第19話

 エフロラの部屋にいる。

 エフロラは俺の者なので、エフロラの者は俺の者という、納得できるようなできないような考え方である。

 女王様や、第一王女、第二王女までも、数人の侍女もいる、落ち着けるわけがねぇ。

 ここまで来るのに、全裸石造や全裸の絵とか沢山あって、もうゲップがでそう。

 スケベだと自覚しているが、限度がある。


「 それでは、ご確認下さい 」

 何が始まるのか理解していなかった。

 もともと腰布だけだったが、腰布もはずし、全裸となった超絶美少女がいる、少し膨らみかけたお乳、股はツルツル、お仲間・・・ちょっと嬉しい。

 エフロラ姫の処女膜の確認、嘘だろう、 これが処女膜だという説明を女王様から受けた。


 続いて、エフロラ専属の護衛。

 女性だけの騎士団、紅薔薇騎士団というらしい。

 その騎士団長、シャロン・ストーン、弓兵騎士 ステイシー・キーブラー 、エフロラ専属の侍女 ケイト・ハドソン 3人の処女膜確認、3人についてはエフロラが説明してくれた。

 何を言われたか・・・ エフロラの体はまだ十分に成長していないのでエフロラと一緒に、3人の大人の女性を好きにしていいらしい。

 この世界の倫理感ってどうなっている?

妻はエフロラで3人はお傍付きという立ち位置となる、俺はどのように接すれば良いのだろう。


 エフロラ姫、王族としての礼儀作法、勉強、それに孤児院問題、スラム街の改善、ボートしているのかと思っていたら、毎日忙しくしていた。

 俺が望めば、俺の傍にいられるという、本人は望んでほしそうにしていたような気がした。

 まぁ、図書館にいるわけだ。

 素晴らしい環境で、本を読みふけっている。


 異世界図書館は、男の為に作られていた、素晴らしい気づきがあったのだ。

 高い天井に届いている、本棚の間を練り歩き、本棚の一番上の棚にある本を物色、梯子を持った、図書館秘書の若い女性が後ろを付いてきている。

「 上の棚にある、魔蟲についての考察って書いてある本を取ってくれるかなぁ 」

「 お任せ下さい 」


 図書館秘書は、無造作に本棚に梯子をひっかけて登り始める。

 俺は紳士だから、揺れないように梯子をささえなければならない、大義名分まであるわけだ。

 上を見上げ、眼に魔力を通し、ガン観、魔力を通す事により、拡大、露出補正が可能となる。


 司書の女の子は、梯子に片足、本棚に片足をひっかけ、本を取ろうと両足を広げる。

 なんと素晴らしい発想で作られているのだろう。

 異世界図書館の仕様は男の中の男の為だった、素晴らしい異世界!


「 大魔導士様の様子は 」女王様である。

 図書館に籠られております。

「 エフロラは 」 「 孤児院の視察に向かわれております 」

「 はぁ~っ 」

「 シャロンとステイシーは 」「 エフロラ姫の護衛です 」

「 では、 ケイトは 」「 王宮におります 」

「 連れてきなさい 」

「 ケイト どうなっているの 」女王様はお腹を膨らませるような仕草。

「 年上になるのよ、誘いなさいよ、どうしても、大魔導士様の種が必要なのよ 」

「 シャロンとステイシーにも強く言っておきます 」

「 エフロラはお説教です 」


「 これ以上もたもたするなら、わたくしが・・・ あと一人くらい頑張れば産めます 」

 おそば付きの人達は非常に微妙な顔をしていた。


 女神オルンサンガ様の教えには、子作りについても触れている、子供は7人以上を推奨、一夫多妻、一妻多夫、行きずりの相手も推奨。

 魔獣による死亡、病気などで子供が大人まで育つ率も少ない、人口が減れば、魔物に飲み込まれてしまう。

 大魔導士様の種は涎ものであった。

妻はねじ込む事に成功、次は子供、ここまで来たらあと一歩で大魔導士は都市ベクラダに取り込める、王族は自分の領地を守るためなら、どんな事だってする生き物なのである。


 エリタヤ女王はもちろん男子も出産されている、男子は外に出し、女子は手元に、女王の座を引き継ぐのも、男ではなく、女と決まっている。

大魔導士が男というのは、物凄く都合が良かった、統治にはかかわって来る可能性は少ない。




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