ひみつ

「中秋の名月」の夜にだけ、

 月から降り立つことが叶う姫。


 ある時、こっそり「らいぶ」に行った。


 心配で

 後を付けてきたウサギは

 月の力で変化へんげして ヒト型をとっていたのだか。

 

 今年の月は、満月には1日足りなくて。

 人の熱気にあてられて、変化へんげが解けてしまったらしい。


 姫さま慌てて拾ったらしい、

 変化へんげのとけたウサギの身柄。

 魔法が解けるその瞬間が 姫さまにはわかったという。


 姫さまは、そんなウサギに呆れながらも

 月に連れて帰って。


 その後

 互いの口止め料として、

 姫さまは

 たっぷり聞かせてやったのだという。

 

 姫さまの「推し」のみかどの話を……





 その人が、姫さまの尋ね人か否かは

 未だわからない。








 ※地球暦2024.9.17の出来事として※

 ※月のウサギが書き記す※













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

月より、愛を込めて 結音(Yuine) @midsummer-violet

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画