【No.002★】奇行種の生体レポ―ト

『主催者の苦悩』


(注:匿名性を維持する為に名前を伏せております)

私のいっぱい、それはもう大勢いる知り合いの中にKという男が居る。

このK君はとにかく行動力のある男で、よく色々な事で企画を立ち上げたり、人を集めて何かをしたりしていた。

そんな中、K君がよく愚痴の様に言っていた事がある。

それは、『人の話を聞かない奴が世の中にはいっぱい居る』という事だ。


例えばある時、多くの人を集めてゲーム大会を開いた事があったのだが、その際にK君は人が集まるのだから最低限、他の人の迷惑にならない様に注意書きを書く事にした。

しかし、なんと! 参加した人の約半数近くがこの注意書きを流し読みしていたのである。

私は驚いた。

※ちなみにこの時、私も流し読みをしていた為、これ見よがしに溜息を吐かれた。K君は酷い奴だと思った。


まぁ、良いや。

とにかくである。人は意外と注意書きなどを見ないという事が分かった。


そして、これに通じる話ではあるが、『感覚的な話だが10人に1人は時間にルーズな奴が居る』という事も言っていた。

平然と遅刻してきて、それを指摘されても、自分が何か悪い事をしたのか? みたいな顔をしているらしい。

何なら自分が遅れているのに、何故先に始めているのかと怒る人も中には居るらしい。

もはや人では無いのだろう……。

私は恐怖した。


と、まぁこの辺りは良くも悪くもそれなりに居る人達であり、1回大きなイベントを開催すれば1人くらい居てもおかしくない人たちという奴だ。

ここからは、大勢は居ないけど、たまに現れる珍しい生き物たちを紹介してゆきたいと思う。


事例1:出会いを求めてる奴

ゲームにしてもオフ会等にしても、やたらと異性との出会いを求め、異性にストーカー気味なアプローチをする奴が居る。

この人たちは催しには興味があまりなく、場の進行よりも自らの欲望を優先する為、スケジュールの邪魔になるから非常に厄介だと言っていた。

特に面倒なのは、特定の異性と話したいあまりに、注意事項などを一切聞かず、周りの人とトラブルになる人も少なくないという。


ちなみに奇行種の中にはK君に特定の異性の連絡先を聞こうとしてきたり、仲を取り持って欲しいという話をしてきた化け物も居たらしい。

※ストーカーは犯罪です。


事例2:世界に自分しか存在してない奴

我儘という言葉で片付けても良いのか分からない程に、自分が世界の中心だと思っている人が居る。

この人たちはとにかく自分が中心でないと納得出来ず、ゲームであれば自分が少しでも不利だと怒り出すし、バーベキューなどの食事であれば、自分の嫌いな物が同じテーブルにあるだけで怒り出す。

私は一度この手の化け物に目を付けられた事があって、肉をあまり食べず野菜ばかり食べている事に気づいたのか、同じテーブルに来ては私の前からバンバン肉を奪って、自分が手を付けた野菜を私の皿に置いて行ったりした。

メッチャ優しいお姉さんが準備頑張ってくれたからと、くれたちょっと良いお肉を奪い取って行った時はK君が見た事ないくらい怒って……って、まぁこの話は良いや。


とにかく世界に自分しか存在しない人は居るのだ。

こういう人を見かけた時は近づかない方が良いと思われる。


事例3:コミュニケーションという言葉が自分の辞書にない奴

※私の事ではありません!!!


この人らの問題は最低限のコミュニケーションが取れない事である。

どうやっても、人が多く集まる以上問題は発生する。

それは仕方ない。

でも、それを主催者に伝えないまま不満だけを募らせて、突如怒る人が居る。

正直意味が分からない。

私なら主催者に言えない時点で何も言わずそのまま帰宅し、K君に愚痴る。


と、まぁ。それは良いや。

とにかくこの人たちは何も言わない。情報を連携しない。

その上で文句を言う時だけは、やたらとデカい声で叫ぶ。

いかに自分が不幸だったかという事を宣伝して被害者なのだと訴える。

非常に厄介で面倒な存在だ。


事例4:知らない友達

これは非常に稀な存在なのだが、面白かったので採用した。

どういう人なのかと言えば、参加する予定では無かったのに、気が付いたら参加する事に(その人の中では)なっていた人だ。

正直意味が分からない。


この人たちはいきなり現地に来ると、当然の様に参加予定ですという顔で紛れ込み、参加して帰るらしい。

しかし面白いのは、お金とかはちゃんと払うというのだ。

何なら注意事項もしっかり見てるし、他の問題行動はほぼ無い。

ただ、突然来る。

店の予約人数に限界とかあるのに……! 突然来る!!

多分正気じゃない。


と、長くなったので、K君がイベントを主催して苦労した話は以上となります

世界は怖いですね


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『匿名系イベントにおける得票機会の不均衡の是正』


はい。

こちらの話もね。一応聞いてきましたんで、参考程度になればと書かせていただきます。


現状の企画としては、皆さんがそれぞれ書いて、投稿して

それぞれのタイミングで感想を書いて、後は投票。という様な形かと見受けられます。

しかし、言い方は悪いのですが、この状態では放置されているというのとほぼ変わらないかなと思います。


無論企画主様が宣言の為に感想等をリポストしているのは拝見してますし。

拡散しようとしているのもよく分かります。

しかし、企画主様だけでは限界があるかなというのが一つあります。


そこで、投稿された作品を例えば五個ずつ分割して、

1週間ごとにそれぞれの作品の感想やら宣伝やらを中心的に行う。


以前行われたという作品ごとに公開期間を変えるのではなく

全作品初日に同時に公開はするのですが、企画に参加した人たちで、期間ごとに集中的にそれらの作品の宣伝無いし、感想会等を行うのが良いかなと思いました。


感想会というのは、例えば誰かの感想に作者以外の人でも意見を言ったりする様な物です。

※無論、誹謗中傷を制限する必要はあります。


多くの人が語っている作品であれば注目度が高い事がよく分かりますし。

他の方の意見を見て、より深く作品に対する理解を高めて、良い作品を選ぶ事も出来ると思います。


ただ、これはあくまで協力していただくという行動が前提となる為、ルールで縛る事は難しいと思います。


問題としては、自主性が重要になってしまうという点と、期間が長くなるという点です。

とりあえずパッと思い浮かんだのは、こちらですね。


一人いくつでも提出して良いという事でしたので、

また良い案が思い付きましたら提出させていただきます。


以上

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