第3話
それから数ヶ月が経った。結構仲も良くなり、放課後に遊んだりもした。そんな日々の中。ひとつの、事件が起きる。
『 ねぇ、C子とA子さ、なんであんなにD男の話すの。 』
「 、え 」
『 なにが? 』
『 知ってるでしょ。私がD男のこと好きなの。 』
「 ぇっ、でも、それは、席が近い、し 」
『 、次からは話さないで。 』
『 意味わかんない、 』
「 あ、ははっ、 」
理科の時間。先生がおじいちゃんだったこともあり、話したりも怒られなかった。おじいちゃん先生のことはすごく好きだったし、居なくなった時はとても悲しく、離任式ではとても泣いた。まぁ、だからと言って話していい理由にはならないのだが。
『 別によくない?話してもさ、笑 』
「 まぁ、ねぇ。でも、E子は、好きだもんね 」
『 いやいや、彼女でもないくせに何様?って感じ。 』
『 なんの話してんの? 』
「 D男、 」
『 、言ってもいいよね 』
「 っえ、 」
『 E子があんたのこと好きなんだよ。だから、私たちにD男と話すなーって。 』
『 気持ち悪、っ 』
どう言えばいいか、わからなかった。E子は賛同していたけれど、わたしは。なんと言えばいいのか、わからなかった。確かに、気持ち悪いと思う。でも、わたしに、そんな事言う資格はあるのだろうか?
そして今でもE子はこちらをチラチラ見ながら、同じ席のB子とぐちぐちと何かを話す。
視線が、とても怖かった。
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ここで一度登場人物の整理をしたいと思います。少しこんがらがってしまう人がいると思いますので。これからも人物は増えていくと思われますので、また増えたら整理をします。
A子:主人公。この物語の視点はA子です。
B子:気分屋で、A子との友人です。
C子:A子との友人で、おもしろく、明るい性格です。
D男:E子に好かれている男の子。おもしろく、話しかけやすい人です。
E子:A子と幼稚園が同じの幼馴染です。元気で、サバサバしている性格です。
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