第20話 san値直葬 

ホロワーが100を超えたのでここに感謝

モチベになります。

2作目に入ろうかなと最近考えております。

まだ始めたばかりの弱小ですが、なにか書いてほしいものがありましたら

コメント下さい。

それでは「本編をどうぞ~」…どうぞ~


――――――――――――――


すみません

同窓会にはいけません

いま空中にいます


どこかのCMであったようなセリフを思いながら俺は落ちる。


目標〜 なんか一番偉そうな男、着弾〜今!


そうして、男の頭蓋骨が背骨と一緒に圧縮されると同時に衝撃波が発生

何かを囲んでいた男達も一緒に吹き飛ぶ。


それでは、蹂躙を開始しようではないか

土煙の中、俺は索敵を発動、視界がサーモグラフィーみたいになる

補足、男が四人、双剣と風魔法・中でお掃除だ!


まぁ、瞬殺なわけで、土煙が晴れる

さて男どもは何を囲んでいたのかな?


出てきたのは…


瞬間俺の目が潰れる


否、自分で潰したのだ


断片的に見えたのは、


キレイな足、乱れているがきれいな髪、整った顔立ち


服は破れ、哀れも無い姿になっていた  気がする


ちょ、え、あ、え、あ、どうしよう


女の子だ


と、取りあえずインベントリ、ぬの、布


かぶせてから、目を開ける



取りあえず、ホネホネたちを呼びに片方を行かせる


霊体を呼び出し、周囲を確認。


何人か女の子がいるが、全員気絶しているようだ。


廃城と言うより古城だった城の内部を探索する


まだ全然使えそうだ、

あった設備は、キッチン、大浴場、大広間、二十ぐらいある部屋、

大倉庫、地下室だった


そして地上に出るとホネホネたちがちょうどやってきた


「うわ、なにこれ」 「クレーターが出来てるな」

「すまん、それ俺」 「ちょっと、修繕するの俺なんですけど」

「で、どうする?」 「そうだな…」 「こんなときにしょうゆさんがいてくれれば…」

「呼びました?」 「「「「うわーっ」」」」

「そんな叫びます?」 「いや、街にいるんじゃなかったの?」

「街でココの情報を手に入れて、早速来てたのよ」

「ここのボスが転移魔法の使い手で何でも転移できるし手強いって言ってたけど…」

「心配しなくて大丈夫そうね」 「あいつ、転移魔法なんて使えたんだ」

「え、まさか瞬殺したの?」 「…うん」

「はぁ、まぁいいわ、この子達運ぶから、男どもはあっち向く!」

「「「「「「イェス、マム!」」」」」」


そして取り残された俺達は城壁の修理に取り掛かる


「ホネホネはあっちの木を燃やして」

「うえきばちとアルマはあっちの岩どかして」

「ヤタガラスはあの壁のツタ切って剥がして」

「あ~、人手が足りない!」

「このツタ室内まで入ってるんだけど!」

「あ~!、城壁焦げた!」

「やっべ、そっちに岩いったぞ!」

「えっ、うわーっ」

「く、クライン〜!」


その頃


「汚いですね」 「ここも掃除しちゃわないと」 「取りあえずここに寝かせるよ」

「怪我してるので、ね」 「ちゃんとよ」 「はい」

「で容態は?」 「擦り傷、切り傷、それと栄養失調ですね」

「栄養失調だけはなんとも」 「そこは私のポーションで何とかするわ」

「あと、洗剤とか作れない?」 「それは今在庫があるわ、持ってって」

「ありがと」


「城壁終わり〜」 「やったー」 

「なぁ、ちょっと周り探索してきていいか?」

「いいよ、一段落ついたし」

「じゃあ、いってきま~す」

「いってらっしゃ~い」


俺は街の方向に飛んでゆく。


二十分くらい飛んでいるといきなりあたりが暗くなる。

上空を見ると、俺の上にドラゴンが飛んでいた。


「のわ!」


俺の50倍はありそうな大きな身体が、俺の上を通過する。

即座に隠密を発動、ドラゴンの腹にくっつく。


30秒か、5分か、1時間立ったのかもしれない

ドラゴンが高度を上げるので、俺は張り付くのをやめ速度を下げる。


ものすごい殺気を感じた、いやあれは覇気というものだったのだろう。

ひとまず俺は生き残ったことに安堵する。


「ぷは、ハーハー」


無意識の内に息を止めていたらしい。

一言言うならあれは化け物だということぐらいしかわからない。


ふとキラリと落ちるものを見つけた。

それに近づき魔手で受け止める。

見るとそれは鱗だった。


「きれいだな」

朱色に光る鱗だ。

見ているだけで引き込まれるそれは、宝石より価値があるだろう。

取りあえず、インベントリに入れておく。


「なんか、どっと疲れたし帰るか」

どこからか目線を感じるが疲れた頭では正常な判断はできなかった。



帰る途中、空からここらへんを見てみると

南北に分かれた街の南西と南東に森があり、南西の森に大きな木、

南東の森に俺達の第2拠点、東に下ってきた川、北全面に広大な畑が広がる。

そして東西南北に街道が通っており、北は第一の街に繋がる街道である。




「ただいま〜」

「おかえり〜、城の修理は終わったよ」

「おお、すごいな」


外見ではわからなかったが、とてもきれいになっている。

多分、中にはいらないと直ったことはわからないだろう。


「それで、収穫は?」

「これ以外なし」 「それ、何? 鱗っぽいけど」

「うん、これドラゴンの」

「ど、ドラゴンやと!」 「貸せ、いやくれ!」

「いいよ」 「ありがと!早速研究や!」


「嵐のように去って行った…」

「だね」 「で、あの子達はどうなんだ?」

「じゃあ、見に行こ」

「そうだな」


俺達は城の2階に登り、階段に一番近い部屋に入る。


「調子はどうだ?」 「順調ですよ、回復傾向にあります」

「まだ目は覚めてない感じ?」 「そうですね」

「起きないかな」


そう言いながらホネホネはその子の顔を覗く。

いきなり女の子は目を覚まし、身体を持ち上がらせる。

そして眼の前にあるのはブキミな骸骨…

当然、何も起こるはずもなく、


「キャーッ」


女の子の叫び声が城内にこだまする。

あなたは寝起きに悍ましいものを見てしまった1D10のsanチェックだ!


―――――――――――――――

第20話 san値直葬 

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