『お代官さまと、ゆうれいさん』 中のさん
そうして、みんなどこかに、連れて行かれたのだ。
お代官さまは、急に人魂がいなくなって、あたりが深々と夜の闇に沈むのを感じたのであった。
それは、もう、永遠のような深い深い夜である。
『ややや、面妖な。良く分からないけど、やはり、この屋敷には何かの企みがあるな。偽金作りか、海外の間諜のあじとか、はたまた、地球外生命体の基地か。いずれにせよ、あ、調べずがなるまい。いやあ〰️〰️〰️〰️😃 まいる。』
そうして、お代官さまは、屋敷の中に入って行った。
👷👷👷👷👷
そこは、まさしく、豪邸であった。
しかし、いまは、まだ夜中。お代官さまは、最新型携帯行灯を灯し、体重を床にかけないように、慎重に進むのだ。
足元は、崩れるやもしれぬ。
ここは、本家伝来の、秘伝流進歩歩き、の術の使いどころである!
お代官さまの宿舎は、まあ、そう大したことはなかった。10歩行かないうちに裏庭に到達してしまう。
地元の使用人たちの方が、はるかにでっかいお屋敷に住んでおりまするが、これは、まあ、一応はエリートの宿命である。
しかし、この屋敷は、桁外れであるのである。
最近人気の読本、『いざ鎌倉、妖怪戦隊邪魔隊組』に出てくる鬼屋敷そのもののようだ。あるいは、『地雷屋徳兵衛』とかみたいな。
まるで、異国の宮殿という風情を呈しているのである。
天井からは、竹細工らしき巨体のシャンデリアがぶら下がっておる。
もちろん、火は入ってはいないが。
ああ、しかし。
お代官さまが進むうちに、なんと、それらのシャンデリアが、一斉に、ばっと、灯ってしまったのであった。
その、眩きこと‼️
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