Track.6:<夢>恋人な後輩ちゃんの肩たたき。

さて、改めまして。


先輩、我々は恋人同士です。

ですが、その……。


恋人って何をすればいいんでしょうか?


むぅ、どうせ恋愛初心者ですよーっと!


なーんだ。

先輩もわからないんじゃないですか。


よかった……。


いえ、先輩にお付き合いしていた方がいたらですね……。

その、ごにょごにょ……。


なでなでずるいですー。

もう。


ふふっ、こういうさりげないスキンシップが恋人なのかもしれませんね。


あ! そうだ。

私、先輩に触れてみたかったんです。


そう、ある場所がずっと気になっていて。


触らせて、くれますか?


ありがとうございます。


では、先輩。

少し協力してください。


はい。

椅子の背もたれのない方に背中を向けて座り直してくれませんか?


いい感じです!


では、触れますよ。

失礼します。


あー、やっぱり。


先輩すごく凝ってますね、肩。


夢にまで肩こりを持ってきてしまうなんて。

かわいそうに……。


え、触れたいのは肩ですよ。


先輩、ずっと部室で肩を回したり、首傾けてたので。

しかもその度にバキバキッて大変な音が……。


ずっとずーっと気になってたんです。


もう、どこに触れると期待してたんですか。

先輩のおバカ。


さて、それではもみほぐしていきましょう。


結構上手なんですよ、肩もみ。

リラックスしてくださいねー。


では、まずは肩と首の付け根から。


うわぁ、硬い。

硬すぎますよ……。


よしよーし。

よく頑張ってますね。


少しさすりますね。


よーしよし。


//後輩、先輩の肩を撫でる。

//SE:先輩の着ている服が後輩に撫でられ、擦れる音。


じゃあ、次は叩いていきますね。


とんとんとんとん。


//後輩、先輩の肩を叩く。

//SE:肩たたきの音。


//SE:肩を撫でるのと肩たたきの音を繰り返す。

//オノマトペは過剰すぎないように入れる。


少し範囲を広げますね。

次は肩の中央から、外側にかけて。


//SE:肩を撫でるのと肩たたきの音。


本当に、硬いですね。


部誌の原稿、頑張ってくれてましたもんね。


……先輩は無理しすぎです。

もっと私を頼ってください。


充分頼ってる?

本当ですか?


もう。


でもいつも頑張ってる先輩、好きですよ。


うーん、力の抜けてる先輩も好きですが。


ふふ、どちらも好きです。


それじゃあ、肩甲骨から背中にかけても叩いていきますね。


//SE:肩を叩く音。緩急をつけて叩く。


とんとんとーんとん。//ゆっくり叩く。


とんとんとん。//テンポよく。


//SE:上記を緩急織り混ぜながら繰り返す。

//オノマトペは過剰すぎないように入れる。


気持ちいいですか?


よかった。

嬉しいです。


次は腰のあたりをとんとんしますよ。


とんとんとんとん。


とーんとん。


//SE:上記を緩急織り混ぜながら繰り返す。

//オノマトペは過剰すぎないように適当に入れる。


だいぶマシになったかな?


よし、では頭に行きましょう。


//SE:頭を揉む。髪の毛を押し込むような音。


ぎゅー、ぎゅー。


指先でとんとんとんとん。

とととととと。


たくさん使って疲れてる頭をゆっくり休ませましょう。


きゅー、きゅー、とんとんとんとん。


//SE:頭を押し込む音と、指先で叩くタッピング音を繰り返す。

//オノマトペは過剰すぎないように適当に入れる。


少しすっきりしましたか?


ふふ、眠たくなりましたか。


変じゃないですよ。

夢でも眠くなります。


先輩がリラックスしてくれたみたいで私は嬉しいです。


それじゃあ、オレンジの香りのアロマを焚きましょうか。

爽やかで落ち着きますよ。


準備してきますね。


先輩はそちらのベッドで待っていてください。


≪To be continued.≫

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