第2話 非日常への誘い

 魔王は死んだ。

 もうこの世界に魔王はいない。


 僕が初めてその事実を聞かされたとき、少しばかり残念な気持ちになった。

 いや、もちろんそんな恐ろしい存在、いないに越したことはないんだけど。

 僕が直々に魔王を討ち取りたかったなんて、そんな野心は全くない。

 それこそ非力な僕が立ち向かっていったところで、一瞬で八つ裂きにされておしまいだろう。

 ただ、外の世界に飛び出していくための格好のきっかけになると思ったんだ。

 一線で戦うことはできなくても、虐げられている人たちを救うことを目標にすることもできたと思う。


 ――そんなことを考えつつ、今日も僕は”ここ”を訪れた。

 

 窓から差し込む一筋の光が、薄暗い室内を二つに分断していた。

 僕は辺りをきょろきょろと見渡しつつ、慎重に壁際まで歩いていく。

 そして、近くにある長椅子へと飛び乗った。

 我ながら慣れたものだと思う。少し前までは一苦労だった。

 目標はあの窓だ。

 だけどここからでは、その位置にはまだ届かない。

 なので、いつものように、”二足立ち”になり、窓枠に”前足”を置く。

 さて、あとは背中をぴんと張って、顔をできる限り近づけるだけさ。そうすれば窓の外に広がる未知の世界に思いを巡らすことができる――。

 そう意気込んだときだった。

「もう、ソラったら。またここにいたんだね?」

 背後から僕を呼ぶ声が聞こえてくる。

 しまった、見つかった――そう思ったときにはもう手遅れで。

 その声の主は僕をひょいと持ち上げ、顔をぐいっと近づけてきた。

 彼女の透き通った瞳が僕を捉える。

 腰まで伸びた金色の髪。慈愛に溢れた穏やかな眼差し。やや下がり気味の眉と目尻。

 彼女の名前はアリーサさん。僕の”飼い主”だ。

「いつも言ってるでしょ? 私の傍から勝手にいなくなったらだめだって」

 アリーサさんは下がり気味の眉をさらに下げて、僕を見つめてくる。

「本当に悪い子。もう離さないんだから」

 そう言って僕をぎゅっと抱きしめた。

 全身にアリーサさんの柔らかい感触と温もりが伝わってくる。

「……ふにゃおーん」

 とても居心地がよくて、つい声を出してしまった。

「ふふ、とても可愛い猫ちゃん……」

 そんな僕を見て、アリーサさんは目を細めていた。

「だめでしょ? 勝手にわたしの傍から離れたら?」

「……アリーサさん、ごめん」

「記念すべき120回目」

 僕は頭を傾げた。

「ソラがわたしの目を盗んでこの部屋を訪れた回数」

 そして、にっこりと笑う。

 僕は思わず口をぽかんと開けてしまった。まさか律儀に回数まで数えられていたなんて!

「ほら。この景色が見たかったんでしょ?」

 アリーサさんは僕を逆向きに抱え直した。するとちょうど僕の顔の位置に、僕の求めていたものがあった。

 窓の外には王都イザベルの街並みが広がっている。ここからだとイザベルの全景を見渡すことができるんだ。あいにく夕暮れ時ということもあって、細かい部分まではっきりと見て取ることはできないけど。

「そんなにここから見る景色が好き?」

「うん。好き!」

 僕は力強く頷いた。

「なんていうか、胸が疼くんだ。いつか僕も外の世界に飛び出していって、胸躍るような大冒険を繰り広げられたらなあって」

 アリーサさんは僕を気遣うように言う。

「外は危険なことがいっぱいあるよ?」

「大丈夫だよ。もう魔王はいないし! 平和に旅ができるさ」

「確かに魔王はいないし、魔物もいない。でも、こわーい野獣たちは今もいるんだよ? ソラなんておいしそうだから格好の標的になっちゃうよ?」

「もちろんそれも覚悟の上さ。むしろそういったスリルがあるからこそ、ドキドキワクワクが引き立って面白いんじゃないか! もってこいさ!」

 アリーサさんは目をぱっちりと見開いた。どうしてそんなに驚いているのだろう?

「たくましくなったね。ソラがうちに来た頃はまだちっちゃくて、一人で寝ることもできなくて、ずっとわたしの腕にしがみついていたのに」

「僕ももう”一歳”だから。立派な大人のネコだよっ」

「嬉しいな。頼りがいのあるネコちゃんに育ってくれて」

 アリーサさんは一呼吸置いて言った。

「……でも、ソラが出て行ったら、わたし一人ぼっちになっちゃうね」

 どこか虚ろな声だった。

「あ、」

 胸がきりきりと痛む。

「もちろんアリーサさんも一緒さ! 一緒に世界を旅して回ろうよ!」

「わたしはここから離れられないよ。だって、わたしは……」

 そのときだった。

 鐘が鳴った。

 午後の”診療”が始まる合図だ。

「あ、もう時間! 行かないと!」

 アリーサさんは僕を脇に抱えると、慌しく部屋を飛び出した。


 階段を下り、一階へ。

 待合室には多くの患者で溢れていた。

 ごほごほ咳をする人。鼻水を啜る人。苦しそうに息を吸ったり吐いたりしながら座椅子にもたれかかっている人。額から血を流している人。右腕の関節があり得ない方向へ曲がってしまっている人。

 そういった患者たちを案内するのは僕の仕事だ。診察が終わるたびに次の患者のところへ行って、「にゃあ」と鳴いて合図を送る。

 アリーサさんにかかれば、診察は一人あたり五分ほど。ほとんどの人がその場で全快してお礼を言って帰っていく。

 今、アリーサさんは診察室で甲冑を身に着けた男の人と向き合っている。

 男の人の額には、深い傷跡がついていた。出血も酷い。溢れ出る血液が頬をつたって床に滴り落ちている。

「これは、少し厄介ですね……。でも大丈夫です」

 そう言ってアリーサさんは慈しむように額の傷跡に触れ、祈りの言葉を唱えた。

 アリーサさんの手の平から発せられた淡い光が、傷口を優しく包み込むと、まるで最初から何もなかったようにそれは塞がっていた。

「ありがとう! アリーサ様!」

「ふふ、お大事に」

 ――そう、アリーサさんの”白き光明(リヒト・メーゲン)”にかかれば治せない病気なんてこの世にないのだ。

 僕は机の上のどんぐりの数を確認する。

 一つ、二つ……。

 今朝から数えて、これで90人目の患者だ。

 普段の倍以上だ。

 なんでもアリーサさんが言うには、今日から王国常備軍と教会騎士団の合同訓練が始まったことで多くの怪我人が出ることが予想されるとのこと。

 しかしあいにくネコの僕にはそういった人間社会の事情はよく分からない。

「今日も大変だね、アリーサさん」

「うん。でもわたしにしかできないことだから頑張らなくっちゃ!」


 ――そんな感じで診察は続き、いつしか窓から差し込む夕日によって部屋の中は鮮やかな琥珀色に染まっていた。

 本日最後の患者は、ポニーテールの女の子で母親に連れられていた。

 顔を火照らせ苦しそうにぜえぜえと息を吸ったり吐いたりしている。

「もう大丈夫だからね」と言って、アリーサさんは祈りの言葉を唱えた。そして淡い光が女の子を包む。

「お姉ちゃん、ありがとう!」

 すっかり元気になって母親の手を引きながら、軽快な歩調で帰っていく女の子。

「お姉ちゃんか……」

 アリーサさんはどこか遠い目で女の子を見送りながら呟いた。

「アリーサさん?」

 僕は首を傾げた。

「懐かしい響きだなあって思ったの。……わたしにも妹がいるから」

「……妹? アリーサさんに姉妹がいたの?」

 初耳だった。

「うん。遠い昔に別れたっきりだけどね」


 アリーサさんが二階で夕食の準備を始めた頃、僕はいつの日かアリーサさんがこしらえてくれた僕専用の出入り口から庭に出て、ベンチで体を丸めた。

 庭から外へ出ることは許可されていない。

 うとうとしていたら、路地で遊んでいた子供たちが集まってきた。

「ソラちゃん、かわいいねー」

「よしよし……」

 こうしていつも僕はいろんな人から可愛がられている。

 本当ならお礼の一言も言わなければと思うのだけど、あいにく僕は言葉を発することができない。

 僕が何を言っても「にゃあ」としか聞こえていないだろう。

 そう、僕は特定の人としか会話をすることができない。

「あ、」

 女の子の指が尻尾の付け根のところを撫でた。

「……にゃおぉぉおおおおん」

 ついつい声を上げてしまった。

 そんな僕を二階の窓から顔を出して見守るアリーサさん。

 目と目が合った。

 アリーサさんは、くすくすと笑った。


     ◇◇◇


 一日が終わり、床に就く前の時間は、僕にとって至福のひとときだ。

「ソラったら、目がとろーんとしてるよ」

 僕はアリーサさんの膝の上で丸まっていた。

 僕の定位置。

 アリーサさんはブラシで僕の背中の毛並みを整えている。

 アリーサさんの右腕の上腕部には、小さな痣があった。

 疲れているときは、血の気が引いてその色合いが薄くなるから、僕がアリーサさんの体調を気遣う際の指標になっていた。

 そして今その指標は、アリーサさんが酷く疲労していることを僕に示していた。

「アリーサさんの"マナ"、大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ。一日寝れば元に戻ると思う」

「あまり無理しないでね」

 マナとは万人に宿る生命の源のようなもの。アリーサさんが力を振るうときに一時的に体内のマナが失われることになる。

 一度に多くのマナが失われてしまうと体調を崩してしまうこともあるから、常に気を配りながら力を使わなければいけない、とアリーサさんから聞いた。

「”復活祭(イースター)”、もうすぐだね」

「うん。あと七日後……わたしは神の力を受け継ぐことになる。……できるかなぁ、こんなわたしに」

「できるよ! 僕が保証する!」

「……ありがとう、ソラ」

 復活祭(イースター)――それは神の御霊を御子と言われる女性に降ろし、より完全な力を得るための儀式のこと。

 アリーサさんはこの日のために力を鍛えてきたんだ。

「ずいぶん大きくなったね、ソラ」

 懐かしそうにアリーサさんは言った。

「ソラがうちに来た頃は、手のひらに乗っかるぐらいだったのに」

「僕ももう一歳だから。立派な大人さ」

「……そうね、ソラはもう大人」

 どこか寂しげにアリーサさんは言う。

「……ねえ、ソラ? 最近、夜になると、わたしに内緒で、こっそり出歩いているでしょ?」

「え、あ、それは……」

 しまった……。ばれていないつもりで、しっかりばれてた!

「いいの。本来、ネコは夜行性なんだから。昼間は起きて、夜は寝るなんて、人間社会の都合を押し付けているだけに過ぎない。ソラにも野生の本能が芽生えてきたということだね。……だから、ソラが独り立ちしたいって言うなら、もう反対はできないね」

 それは予想外の言葉だった。

「アリーサさん?」

 思わず僕は目を丸めてアリーサさんを見た。アリーサさんの眼差しはどこか儚げに感じられた。

「行ってもいいよ、ソラ。外の世界に」

 心臓がドクンと高鳴る。

「違うよ、アリーサさん。僕はアリーサさんと一緒に――」

 言いかけたそのときだった。

「じゃあ行こうか、ソラ」

 ひょいと両脇を掴まれ、抱きかかえられた。

 アリーサさんは僕を胸に抱いたまま、夜の都へと繰り出す。

「アリーサさん?」

 アリーサさんの目線は真っ直ぐ向いていた。いつになく真剣な面持ちだ。アリーサさんは一体僕をどこに連れて行くつもりだろう?

「アリーサさん? 真っ暗だよ? ほとんど人もいないよ? 明日の朝でも僕、いいよ?」

「…………」

 アリーサさんは何も答えない。

 気がつけば、僕たちは王都の外にいた。

 アリーサさんの歩調は、いつもより速めだ。王都の外壁が遠ざかっていく。

 街道を外れ、平原を進む。生い茂る草葉の背丈もだんだんと高くなっていく。どこかで獣が遠吠えをあげている。なんだろう、とても不穏な空気だ。

 やがて辿り着いた場所は、大地に刻まれた亀裂。そこからは、ひゅうひゅうと不気味な音が聞こえてくる。

 妙だ。

 アリーサさんは僕をこんなところに連れてきて、一体どうするつもりなんだろう?

「この下にはね、川が流れているの」

「…………」

 ”川”というものを僕はこの目で見たことがない。

 だけど、アリーサさんが読み聞かせてくれた絵本で目にしたことがある。

 耳を澄ませば、風に乗って闇の底から水が流れる音が聞こえてきた。

「川の流れに身を任せれば、違う場所に行ける。新しい世界がソラを待っているから」

「……何を言ってるの? アリーサさん?」


「――さようなら、ソラ」


 そう言って、アリーサさんは僕を放り投げた。


「アリーサ――さん――!?」


 信じられなかった。

 心臓が上へと引っ張られる感覚。

 今、僕は闇の中を落ちている――。


「アリーサさん!!」


 アリーサさんの顔がみるみる小さくなっていく。

 そして、何も見えなくなった。

 一面の暗闇。

 もはやどっちが上で、どっちが下なのかも分からない。

 僕は何度も何度もアリーサさんの名前を呼び続けていた――。


     二


 ――どれぐらい時間が経過しただろう。


「……やっと目を覚ましたか」

 声が聞こえた。

「ここは……!?」

 僕は体を起こす。

 突き抜けるような青空。

 一人の少女が腕組みをして僕を見下ろしていた。

 どこか気が強そうで、目尻の辺りがやや吊りあがった、つぶらな猫目が印象的な女の子。

 後ろで結ったポニーテール。髪の色は綺麗な金色だ。

 上は半袖の絹服。下は、太ももが露わになった丈の短いハーフパンツ。左腕にはサラシを巻き、背中には大きな布袋を背負っている。

「魚を取ろうと網を張っておいたら、まさかネコが引っかかってるとはねぇ……。驚いたわー」

 目の前には緩やかな川が流れていた。絵本で見た景色そのままだ。

 ……あれ?

 ここで違和感に気づいた。

「どうして君、僕の言うことを理解できてるの!?」

 僕が意思疎通を図ることのできる相手はアリーサさんだけだ。アリーサさん以外の人が相手だと”聞き取る”ことはできても、”伝える”ことはできない。

 アリーサさんとの意思疎通を通じて簡単な人語なら理解できるようになったけど、声帯が発達していないので言葉を発することはできないからだ。

 女の子はあっけらかんと言う。

「決まってるでしょ。あたしには”獣通力”があるからよ」

 獣通力――それは、人以外の生物と会話をする能力のこと。アリーサさんにもそれがあった。

 まあ、実際に会話をしているわけではなくて観念的に意思を伝え合っているような状態なんだけど……。

 何はともあれ、こちらの意思を伝えることができるのは不幸中の幸いだった。

 もちろん今この子に伝えたいことはただ一つ……!

「どうして僕はこんなところにいるの!?」

「どうしてって……そんなの、あたしが聞きたいくらいよ」

「ここはどこ!?」

「ラークオール島、最南端のサウザニカ畔」

 聞いたことのない地名だ。

「……僕、王都にいたんだ。王都でアリーサさんという女性と一緒に過ごしてた……。なのに、アリーサさんは僕を……」

「そっか。捨てられたんだね」

 はっとする。

「……違う。そんな人じゃない……! アリーサさんには何か事情があって……!」

「どういう事情?」

「…………」

 何も思い至らなかった。

 女の子は僕の体を怪訝な目つきでじろじろと見渡す。

「言っておくけど、ここラークオール島は、王都のある大陸と海一つ隔ててるのよ? それだけの距離を流されてきて、傷一つついていないのも変ね。大方、何かしらの術がかけてあったのね。……そう、とても強力な術が」

 女の子は感心しているようだ。

「ま、でも、あんたを捨てたことには変わりがない。そんな女のことは早く忘れることね。せいぜいこれからは頑張って一人で生き抜いていきなさい。それじゃ」

 女の子は布袋を背負うと、背中を向けて去っていく。

 一人取り残される僕。

 ……忘れる? そんなことできるはずない。

 アリーサさんは僕にとって大切な人。

 そう、何物にも代え難い特別な存在なのに……それはアリーサさんにとっても同じはずなのに……。

 どうしてアリーサさんは僕を捨てたんだ?

 顔を上げて、辺りを見渡す。視界一面に広がる大草原。

 ……この見知らぬ土地で、どうやって生きていったらいいのか分からない。

「ねえ、ちょっと待ってよ!」

 僕は女の子の後を追いかける。

 僕が女の子の隣まで行くと、女の子はぴたりと足を止めた。

「これからどこに行くの?」

「王都イザベルよ。七日後に復活祭(イースター)があるでしょ。それを見物しに、ね」

 王都……。

 そうだ、僕は確かめなければいけない。アリーサさんの真意を。

「僕も一緒に連れてってよ! アリーサさんに会いたいんだ!」

 女の子は困ったように眉を顰めた。

「会ってどうするの? 世の中には知らない方がいいことだって、たくさんあるのよ?」

「……それでも、僕は知りたいんだ。アリーサさんの本当の気持ちを」

「……どんなに傷ついたとしても?」

「うん!」

 僕は凛とした目で女の子を見据える。

「……分かったわ。そこまで言うんだったら連れてってあげる。ただし――」

 女の子は、びしっと僕を指差す。

「あたしは甘くはないわ。あんたのために餌を用意してあげたりもしない。自分の獲物は自分で確保すること。それが条件」

 今まで僕はアリーサさんの庇護のもとで生きてきた。当然、自分で獲物を取ったことなんてない。

 ……だけど、僕はやらなくちゃいけない。アリーサさんと再び会う日のために。

「……分かった。僕、頑張るよ」

「ところであんた、名前は何て言うの?」

「ソラだよ」

「ふぅん。ソラかー。いい名前ね」

 そういえば、まだ女の子の名前を聞いていなかったことを思い出す。

「君は?」

 女の子は、ふっと笑うと、

「よくぞ聞いてくれたね。我が名はリリアン! ここらでは名のしれた盗賊よ。何だって盗んでみせるわ。金目の物はもちろん、人や”ネコ”もね」

 リリアンと名乗った女の子は不敵に笑っている。

 この子、ただものじゃない……。直感がそう告げた。

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