第12話 処刑場
純悟自身、己を突き動かすその妙な衝動の正体がなんなのか、分かりかねてしまう。本来ならば一刻も早くこの“化物屋敷”から脱出するべきだというのに、なおも踏みとどまり、書斎の奥へと足を進めている自分の愚かさに、ひどく混乱してしまった。
恐怖も、不安もいまだに肉体を強く縛り付けているが、それでも純悟は脳裏に浮かんだその無数の“記憶”に吸い寄せられるかのように、夢中で足を前に運び続けた。
それはもちろん、“祓い屋”である彼女――遊子屋結子と合流できたことが、精神的後押しになったという部分もあるのだろう。たどたどしく、しかし大胆に足を出す純悟の背中を、ぼろぼろになった“紅蓮”が見守り、周囲を警戒し続けていた。
やがて純悟は、脳裏に浮かんだものと同様の光景を探り当てる。書斎奥の本棚の前に立ち、彼は「ここだよ」と声をあげた。
「間違いない、この本棚だ。ここが、“記憶”のなかに浮かんだ場所だよ」
「ほお。一見するとなんの変哲もない本棚に見えるけど、なにか秘密があるのかな?」
言いながらも結子は周囲に目を凝らし、意識を部屋全体に向ける。いつ、どこからあの“穢れ”――巨大な“女性”が襲いかかってくるかと身構えていたが、どうやらこの部屋には潜んでいないらしい。
臨戦体制をとる結子の隣で、なおも純悟は目を閉じ、あの時流れ込んできた“記憶”を思い出していく。“穢れ”の手から伝わってきた無数の“記憶”の正体が、なんだか無性に気になってならない。
書斎の奥に鎮座する本棚を前に、気が付いた時には純悟の肉体はまたもや蘇った“記憶”によって突き動かされていた。
「そうだ、ここだ。左から5番目の、この本を――」
ぶつぶつと呟きながら、彼は本棚の最上段にある一冊を手にとる。純悟はわけもわからないままとにかく記憶を辿り、その本を僅かに引き抜いた。
瞬間、手に取った背表紙から「カチリ」というわずかな音と振動が伝わってくる。純悟が「えっ」と声を上げるなか、本棚そのものが凄まじい音を立てて振動しだした。
思わず身構えてしまう二人だったが、目の前の本棚はゆっくりと、ひとりでに横にスライドしていく。気が付いた時には、純悟らの前に奇妙な光景が広がっていた。
「これは――」
「なるほど。“隠し通路”ってやつか」
本棚の裏側には、奥へと伸びる狭い通路が隠されていた。純悟が唖然とするなか、結子は腕を組み、「ふぅむ」と唸ってみせる。
「このお屋敷、ただの豪邸ってわけじゃあなさそうだね。わざわざ、こんな仕掛けを用意するなんざ、普通じゃあないよ」
「これ、どこへ繋がってるんだろうか? 随分と長い階段だけども……」
二人はしばし立ち尽くしたまま、通路の奥に続く下り階段の奥を見つめてしまう。薄暗いコンクリート張りの通路には、わずかに足元の段差が見える程度の照明しか配置されていない。閉鎖的な闇の奥でなにかが待ち構えているのではと、思わず薄寒い想像を働かせてしまった。
謎の隠し通路に狼狽する純悟だったが、隣に立つ結子はその奥を睨みつけたまま、どこか強い口調で問いかけてくる。
「純ちゃん。頭に浮かんだ“記憶”ってのは、この奥まで続いてるのかい?」
「え――あ、ああ……このまま、ずっと長い階段が続いてるんだ。その奥には――金属の扉があるはず。そこまでは、はっきりと分かるよ」
言いながらも、純悟は自分自身がなんとも奇妙なことを口走っているのだと理解してしまう。自分のものではない何者かの“記憶”を見たなど、常人に言えば小馬鹿にされてしまうだろう。
しかし、結子はそれを笑い飛ばしたりなどしない。彼女は「ふうむ」と唸ったかと思うと、即座に決断を下した。
「よし、じゃあ行ってみよう。この先にきっと、なにかがあるはずさ」
純悟が「えっ」と声を上げるなか、あまりにもあっさりと結子は一歩を踏み出してしまう。彼女のヒールの音が階段を軽快に下っていくなか、今度は純悟が彼女の背中を追いかける形となってしまった。
これまでの広大な屋敷の通路から一変、隠し通路はとにかく狭く、換気もされていないことから空気そのものが湿っぽくてならない。独特のかび臭さを感じながら、二人は一歩、また一歩とコンクリートの階段を下っていく。
重さも、音色も、リズムも違う二つの足音が狭い空間を乱反射し、薄暗さのなかで反響し合う。その息苦しさに耐え切れず、純悟はすぐ前を行く赤い背中に声をかけてしまった。
「他人の“記憶”を見るなんて、初めてのことで混乱しちまうよ。一体全体、なんでこんなことに……」
「状況から察するに、純ちゃんが見た光景ってのは、あの女の人――さっき、純ちゃんを捕まえていた“穢れ”の記憶なのかもしれないね」
「“穢れ”の記憶、か……それじゃあ、あのでかい女はこの屋敷の関係者ってことになるのか?」
純悟はまた一つ段差を下りながら、額に湧き上がった汗を手で拭う。体内から染み出るそれと、仄暗い空気のなかに滞留する湿気が混ざり合い、嫌な感触を残した。
最初は直線だった階段が、下りていくにつれて徐々に湾曲していく。緩やかなカーブの先を警戒しつつも、結子は背後の純悟へと言葉を投げていった。
「これはあくまで私の憶測なんだけど――あの“穢れ”は、純ちゃんになにかを“伝えたかった”んじゃあないかな? さっき、必死で純ちゃんを捕まえようとしているように見えたけど、あれはもしかしたらなにかを分かってほしくって、引き留めていたのかもしれないよ」
「なにかを伝える……それが、俺のなかに流れ込んできたこの“記憶”だっていうのか?」
「おそらくは、ね。少なくとも、そのおかげで私たちはこんな隠し通路なんてものを発見できたんだ。ますます、この先に重要な“なにか”が眠っている気がするよ」
あの巨大な女の姿をした“穢れ”が、何者かは分からない。
だが、もし彼女が純悟を襲うためではなく、なにかを理解してもらおうと手を伸ばしてきていたとしたら――そう考えるだけで純悟も先程、自身に追いすがってきたあの巨大な影の姿にまた違った印象を抱いてしまう。
部外者である純悟に、それでも必死に伝えたい“なにか”とは一体、どのようなものなのか。
純悟の脳裏に湧き上がったその疑問は、これまで肉体を支配していた恐怖や不安を押しのけ、より力強く一歩を踏み出させていく。
緩やかなカーブを抜けると、ついに純悟が見た最後の記憶どおりの金属の扉が出現する。黒く、重厚な扉を前に、二人は一瞬互いの顔を見合わせてしまった。
しかし、ここまで来てみすみす引き返すつもりもない。先頭を行く結子はドアノブに手をかけ、慎重に、ゆっくりと重々しい金属扉を開いていく。
地下室に足を踏み入れた瞬間、まずは強烈な異臭が二人の鼻をついた。その凄まじい生臭さに思わず顔をしかめながら、薄暗い部屋の中へと分け入っていく。
なんの臭いなのかは定かではないが、それでも二人の肉体は本能的にその悪臭を拒否し、自然と全身を強張らせてしまう。これまでの通路から一変、どこか生暖かさすら感じられる淀んだ空気をかき分け、二人は奥へと慎重に進んでいった。
蛍光灯がつけっぱなしになった薄暗い部屋に、徐々に目が慣れてくる。最初こそ立ち止まったまま周囲をうかがっていた純悟たちだったが、やがて闇の中に浮かび上がってきた数々の“違和感”に、言葉を失ってしまった。
コンクリートが打ちっぱなしになった地下室には、そこかしこに薄汚れた道具が放置されている。糸鋸やハンマーのような工具もあれば、どす黒く汚れたタオルが幾重にも重ねられていたりと、どうにも不穏な空気が漂っている。
純悟はおもむろに一歩を踏み出そうとしたが、スニーカーの爪先がなにかを蹴り飛ばし、からからという乾いた音を響かせた。彼は反射的に足元へと視線を投げ、その先に見えた“白”の群れに言葉を失ってしまう。
目を見開いたまま、純悟はただうろたえることしかできなかった。
「おい……なんだよ、これ――」
純悟の一言を受け、結子も同じ方向へと視線を向けた。数々の怪異と渡り合ってきた彼女ですら、目の前に広がっていた光景に絶句してしまう。
部屋の片隅に、無数の“骨”が散らばっていた。大きさや形状から察するに、それは犬や猫といった動物のものなのだろう。
それも、一匹や二匹ではない。頭蓋骨の数だけをざっと見ても、十匹以上の動物のなれの果てが床に散らばり、積み重なっている。
その骨の周囲には、鎖や首輪、はてはどす黒い“なにか”のシミが張り付いたバットや角材までが転がっている。それらの符号が二人の脳裏に、自然とある事実を浮かび上がらせた。
ここでなにかが、殺された――部屋に漂う異臭の正体をにわかに察し、思わず純悟は吐き気を催してしまう。嘔吐しないように耐える彼を差し置き、結子は迷うことなくその骨の山に歩み寄り、腰を落とした。
彼女はまじまじと白骨の群れを見つめ、そこに残った“意思”を力によって読み取っていく。しばし指先を前に向けていた彼女は、自身に流れ込んできた“記憶”の痛々しさに歯を食いしばってしまった。
「なんてこった……これは――この部屋で虐待された、動物たちのものだよ。皆、鎖に繋がれて逃げられない状況で、少しずつ痛めつけられて殺されたんだ」
「そんな……なんで、そんなことを? い、一体、誰が――」
「さあね。そこまではなんともだけど、少なくともこの部屋を作った奴は“まとも”じゃあないよ。隠し通路の先の地下室で、誰にもばれないようにどこかから連れてきた動物を痛めつけるなんざね」
突きつけられた事実に、純悟の肉体が微かに震える。生暖かったはずの部屋の空気が一変、妙に鋭い冷たさを帯び、肉体へと這い寄ってきた。
結子の言葉が真実ならば、ここは誰かが利用していた秘密の“作業場”なのだろう。むしろその所業は“処刑”と言ってもいい。何者かがこの部屋に動物を運び込み、あの手この手で痛めつけ、殺していく。抵抗できず、歯向かうこともできない弱々しい生き物を、その“誰か”は容赦することなく、徹底的に破壊していったのだろう。
純悟には場に焼き付いた記憶や思念を読み取る力などない。だがそれでも、この場で起こったであろう凄惨な事実を想像するだけで、とめどない吐き気が湧き上がり、胃の奥がぐわんぐわんと嫌に揺れた。
(誰が、なぜ、こんなことを――)
戦慄する純悟だったが、不意に視線を持ち上げたことでようやく“それ”に気付いてしまう。彼は全身の動きを止めたまま、しゃがみこんでいる結子を慎重に呼んだ。
「おい……あれ――」
純悟の言葉を受け、結子もすぐさま顔を持ち上げる。二人の視線が、反対の壁際に置かれた“それ”へと注がれた。
段ボールや廃材の隙間に、白い布をかぶせられた大きな“なにか”が鎮座している。無機質な道具が散らばる地下室において、その一区画だけがどうにも異様な空気に包まれ、自然と二人の意識を引き付けてしまった。
その“なにか”を前に、二人はしばし立ち尽くす。だがやがて、一歩、また一歩と距離を詰め、“それ”へと近付いていった。
足を前に出すたび、地下室の淀んだ空気が流動する。その蠢く無色透明の大気のなかに、結子だけはどこか刺々しく、酷く悲痛な感覚が滞留しているのを感じ取ってしまう。
先程発見した、無数の動物たちのものだけではない。もっと大きく、生々しい“誰か”の感覚がこの部屋の中には焼き付いている。
“祓い屋”は、ただただ嫌な予感がした。だが彼女が見ている前で、やはりなにかに突き動かされるかのように純悟は進み、意を決してその白い布へと手を伸ばしていく。
結子が微かに「純ちゃん」と彼の名を呼んだ。しかし、純悟はまるで返事すらせず、気が付いた時にはその白い布の端を掴み取ってしまう。
なにか強い力が純悟の肉体へと働きかけてくる。自分たちが探し求めていたもの――体に流れ込んできた“記憶”の行きつく先が、この布の下に隠されているのだということを、彼はどこか直感的に悟ってしまう。
布を掴んだ純悟の手が震えていた。目の前のそれを引きはがすという行為に、どうしてもひどく躊躇してしまう。自然と呼吸が荒々しく加速し、ぜえぜえというかすれた音が地下室の中に響き渡った。
汗すら拭わず、純悟は至近距離の“それ”を見つめる。隠し通路の果てに繋がっていた地下室――そこに鎮座する“なにか”の正体を探るため、彼は意を決して腕を引く。
ばさりと布が取り払われ、ようやくそこに置かれた“それ”が姿を現す。すぐ目の前に現れたその異様な姿に、純悟はもちろん、背後に立っていた結子までも絶句してしまった。
椅子の上に、人間が座っている。
肌からは血の気が引いており、くすんだ土のような色の皮膚はわずかに残った肉と骨の上にぴったりと張り付いている。極限まで脂肪を削ぎおとされた肉体は枯れ木のように細く、右肘から先と左足は欠損してしまっていた。
光沢を失った長い黒髪の下で、二つの眼がカッと見開かれたまま輝きを失っている。瞳に力はなく、乾き切った眼球はガラス細工のように無機質に静止していた。
一瞬、純悟たちはそれが人形かなにかなのではと考えた。しかし、すぐ目の前に座るそれ――“彼女”の体から伝わってくる生々しい臭気が、その正体が作り物などではないということを直感的に悟らせてしまう。
純悟はたまらず一歩、後ずさってしまう。停止しかけていた呼吸が再びリズムを取り戻し、地下室の生暖かい空気を激しく体内に取り入れていった。肉体に滑り込んでくる臭気のおぞましさに全身の細胞が内側から波打ち、瞬く間に全身へと震えを伝播させる。
純悟の歯がカチカチと音を立てていく。至近距離で対峙してしまった“彼女”の顔に、ひどく見覚えがあった。目の前に座る“彼女”は決して動きはしないが、それでもつい先程、彼女が自身へと追い縋ってきた姿をしかとその目で見ているのだ。
純悟のすぐ後ろに立つ結子も、腕を組んだまま歯噛みする。二人の置かれた事態が限りなく“最悪”の方向へ進みつつあることを悟り、その目に自然と鋭い力が宿っていく。
地下室の照明はなおも変わらない淡い光を放ち続けていたが、二人の心の在り方が景色の中に暗く澱んだ影を作り上げてしまう。対峙してしまった“彼女”という存在が、緩やかであった二人の鼓動を加速させ、血を痛いほどに巡らせていった。
純悟を追いかけ、ひたすらに手を伸ばしその体を掴み取ろうとした、“彼女”が目の前に座っている。
かつて“穢れ”と同じ顔をした“彼女”の、事切れた姿がそこにある。
椅子に縛り上げられた一人の女性の“死体”を前に、純悟は掠れた声を絞り出していく。
「なんだよ、これ……なんで……なんでこんなことが――」
また一歩、スニーカーが地面を後方へと擦る。うろたえる純悟のその隣に立ち、“祓い屋”は苦々しい表情を浮かべていた。
藪を突いて出てきたのは、蛇どころではない。もっと厄介でおぞましいものが、二人の目の前に黙したまま座っている。
「なるほど。どうやら、“彼女”はこれを伝えたかったんだろうね。純ちゃんが出会ったあれは、“穢れ”なんかじゃあない。そこに座ってる彼女の“怨霊”なんだ」
「そんな……じゃあ、彼女はこの場で死んで……ずっとこの屋敷の中をさまよっていたってことなのか!?」
「そういうことさ。彼女は純ちゃんを襲う気なんて、これっぽっちもなかったんだよ。ただ、見つけて欲しかったんだ。自分がこの地下室に“軟禁”されているってことをね」
軟禁――という言葉を受け、純悟はすぐ目の前にある結子の顔を見つめてしまう。驚き目を見開く彼に、結子は黙したまま静かに頷いた。
悪霊でもなく、“穢れ”などでもない。正真正銘の“死体”を目の前に、二人は言葉を交わしていく。
「こんな死に方、偶然起こるわけないよ。誰かがこの場所に彼女を拘束したんだ。見たところ、随分と酷い怪我も負ってるようだしね。理由は分からないけど、拷問まがいの危害を加えられた後に、事切れたんだろうさ」
「そんなことが……一体誰が、こんな酷いことを……」
「なるほど、段々と読めてきたよ。私たちが二階で遭遇したあの“穢れ”――あのでっかい“犬っころ”も、ここで殺された動物たちの霊が変化したものなんだ。無数の動物の“恨み”が結束し生まれた、いわば怨念の“集合体”。そりゃあ、強いわけだね」
うろたえる純悟の隣で、結子は次々にこの屋敷で起こっていることを推測し、事実同士を繋げていく。彼女は「やれやれ」と思いため息をつき、目を細めて事切れた女性の姿を見つめた。
「私たちの想像以上にやばいことがここで起こってるみたいだね。“穢れ”だけじゃあない。この屋敷には動物や人間を殺す――殺人犯がいるんだ」
結子の告げた容赦ない事実は、純悟の肉体へと突き刺さり、なおも恐怖による震えを加速させていく。彼は丸メガネのレンズ越しに死体を見つめたまま、ただただうろたえるほかなかった。
混乱する純悟のその横で、結子はなおも考えていく。確証はまるでなかったが、すでに彼女の中にはある“答え”が朧げながら浮かび上がってきていた。
大富豪が住んでいた屋敷のその地下に用意された隠し部屋。そこに入り込み、動物や人間を痛めつけることで殺害していた、“誰か”。
姿形も見えてこないその狂気の正体を、うっすらと結子は悟る。その裏に見えたすべての“からくり”に、腕組みをしたまま彼女は奥歯を噛み締めた。
地下室で発見した女性の死体を前に、二人はしばし黙したまま立ち尽くしてしまう。足を踏み入れたそこが何者かの“処刑場”であった事実を悟り、かすかに漂う悲痛な感情の残滓に肉体が縛り付けられてしまった。
それゆえに、二人は背後から迫るその“気配”に気付くことができない。
屋敷の地下に眠る闇を前にした純悟たちに、もっとどす黒く、そして狂気的な“黒”が足音を立てて近づいていた。
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