第26話 けいかんのまち
=====前回のぼうけん=====
セーレツの町から出たところで僕らは【バブルセダイム】に遭遇。老婆ウラナは若かりし頃のイケイケファッションに着替え、それに
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ヌイーダ「何このあらすじ。ここから読み始めたとしたら全くもって理解不能よ。」
―フィールド―
バブルセダイムに呼び出された【けいさつ 3ひき】はウラナに夢中になり、戦闘終了後も目をハートにしてウラナの姿を追い、パーティの後をつけてきている。
けいさつ1「ウラナ、超可愛い…♥」
けいさつ2「ウラナ姫…迎えに来ました…さぁ、僕と一緒に…」
けいさつ3「ウラナ様、あぁ、あなたはなんて美しいんだ」
ヌイーダ「ちょっと、うしろの3人、マジでキモイんですけど」
ジュード「ねぇさん、こんな連中の相手してないで、オレと2人で旅に出ないか?」
ヌイーダ「ジュ…ジュード…!?」(ぽっ)
僕「”ぽっ”じゃないだろ」
ヨーボ「ヌイーダ、キモイとはなにごとじゃ。こやつら3人がウラナの魅力のとりこになるのは無理もない話じゃ。」
ジュード「この世界のモテ基準は一体どうなってんだ…」
ヌイーダ「私、なんだか女としての自信を無くしてきたわ…」
僕「ヌイーダ、そんなムキムキマッチョのくせに女の自覚あったのか」
ヌイーダ「”くせに”とは何よ!!失礼ね!!」
ジュード「そうだぞアルフ!!この筋肉美がわからないとは、まだまだガキだな。ねぇさんに失礼だ!!謝れ!!」
ヌイーダ「…ジュード…❤︎」
ウラナ「ねぇヨボたん❤︎ウラナたちもイチャイチャしましょ❤︎」
ヨーボ「そうじゃの。チュー❤︎」
ジュード「おぇええええええ」
ニコル「あっ、向こうに町が見えてきたよ!あれが【けいかんのまち】かなぁ~。」
僕「もう次の町とかどうでもいいから早くウラナをパーティから離脱させてくれ」
◆◆◆
―けいかんのまち―
町を囲うように設置された石の門を潜ると、見渡す限りきっちりと並行に立てられ、統一された色彩の家々が広がった。ものの見事に整った町並みはおそらくこの町の
いりぐちのけいさつ1
「あっ!ウラナ様!!!お帰りなさいませ!!!」
いりぐちのけいさつ2
「皆の者!!!ウラナ様のお帰りだぁあああ!!!!!!!敬礼っ!!!」
けいさつのむれ
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!ウラナ様!!ウラナ様!!!
ウラナ「いやーん❤︎みんなぁ、ウラナ、帰ったわよー❤︎ただいまー❤︎」
ジュード「終わった」
ニコル「おつかれさまでした。りせっとぼたんを おしながら でんげんを きってください」
ジュード「ついにニコルが崩壊した…」
ヨーボ「なんじゃ、ウラナ、この町の出身かの。」
ウラナ「そうなの。ここは【けいかんのまち】。ルールと規則を大切にし、逸脱する者や乱れたものを排除し、取り締まるのがこの町の役目。ウラナのパパはここのエリート軍隊【アルファポリス】を
けいさつ1「ウラナはこの町のアイドルなんだぞ!」
けいさつ2「ウラナ姫…私はこの日をどれだけ待ちわびたことか」
けいさつ3「あぁウラナ様…僕だけの手に抱きしめていたいのに…」
僕「ボケが渋滞しすぎだ」
ジュード「いや、やつらはあくまでも本気だ」
けいさつ1「悪魔とは何事だ!!ウラナは僕らの天使なんだぞ!!!!」
ウラナ(年齢非公表)「パパ、ウラナ帰ったわよ。」
パパ(119)「おぅ、ウラナか!久々じゃねーか!元気だったか!」
ヌイーダ「この親にしてこの子あり、ね。」
ヨーボ「お
パパ「おぅ、ウラナ、またナンパされたのか。いつもいってんだけどよ、オレはマジで規則にうるせーから。エロじじいには用はねぇんだ。とっとと帰りやがれ。」
ヨーボ「なぬっ!?……い…いえ、お義父様。ウラナ様のためならこのヨーボ、たとえ火の中水の中…命を
ウラナ「そうよ!お父様、ヨボたんになんてこというの!!」
パパ「うるせぇな。ごちゃごちゃ抜かすな。ウラナ、てめぇがなんとしてもこのじじいと一緒になりたいっていうんなら、例の鏡を持ってこいや。」
ウラナ「…!!!!!」
ヨーボ「例の鏡…じゃと…??」
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