第三章 ぼうけん を はじめる

第10話 さくせん

―フィールド―


ニコル「さぁ、これでようやくダーマシの神殿に向かえるねっ❤」


ヌイーダ「外に出るから武器・防具(武器、盾、かぶとよろい、アクセサリー)は持っているだけじゃなくてしっかり装備してね。」


ヨーボ「みんな、かぶとはかぶっとるかの。」


ヌイーダ「まだ兜を入手するレベルじゃないわ。帽子よ。アルフの装備が軟弱だけど…まぁ、いいわ。みんなの装備を確認しておきましょう。」


ヨーボ「これ。わしの渾身こんしんのボケを流すでない。」


●アルフ:ゆうしゃ・LV1

装備:うまいぼう、ぴののふく ※しのぼうしは教会で外してもらった


●ジュード:せんし・LV14

装備:はどうのつるぎ、ふでたて、せいふく、たいいくぼう


●ニコル:そうりょ・LV25

装備:ひじきのぼう、はやくたて、せいふく、ボクとあそぼう、おそろいのくびわ


●ヨーボ:あそびにん・LV99

装備:エッチなほん、エッチなほん、えっちなほんたて、かわのえろい


*ヌイーダ:ちからじまん・LV99 ※ただし戦わない

装備:ほのおのネイル、はがねのビスチェ、ほしふるゆびわ


僕「ヨーボの無駄な二刀流」


ジュード「ニコルのせいふくが俺のせいふくと違うモノな気がして怖ぇーよ。」


ヌイーダ「まともな装備、私だけじゃないの。」



◆◆◆



ヨーボ「おっ、ほれほれ、モンスターがきたようじゃぞ。」


 ス〇イム が あらわれた!

 ス〇イムベス が あらわれた!

 しかし まもののむれは

 まだ こちらに きづいていない!


僕「なんで自分から現れておいて気づいていないんだよ…よし、今のうちに逃げよう。」

 たたかう じゅもん ➤にげる どうぐ


ヨーボ「どれ、わしは高みの見物といくか。」

 たたかう じゅもん ➤にげる どうぐ


ジュード「気づかれてないのに逃げるなや」

 ➤たたかう じゅもん にげる どうぐ


ニコル「わー!スラりんかわい~!えーい❤メラ〇ーマ!!!もういっちょ❤ザ〇キ~❤」

 たたかう ➤じゅもん にげる どうぐ


 まもののむれを やっつけた!


僕「雑魚キャラ相手に本気出すニコル怖っ!」


ヌイーダ「ちょっとみんな、戦闘中に仲間割れしないでくれる?パーティの【さくせん】を決めて一致団結しないとダメね。」


ニコル「【みんながんばれ】にしよ~よぉ。」


ジュード「ギンギン…じゃねぇや、【ガンガンいこうぜ】だろ。」


ヨーボ「【エロエロやろうぜ】に決まっとる。」


アルフ「【おかねせつやく】だってば。」


ヌイーダ「相変わらずまとまらないわね…。とりあえず、ニコルが無駄に強い魔法使いたがるから【じゅもんつかうな】にしておくわね。」


◆◆◆


 ダーマシの神殿までは意外とあっさりと到着した。といっても、ほとんどニコルとジュードが倒したのであって、装備貧弱な勇者の僕は相変わらずヌイーダのたくましい腕の中に抱かれている。


僕「ここ、本当にダーマシの神殿なのか?こんな簡単に旅の序盤じょばんで到着できちゃっていいのか??怪しすぎるだろ。」


ニコル「そりゃあ、何もしていないアルフには簡単だっただろうけど、ボクは結構疲れたんですけどぉ。宿屋で休もうよ。」


僕「エッチな本か筋トレでしかHPMP回復しないんだろ?宿屋行く意味ないだろ。」


ニコル「睡眠は大事だし、通常の体力も回復しないと倒れちゃうよ。」


僕「混沌こんとんとした世界だな」


ヨーボ「ではわしはこれから賢者に転職してくるからの。だいぶ並んでるからちょっと時間かかりそうじゃけど、ちゃんとおりこうして待っているのじゃぞ。」


ジュード「誰に向かって言ってるんだ。キモイぜ…」


ニコル「ヨーボ、ファイトぉ!ヨーボが賢者様になったらとっても心強いよぉ!!」


僕「そう簡単にうまくいかない気がするんだが…」


ジュード「ヨーボを待ってる間に神殿の中を見て回ろうぜ。俺らも、そのうち転職する日が来るだろ?俺はもちろん、武闘家も極めてバトルマスターを目指すけどな。お前らは?」


僕「僕は勇者以外に選択肢がない。あ、ニートもありか。」


ニコル「ボクはもちろん魔法使いを極めて、ゴールは賢者様だよ♥」


僕「想像通りすぎる回答で時間の無駄使いだな。あ、あっちに命名神ナマリン様がいるぞ。ちょっと行ってみようか。」


ジュード・ニコル「「おー!!」」












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