応援コメント

閑話 うんちく その3」への応援コメント

  • 『ありのままに言う企画』から失礼します。ここまで読ませて頂きました。
     物語としてはかなり良くできておりました。すごい! ストーリーが高いレベルで仕上がってますね! 尊敬に値します!
     だからこそどう書くべきか結構悩んだのですが……これはあくまであばらの感じたことであって、皆からはそう見えるという話ではないことを理解してくださいね。
     はっきり言いまして、物語の形としては良くできてましたけど、読んでいて楽しい感覚はあまりなかったんですよ!
     もちろん(しつこいようですけど)物語としてはしっかりしているので星3つはあげたいです! けども、文字付きのレビューを付けるほどでもないと言いますか。引っ張りあげてくる程のパワーが作品にはなかった感じです。
     この感想をどう言えばいいのか難しくて、ここからはニュアンスの伝わりづらい話になってしまいますが、このストーリーを書ける作者様なら大丈夫だろうと読解力に期待しまして、アバウトな言い方で感想を書かせていただきます。
     まず言いたいのが、『楽しくない』とは決してシリアスだから言ってるんじゃないんですよ。シリアスな作品でも『楽しい』と思うことはありまして、笑顔になれるみたいな楽しさではありません。一体何が起こるんだ!? という類いのワクワク感とでも言いましょうか。
     なんというか、『放り投げ』が無かったんですよ。放り投げっぽいのはありましたけど、実質的には放り投げじゃないというか、おおよその着地地点が分かるような、物語の道筋が揺らめいてしまうほどの奇想天外で予想不可能なものでは無かったんです。
     この『放り投げ』の解説をしますと、読者は基本的に作者が引いた道筋の上を歩くじゃないですか。歩いていくとですよ、この後の展開がある程度予想できるようになりまして、このまま行けばこの作品はこうなるんだろうな、っていうことを考え出すんです。『放り投げ』っていうのはそのタイミングで道を歩いていた読者をぶん投げるかのような、まるでちゃぶ台返しのようなものです。
     目の前に見える道を歩かせるのではなく、空中に飛ばすような展開を用意して、これから先どこに着地するのか分からない、そんな読者の頭を真っ白にするみたいな仕掛けをあばらは『放り投げ』と読んでいます。
     そういう展開が無かったから(あばらの一般的じゃない感性では)楽しい物語だと思えなかったですね。一応放り投げようとした跡は見えるんですよ。第一章のあのトドメを刺すシーンでどうなるか、みたいな時とか、第二章でメイルは裏切ってしまうのか、みたいな時とか。
     でもそれは実質的な放り投げだとは思えないんですよね。どうせ道は見えるといいますか、結局は舗装されてる道路なんですよ。走りやすさはかなりありますけど、この道路は急にぐねぐね動き出したりしない感じ。
     すみませんねアバウトすぎまして。具体的に言いますと、生きるか死ぬかみたいな話が多いといいますか、そうなると「まぁ展開的に生きるだろ」「まぁ展開的に死ぬだろ」が分かりやすくなってしまうんですよね。もっと多角的に、もっとアクロバティックに、「この二択は予想できないだろ!」っていう展開が作品全体に欲しかったです。
     だから『友を売って英雄になるか、友のまま居続けるか』っていう二択にはすごくワクワクさせられたんですよ! まぁそれでも惜しかった感じで、こっちとしては、友のまま居続けることに『損』だけではなく『危険性』、それも『今後の人類』とかじゃなく『虚偽の申告がバレた時の罰則』とかいう風に直近に身に迫るものがあれば、あばらはもっと予想できなくてすごく楽しめたかと思います。
     と言いましても、あばらが大喜びするような放り投げは、前か後ろかって二択の時に上から来るような展開ですけどね!
     以上になります。
     企画に参加いただきありがとうございました! 感謝申し上げます!

    作者からの返信

     長文の感想、ありがとうございます。
     感想をお読みして……うーん、難しい。読んでいて『楽しい』と思える小説を書くことの難しさを痛感しました。
     物語のレール……想定内の展開になっている……意外性、トンデモ展開に欠けているということか。
     この小説の核になる部分でもあるので、今後も真正面から向き合っていかなければならないテーマです。
     しかし生の感想を頂けて、とても助かました。
     特にストーリーが良くできているというコメントは、とても嬉しく感じました。自信に繋がります。
     そして第二章の感想に対する感想。
     二章の主人公メイルは孤児上がりという設定で、それが人格の形成、思考にも影響させているので、当然『虚偽申告と罰則』みたいな、目先のことを考えないのは違和感がありますね。もう少し俗っぽくあって自然……納得です。
     いずれ改稿する時に今回ご指摘いただいた部分、参考にさせて頂きます。
     ありがとうございました!

    編集済
  • メイルが裏切ってなくて、本当に良かった。

    まぁ、攻め込んだ国は、大変なことになりましたが💦

    特徴が第1章のゴブリンと違うと思ったら……緻密に話が練られていて、目が離せません。

    続きも楽しみに読ませていただきます🥰

    作者からの返信

     一章に続きまして、二章まで読んでくれてありがとうございます。
     ミステリーファンからしてみたら「ゴブリンって言ってたじゃん」て、ツッコミを入れられそうですね。
     ゴブリンの描写が一章と微妙に違うという細かいところまで……感無量です。
     これで更に一年は戦える……
     読んで下さって本当にありがとうございましたー!