第5話 ナイトプール
「あ、おはようございます。もう朝ですか……」(眠そうに)
「今は、6時?……じゃない、もう16時!? こんな時間なのっ!?」(驚いた様子)
SE:バタバタとベッドで暴れて布団をめくる音。
「あ、そうか。思い出しました」(思いついたように)
「そうだそうだ。昨日は私の要望に応えてもらって、夜通し語り明かしましたんですよね」(思い出して、落ち着いた感じ)
「寝たのが朝だから、起きるのはこんな時間になっちゃいますよね。はは……」(諦めるような声)
「けど、積もる話がいっぱいできて楽しかったです」(照れながら嬉しがるように)
「ふふ、お酒も進んで楽しかったですよね。君が酔っぱらうところを見れるなんて、楽しかったですよ?」(思い出して楽しそうに)
「話に花が咲いて、気付いたら朝になっちゃってましたもんね。だからですね。起きたばかりなのに、もう日が傾いてきてますね……」(遠くを見るように)
「今日はもう、ホテルで休憩して過ごしましょうか?」
「連日、観光地を連れまわしちゃったので、疲れちゃも溜まっていますよね?」(気遣うように優しく)
「丸一日つぶちゃいましたけれども、今日は予備日で予定をあけておきましたからね」
「一週間しか滞在時間が無いと思うと、色々な予定を詰め込みたくなっちゃうんですけど、疲れている状態だと楽しめなくなっちゃうのでね。息抜きする日も大事と思って開けといてよかったです」(安心するように)
「まったり過ごすのはつまらないかもしれないですが、休むときは休まないとですよ?」(優しく諭すように)
「沖縄まで来て、そんなことに時間を使いたくないって? もっと観光したいんですか? 夜からどこか行きたいです?」
「夜から行くっていっても……。変なところしか想像できないですけども……?」(恥ずかしそうに、提案する)
「ちょっとー! 露骨に嫌な顔しないでくださいよー! もうっ! この部屋でだって、イチャイチャできるんですからね!」(怒るように)
「んー。こんな可愛い子と二人きりで同じ部屋で過ごすなんて、今後この先無いですよ?」
「誰からも見られない場所で、私とイチャイチャして過ごせるんですよ? こんなに良いことなんて、無いじゃないですか?」
(少し間を開けて)
SE:布団が擦れる音。
「ねぇ、一日くらい良いじゃないですか?」(近寄ってきて耳元で囁くように)
「ほらほら、ゆっくり寝転がって。体力回復に努めてくださいよ」(耳元で囁く声)
(主人公を寝転がらせるため、しばらく間を開ける。吐息だけが聞こえる。)
「あ、そうだ。せっかくだから、疲れている君にマッサージでもしてあげちゃいましょうか?」
「君は、そのまま寝ててくださいね?」
「仰向けで良いですよ? 何を恥ずかしがってるんですか? ふふ。力を抜いてリラックスです」
「ははは、動かないでくださいよ。疲れている部位をマッサージをするのが一番でしょ?」
「あららー。結構硬くなってますよ?」(色っぽく)
SE:サラサラと布がこすれる音。
「パンパンですね? ふふふ」
「いっぱい歩きましたもんね。足っていうのは何よりも大事ですからねー」
「はい。次は、うつぶせになってください? 背中の方からやりますからね」
SE:サラサラと布がこすれる音。
「腰のあたりもやっておきましょうか? 背中に乗っかってみますね」
「どさくさに紛れて抱きついちゃおうかな?」
SE:抱き着く音。
「人って、暖かいよね。抱かれていると、落ち着きますか?」(耳元で囁くように)
「何を感じますか? 私は、少しドキドキしています」(耳元で囁くように)
SE:鼓動の音。
「……はっ? ぺったんこ?」(少し離れて、我に返ったように)
「くっついている私の身体の感触が、ぺったんこだって言ってます?」(驚きあきれたように)
「いやいや言ってくれますね! 見ますか、私の身体!?」(怒ったように)
「いいですよ、いいですよ! 育ちに育った私の身体を見せてあげますよ!」
「ちょっと待っててくださいね! びっくりし過ぎて、腰を抜かしちゃいますからね!」
「よりびっくりさせるために、ちょっと目隠ししますね」
SE:ごそごそと目隠しする音。
「これでよし!」
SE:少し間を開けて、服を脱ぐ音。
「服を脱ぐときってどっち派ですか? 上から脱ぎます、下から脱ぎます?」(落ち着きを取り戻した感じで)
「汗をかいたりすると、先に上着を脱ぐんですよね。今は上から脱いでます。ふふ」
SE:服を脱ぐ音。
SE:近づいてくる音。
「絶対に目隠し取っちゃダメですよ?」(耳元で言う)
「まだまだ変身した私を見せるには、準備の途中なんです」(耳元で言う)
「下も脱がないとですね。ふふ」
SE:服を脱ぐ音。
「ねぇ。今、私は何をしていると思いますか?」(近づいてきて、耳元で言う)
「当てたら、特別に今の状態で目隠し取ってあげます」(耳元で囁くように言う)
(少しの間答えを待つ。)
「ふふふ。不正解です。残念でした」
SE:少し間をあけて、着る音。
「はい、目隠しを取ってくださーい」
「じゃーん。いかがかしら? 私のスーパーボディー。夏に合わせた、ビキニ姿ですよー?」(元気よく)
「君ってば、変なことを想像しているんだからー。えっちですね! ふふふ」(からかうように)
「はっ……? ちょっと、胸が小さいっていうんですか?」(驚いたように怒って)
「はぁーーーっ!?」(あらためて、怒ったように)
「もういいですよ! 折角水着になったので、今日はプールで遊びましょ!」
「ふふ。知らなかったんですか? このプールには、ナイトプールっていうのがあるんです」
「ホテルにプールがついていることも多いんですよ。水着さえあれば、大丈夫です! 浮き輪も借りれるんですよ。レッツゴーです!」
「ここのプールは、高い階についているんです! 上へ行きましょー!」
(移動で少し間をあける)
SE:水の流れる音。
SE:プールで遊ぶ人がザワザワする音と声。
「ほら、見てください。すっかり日も落ちちゃいましたが、沖縄の街が見えるんです」
「プールの際が分からないでしょ? 『インフィニティプール』っていうんです。ふふ、ドバイみたいな気分が味わえますよね」
SE:水の流れる音。
「遊ぶって言っても、半分は疲れを癒すことが目的です。浮き輪でぷかぷか浮いて過ごしましょ」
「何にも考えずに、浮かんでいるって気持ちいいですよね。夜の海みたいですよね」
「ただ、海とはまた違った良さもあって、海にいるよりも空も近い気がしますし。なんだか飛んでいる気分がしますよね。気持ちいいー……」(ゆったりしゃべるように)
「あれ……? 返事が無いですけど、聞いてます?……って、どこ見てるんですか?」
「あっちに可愛いビキニの子がいるって……。君は、バカですか!!!(怒ったように)
「こんなに可愛い子が、すぐそばにいるでしょ! 結構、セクシーな水着来てるでしょ!」
「やっぱり胸が大事ですか!! バカバカバカバカーーーー!」(怒ったように)
「罰ゲームです。今日一日、ずっと私のことを見続けてください!」
「水着だっていいですよ。ほらほら! 君が興奮するまで、見せ続けるんだからねっ!! バカ―――!!」
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【あとがき】
この物語が『面白い』『続きが読みたい』と思って頂けましたら、☆での評価をお願いいたしたます。
作者モチベーションに繋がります。(*_ _)
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