第11話 転生したらゴブリンでした〜ユニークスキル『暴食』で私を虐めてたクラスメイトは全員私の糧となる!〜
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あの日、私はクラスメイトからの執拗ないじめを苦に屋上から飛び降りようとしていた。
ここから飛んだら楽になれる。
そう思い、足に力を入れた時。
突然校舎全体が光り輝き、私は光の奔流に包まれた。
気が付いたら右も左も上も下も真っ白い空間。
そんな真っ白い空間に私は、いや、私達は立っていた。
私達、県立鎌瀬高校の全校生徒+αは、こことは違う世界、所謂異世界でデスゲーム、ラノベとかでよくある強制参加の殺し合いをさせられるらしい。
私達の正面、空中に大きなディスプレイのようなものがあり、そこに大きく「異世界デスゲーム、はじめました」と書いてある。
冷やし中華みたいなノリに内心イラッとしたけど、私はこの状況にとても、とても高揚していた。
もし、これが私の好きななろう系の異世界転移ものだったら、ワンチャン奴らに仕返しできるかもしれない。
ここに来る前は、全てに絶望していた。
毎日毎日、クラスメイトからは酷いイジメを受けていた。
元々友達だった奴らも先生達も親も、誰も助けてくれなかった。
いじめられている私の方に原因があると私が悪いと言われたこともある。
最初は怖くて嫌で嫌でたまら「あ、ちょっと待ってちょっと待って」
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『……なんですか? 今から私の壮絶なイジメ描写が入るとこなんですけど』
「……それ、いる? 私なろうでイジメ描写ある時大体飛ばすんだよね。なんか妙にリアルで色々察しちゃって居た堪れなくなってさ」
『いりますよ! そりゃリアルですよっ! 私がされた酷いことを一人でも多くの人に知ってもらわなきゃいけないんですから!(迫真)』
「……あ、はい」
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ごほん。
最初は怖くて嫌で嫌でたまらなくて、でも、
省略。
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