第二幕〜一章:始まりは突然に!

ーーー目が、覚めた。

地球儀、会計書類、隠れきれてない角、うん、私の部屋........角?

「えぇ!?なんで居んだよ!?」

「ふわぁぁ...おはようございます...」

寝ぼけ眼でイニティカが返事する。確かあの後帰したはずだが...

「すみません...どうしても居心地良くて...忍び込んじゃいました」

セキュリティはどうなってんだセキュリティは!

「マスターに害意は無いと判断したため、放っておきました」

いつもありがとうアヴィス!!

「家はどこら辺なんだ?」

「いえ...普段は河川敷に住んでます...」

私は絶句した。

「まだ空き部屋あるから、自由に使ってくれ...」

「本当ですか!?ありがとうございます!」

想像を超える『暴走個体』の現状に引きながらパンを咀嚼する。現時刻7:00。

「それじゃあ、今日は8時からお客さんが入るから手伝ってもらおうかな」

「はい!頑張ります!」

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