第16話 劇的ビ⭘ォーア⭘ター in拠点
帰ると早速戦利品の確認が始まっていた。
「これは装飾品類、これは素材、これは装備」
「見てみてリナ、似合う?」「見てみてレナ、似合う?」
「「似合ってる〜」」
「おおいい槍だ、これと交換しよう」
「やったー、兜ゲットっす」
「怪我した人はこっちに来てください、治療しますよ」
「薬草とかってありました?」
「あっちの4箱がそうだな」
「うひょー、素材がいっぱいだ〜何作ろっかな」
「何だこれ、機械みたいだな」
「ねえねえアルマ、この王冠似合ってる?」
「あぁ、どこかの欲深かった王様の成れの果てにそっくりだ」
「貶してるよね、それ」
賑わってるな
「ただいま〜」
「「あ、おかえり〜」」
「帰ってきた」 「おかえり、無事だったか」
「怪我はありませんか、熟練度稼ぎたいのですが」
「だいちょうぶだよ、怖いなぁ」
「レベルが凄く上がりましたよ」
「同じく」 「「進化したよ」」
「もう!?」
うえきばちはスケルトンウォーリアー
しょうゆはゾンビランサー
ルナリナ姉妹はツインゴーストマジシャン
クラインとグロリアは、ゴーストウェポンスピリット
グロリアはゾンビドクターになったらしい
パーティーを組んでいると経験値は等分されるが、あれだけ殺せば上がるか。
「ちなみに僕とアルマは24レベになったよ」
「俺は28になったな」
「いや〜初クエストクリアおめでとう」
「「「「「「「「「おめでとー」」」」」」」」」
ピロン
クエストクリア
最終戦歴 全回収
キル数 合計 237
MVP ヤタガラス
…237 237人!?
「えっすっごいキルしてる」
「そりゃ10等分にしても進化できるわけだ」
「目も当てられないよ」
「ま、まぁ、ほっとこう次だ次、何したい」
「拠点の改築かな」 「そうだね」
「「あとネズミさん」」
「あ、そうだ」
「そういえばいたな」 「この子も名前決めてないよ」
「まぁからあげでいいや」
そういえば最近からあげクンも進化して
キングラットからスマートキングラットになっている。
正直新入りたちより強い。
試しに蓋付きジャムを上げてみたら、開けた上に全部舐めて、
蓋まで戻して返すという賢さだ。
もう次進化したら喋れるんじゃないかって思ってる。
「この子のお家も作って上げましょう」
「そうっすね」
「それと、あと船が欲しいかな」
「船か、了解」 「あと、この機械なんだ?」
「後で調べとく」 「「からあげの部屋も作って」」
「あ~もうやることが多すぎる!取りあえず出てけ!」
そういって戦闘組は追い出された。
「取りあえず、更に素材集めてこい」
そうゆうといつの間にかできていた扉を閉める。
「…じゃあ、行こっか」
しばらく歩くと、メールが来る。
集めるもの 木材 石材 薬草 あれば魔石
木材 セキア 生息地 森の奥 水源の近く
石材 ミズマイト 分布地 川底
薬草 カール草 分布地 魔力が多いところ
魔石 中くらい 30レベくらいのやつ
よろしく
「取りあえず川に行こうか」
「もうついたけどね」
「じゃあ、うえきばちさんは木を切って、しょうゆさんはルナレナといっしょに石、
ホネホネとアルマでカール草、俺は順番に回っていくよ」
「「オッケー」」 「わかったよ」
「それじゃあやっていきますか」
俺はまずうえきばちさんについていく。
「まさか斧がこんなふうに使われるとは」
「さあ切っていこう」
うえきばちさんが木に斧を入れる。
俺は上空で木の枝を刈っていく。
そして木が倒れると当時に加速した双剣を放ち木をちょうど3等分にする。
「うわ、すっごいきれい」
木を十本ほど切り倒したら、次は川に行く。
「よっ、調子はどうだ?」
「それが…」
どうやら石は取れるが川底を切り取ることはできないそうだ。
「そうだな…」
俺はルナリナ姉妹に川の底を一部露出させるように頼む。
「「いいよ〜」」
少し時間が立つと水が分かれ、その間に土の壁で水を入らないようにする
「「できたよ~」」 「ありがと、うんじゃあ」
俺は双剣に風魔法・中をまとわせる
そして回転させながら川底を削り取る。
「「わぁ、すごい」」 「ありがとうございます」
5ブロックほど削り出したらそのままホネホネのところに行く。
「おーい調子はどうだ」
「カール草の群生地を見つけたよ」
「おお凄くでかいな、でどれくらい採取できたんだ?」
「ぜんぜんだ」
「なんでだ?」
「いるのは茎から上の部分で、これすっごく根が硬い」
「切ろうとしても時間がかかるからね、待ってたんだよ」
「はいはい」
俺は双剣を高速で射出、水平に風魔法・中を放つ
すると、結構な量が取れた
「おぉ〜沢山取れた」
「うんじゃあこれ持ったら帰るか」
俺達はカール草を集め始める、すると
「シャァアアー」
俺達は前に顔を向ける、すると巨大なヘビがいた
「最後の魔石だね、狩っちゃうよ」
「おう」 「やるぞ」
まずヘビの尻尾がこちらに飛んでくる
「アルマ!」 「おう!しゃがめよ!」
アルマが盾でヘビの尻尾をいなし俺達の頭のあった場所に振り回される。
すかさずヘビは口を開けて噛みついて来る。
「喰らうもんか、これでも食ってろ【火魔法・中】!」
ヘビの腹の中に火球が入る。
それをヘビは必死に吐き出そうとする
「チェックメイトだ!」
俺は双剣をヘビの顎に突き立て、開かないように押える。
そして火球が爆発しヘビはポリゴンとなってゆく。
「イエ~イ、大勝利」
「じゃあ、ドロップアイテム拾ったら帰るか」
「おう」
俺達はそして拠点へと帰り素材をクラインたちへ渡す。
なんということでしょう。
あの殺伐とした地下水道が匠の手によって生まれ変わりました。
チャララ〜チャラ〜ラ〜チャララ〜ラララ〜
部屋は今まで殺伐としたレンガでしたが今は温かみの感じる木になっているではありませんか。
部屋には今まで無かった机と椅子が置かれ一気に部屋感がありました、
部屋の隅にあるはしごには滑り止めが作られ、からあげの家も、
小さな可愛らしい家になりました、まるでシ◯バニアファ◯リーのよう。
そして新しく部屋が4つ増築されました。どうやってレンガに穴を開けたのでしょう
一つは倉庫、素材や装備品などを置いておけます。
あとの3つはみんなの部屋です。
一つはヤタガラス、アルマ、ぼくの部屋、
もう一つはうえきばち、クライン、タンタンメンの部屋、
あとはしょうゆさん、ルナリナ姉妹、グロリアさんの部屋です。
そしてここまで来るための地下水道は匠の手によってダンジョンになりました。
至る所に罠が置かれ、地形も変化するようになりました。
意味がわかりません。
更に侵入者がわかるようになり、最初の部屋で中継ができるようになりました。
罠はアンデットには反応しないようになっているので安心です。
そして川には船が増設されました。あのよくわからない機械が使われているようです
「こんぐらいかな、以上、劇的ビ⭘ォーア⭘ターがお送り「していません!」
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第16話 劇的ビ⭘ォーア⭘ター in拠点
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