼島の戦い」と呼ばれる、激しい戦いの時だ。


センエレトから逃げた、アンドサンクの息子を擁立した残党が、西の「人狼島」に立て籠った。島の住民は、別に人狼なんかではなかった。島の東側の崖の大岩が、狼の頭を被った人間のように見えていたので、そう呼ばれていた。


島の人々は、政治的には中立を決め込んでいた。南への中継点の一つで、その立地と中立を武器に、交易で儲けていた。マニクロウの残党は、陛下が攻めた町の名前を挙げて、そこからの難民だと言って、島に入り込んだ。


シグランストはそれを討伐に行った。数十名の兵で何ができる、と、陛下は無視しようとしたが、彼が熱心に希望した。


俺には記憶がないのだが、前年、王妃様が亡くなっていたので、マニクロウを屠って、墓前に供えたかったらしい。しかし、戦いは、極めて強い魔法使いがいたので、予想より激化し、彼は戦死した。魔法使いと刺し違えての事だ。


陛下は、生き残ったアンドサンクの息子と、重臣達を、キャビクの外に追放した。死刑を望む声が高く、特にシグランストの養人で、親友でもあった、騎馬隊長エルキドスや、ナスタシャは、陛下に抗議さえした。大勢は死刑だったが、陛下の養人で、宰相のノアミルが、


「赤ん坊と怪我人が、着のみ着のまま、海上にに追い払われるのだから、生き延びる事は難しいだろう。」


と、説得した。陛下の意を受けてのことでもあるし、皆は最終的に納得した。一人、アージュロス提督だけは、


「この先の反抗勢力の懐柔のためにも、特赦にしてはどうか。」


と、ぎりぎりまで言っていた。が、最終決定には従い、マニクロウの船を海上に追うのは、提督自らが行った。


その船はコーデラ軍に保護されたとか、ラッシルに流れ着いたとか、色々噂はあった。が、以降は公に人の口に昇ることも無くなった。


この後、跡取りをどうするか、で揉めた。陛下の弟のオーレオンか、シグランストの長男のジャントか。跡取りが、跡を継ぐ前に死亡し、成人済みの次男がいるなら、慣習ならオーレオンだ。


しかし、彼には子供がいなかった。兄より先に結婚して、結婚生活も長かったが。


このため、妻のカミュイーネが、自分のコーデラの親戚から、王家の愛人の家系の末裔に当たる、ツィルシールという女の子を、「将来のために」と養女にしていた。キャビクにもコーデラにも、王位継承権はないが、養親の遺産の相続は出来る。それを口実に、いざという時に、コーデラが出てくるのは困る。


しかし、ジャントはまだ幼い。オーレオンを差し置いて、跡取りにしてしまうのは、まだ完全に平和にならない島には、危険だった。


それに、もしジャントが所謂「幼王」になってしまうと、今度は、ラッシルが出てくる可能性もあった。


ジャントの母のナスタシャは、ラッシルの地方の大地主の娘で、実家は非常に裕福だった。陛下の戦いの資金を提供していた。ラッシルの皇帝は、中央の貴族が、勝手に外国の王権争いに手を貸すのは禁止していたが、ナスタシャの父親は、自治領の領主だ。そこは自由が効く。さらに、経済だけではなく、ラッシルに政治的な影響力も多少あった。もしオーレオンに決まり、ナスタシャが子供達を連れて、実家に帰ってしまったら、国庫は空、ラッシルが敵になる。


ただ、ジャントであれば、必然的に、オーレオンが補佐する事になるので、全員の顔は立つ。陛下はまだまだ健在だし、幼いジャントが成人(十五歳)するまで、余裕はある。


たぶん、そう思って、陛下はジャントを跡取りにと考えていた。俺がなぜ、こう考えたかというと、陛下は、たびたび、俺や、他の養人達だけでなく、エイドルにも、


「将来はジャントを支えてやってくれ」


と語っていたからだ。


また、ジャントが六歳になった時に、シール(ツィルシール)と彼との婚約を決めてしまった。親の思惑はともかく、二人は仲が良かったから(結婚が良く解ってない歳だったこともあるが)、反対する者もいなかった。


だが、陛下は、生前は、跡取りに関して、公で明言しなかった。夫を王にしたいカミュイーネと、息子「達」を王にしたいナスタシャの仲は、婚約で多少改善されたとはいえ、相変わらず良くはない。それぞれ家柄とプライドを背負っていたから、引けないものもあると思う。だが、三つも違う兄弟を、「双子王」として王位に付かせたがるナスタシャと、本来は夫が単独で王位に付くはずだった、と考えるカミュイーネでは、そもそも仲良くしようがない。一方、オーレオンは自分は政治向きの補佐はできるが、陛下のように、戦いでは勝てない、と常々言っていた。


アンドサンクを倒して、最大の政敵がいなくなったとは言え、陛下の地方遠征は続き、アルトキャビクの城には、いない日が多かった。明言して、背中に不穏な物は背負いたくなかったのだろう。


その不穏な物は、陛下が健勝なうちには、成りを潜めていた。オーレオンもナスタシャも、カミュイーネも、重臣たちも、陛下を尊敬して、意志を絶対視していたことには、変わり無かったからだ。


だが、ジャントと俺が14になった時、


陛下は倒れた。その後、二年患って、お亡くなりになる。その間、カミュイーネが妊娠したが、産まれたのは王女だった。彼女はファルジニアと名付けられた。カミュイーネは、その時に死亡した。


オーレオンは、ファルジニアを遠い親戚で、田舎でキャビク聖女会の修道院を運営している、ダグログス家に預け(軟禁ではなく教育のためにという理由で)、自らは王位には付かず、ジャントが成人の15歳の誕生日を迎えるまで、陛下の代行のみする、と宣言した。


フィルスタルの相続は、男子優先だが、女子も王位には付けた。混乱を避けたかったのだろう。ファルジニアと違い、養女のシールは、アルトキャビクに残り、変わらぬ暮らしを続けたからだ。


陛下が亡くなるまでの二年間が、いわゆる修羅場というやつだった。張り合ってきたカミュイーネが亡くなり、将来の国王の母として、ナスタシャは、王宮の内は好き放題にしていた。オーレオンは、王宮の外に掛かりきりで、ナスタシャに言い聞かせる余裕は、時間的にも金銭的にも無かった。


まず、手始めに、ナスタシャは、エイドルに養人を付けた。次男に養人を付けること自体は、別に問題ではなかった。当時のエイドルにはいなかったが、オーレオンには二人いた。ただ二人とも、既に戦死していた。


エイドルは、基本は俺達と一緒に育ったが、8歳の時に、「独立」した。アージュロスの薦めで、ノアミルの娘のシャリーンの元で、魔法を中心とした教育を受けることになった。ただし、これは、ナスタシャの意見ではなかった。兄弟の能力の違いのためだ。


ジャントは成長が早く、剣も格闘も得意だった。養人の中で、一番大柄なのは、南方系であるアージュロスの息子のガルデゾだったが、ジャントの背丈は、三歳上のガルデゾと並ぶくらいあった。さすがに格闘はガルデゾに一歩譲ったが、剣は勝っていた。


ガルデゾは、野性的な外見に似ず、思慮深く頭がいい男だったので、意図して譲った、と、周囲は思っていたようだが、ジャントは、手加減されて喜ぶような性格ではない。俺達は熟知していたので、それは無かった。


一方、エイドルは、どちらかと言えば、やや小柄で、体力は鍛えても伸びなかった。その代わり、魔法は得意だった。二人とも風魔法だが、ジャントは転送魔法がお義理程度に(目で確認出来る、近距離しか飛べない)出来るだけだった。反対に、エイドルは転送は出来なかったが、回復も攻撃も優れていた。魔法は、他にガルデゾの妹のシャルリが優れていて、火魔法を使いこなしていた。火と風では、風のほうが弱いが、年上の彼女に、エイドルは、たまに勝っていた。


シャルリは、遠慮は相手に失礼、として、試験や勝負は譲らない、潔く清々しい性格だったので、勝てるというのは、エイドルの優秀さを表していた。しかし、エイドルは、負けるとむくれて、機嫌を損ねた。俺は、面倒を避けるために、エイドルと魔法勝負をして、彼を勝たせて、機嫌を取ろうとした事がある。だが、俺は土魔法で、属性はエイドルに負けている上に、実力も段違いなため、勝ったとしても、エイドルの機嫌は治らなかった。


これについては、シャルリに絞られたので、以降はやっていない。


「勝つことが大好きなエイドルが、なんで、十回に一回しか満足できないのに、私に挑戦してくるのか、解らないの?単に勝って良い気分になりたいだけじゃ、ないからよ?」


と言われ、それでようやく気が付いた。




魔法以外は、三つ年上のジャントが優れていた。これは当たり前なのだが、母親が「双子」扱いし、対等に出来ないエイドルを叱咤した。エイドルはそれを真に受けてしまうので、余計に難しい性格になった。


このように、兄と弟は、顔は似ていたが、性格も能力も正反対だった。はっきり言って、仲は悪かった。一度、ジャントに、ナスタシャが双子扱いしなければ、エイドルとは旨くやってたのではないか、と言ったことがある。しかし、ジャントの返事は、


「どうかな。性格だけ変わったとしても、もっと別の所で、合わない部分が出てきたと思う。」


だった。


アージュロスとノアミルは、こういう所を憂いて、二人を離した。


しかし、ナスタシャは、それを双子王への道と捉えてしまったようだ。ジャントの成人式の時に、エイドルも成人させよう、などと言い出した。ナスタシャ寄りの重臣としては、代表格のエルキドスでさえ、これは諌めていた。


「人は一年も違えば、その差を無視して、平等に育てるのは無理です。


まして三つも異なれば。」


と言ったが、ナスタシャは中々聞かなかった。しかし、キャビク聖女会の司祭長のボルグが、


「もし、エイドル殿下が、女性を妊娠させたのであれば、早急に結婚が必要ですから、特例として『仮成人』になることは出来ます。ですが、その場合、『能力』があることを、我々の前で示して頂くことになります。」


と言ったので、渋々諦めた。当然の事だが、エイドルが、死ぬほど激しく嫌がったからだ。



エイドルに養人を着ける話は、成人式との交換条件のようなものだった。


しかし、当然ながら、養人選びは難航した。半端な家の者は付けられないが、名のある家は、ジャントに敵対する可能性があるため、関わりたがらなかった。名がなくても、分別のある家も静観を決め込んだ。熱心なのは、野心しかない連中や、不良な子供を抱えた元名家が、王子の側に置くのはどうか、という連中を押し出してきたりとか、ろくなのは居なかった。結局は、重臣達が身内を差し出した。


シグランストだって戦死している。エイドルが王になる可能性もある。箸にも棒にも掛からないような連中ばかり、集める訳にはいかなかった。




エルキドスには、実子が二人(兄妹)と、養子(孤児)がいた。養子のカイオンは、既にジャントの養人だった。実子二人のうち、兄のシルスのほうは、こう言ってはなんだが、頭が悪いことで有名だった。どちらかと言うと、頭が悪い、というよりは、粗忽で不注意程度だったのだが、確かに落ち着きがなく、良く物を壊したり、怪我をしたりしていた。もう一人、妹のガダジーナは、体が弱く、アルトキャビクの屋敷から出ず、母親が付ききりだった。カイオンやシルスでさえ、滅多に会えず、ガダジーナの顔を覚えられないくらいだった。俺は遠目に見たことがあるが、日に当たらないせいで、成長しても、赤ん坊のような混じり気のない、白金みたいな頭をしている、と言うことだけ解った。


このような事情で、結局、エルキドスの所は、カイオンが出た。彼は、ガルデゾと同い年だが、ジャントの養人となったのは、一足遅かった。が、それまでに、既に俺達と面識はあった。完全ではないが、ラッシル系が混ざっていて、やや背が高く、キャビク人には珍らしい黒っぽい髪をしていた。童顔だったので、ガルデゾよりは、俺と同い年に見えた。


彼は、珍しく、主流のラッシル剣術ではなく、コーデラ剣術を取得していた(わざわざ盾を使ったコーデラ剣術は少数派で、俺もジャントも、ガルデゾも、エイドルすら、大振りな両手剣を使っていた。)。実はセンエレトの出身で、俺と同郷に当たる。しかし、当然、お互いに記憶はなかった。センエレトが陥落した後、彼はアルトキャビクの孤児院に引き取られた。エルキドスの部下の剣士(彼がコーデラ剣術だった)が、直ぐに彼を養子にした。剣士が戦死した後、エルキドスが引き取った。ジャントの養人になったのは、その後だ。


また、ノアミルの所からは、シャリーンの娘のリリエールが出た。他に、取税局院の長官ゴラトス(有能だが、下級の官職の売買の噂があった。)の息子のベイソンと、シグランストの旗手長のコーズソン(「人狼の戦い」で戦死。勇猛だが、酒で揉め事を起こすので有名だった。)の息子のモライ、後は良く解らないが、ナスタシャの実家の親戚の子らしい、ラッシル人の子が、何人か船でやって来た。


リリエールはともかく、カイオンは、ジャントの所から移るわけで、かなり嫌がったようだが(彼は何も言わなかったが、後でジャントから聞いた。)、これは本人の意思だけでは、どうにもならなかった。ただし、エイドルは、陽気なカイオンとは折り合いが良く、勝ち気なシャルリとは喧嘩になるようなことでも、カイオンの言うことは、比較的、良く聞いていた。それが仇になって、選ばれてしまった。




彼の他、エイドルの陣営で、使えそうなのは、エール(リリエール)だけだった。彼女は水魔法で、回復が得意だった。養人ではなく、教会で教育を受けていた、穏和な少女だ。ノアミルと、シャリーンの夫には、コーデラのもっと東の血が流れていて、エールは、東方の上等な人形のような顔立ちだった。ガルデゾとシャルリとは両親の縁で仲が良く、シールとも親しかった。しかし、母親がエイドルの師匠になるのだから、これも断りきれない話だった。


「女子がエールだけなのは、心配だわ。」


とシャルリが言っていた。俺は、カイオンがいるなら、安心だろう、と言ったが、彼女の気は晴れず、


「カイオンは、冷静な人だから、かえって心配なのよ。」


と答えが帰ってきた。


俺にはカイオンは明るくお調子者で、冷静、という認識はなかった。だが、彼が、この編成に対して、


「仲の良い養人同士が交流すれば、王子達の仲も改善される、と思ったんだろうなあ。」


と、早い時期に、達観したように言っていたのを思い出した。




大人達はそう思ったのだろうが、思惑は見事に外れた。




最終的に、ジャントとエイドルは、一つの王位を掛けて、全面的に争う事になった。





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勇者達の翌朝・新書 回想(キャビク史編) L・ラズライト @hopelast2024

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