第15話 他の小説を並行する

 ハルキかつノルウェイだけでは偏りすぎかな、と他の雑誌のショートや短編を見つつ。


 自分のためには、読んで感想文を書くが一セットだと得られるものが大きそうだけど、それをやり始めたら自分の作品を書くヒマなくなるw ちなみに、ハルキエッセイにあった”フィジカルを鍛えることの効用”も私は完全同意で、読後にジムに入会し、ちゃんと通ってますw うむ、時間が……。で、とりあえず、もう一冊は小説講座の先生の作品にしました。


 ページをめくる。

 主人公の妹が亡くなり、その思い出の場面になり……。


 あれ?

 何か来るぞ。

 これは……

 ハルキの”喪失の波”!!


 と、思いました。他の人の作品の悲しみや切なさが、ハルキの波で演出される。


 どうやら私は、ハルキくらい徹底的に喪失を見せつけられないとわからなかったようですね。


 喪失経験も無くはないのですが、なんというかその気持ちの行き場がない。私より辛い人がいると思うと泣けない。そういう話題になると聞き役に徹する姿勢に。だから、カウンセラーの知人と話すのが一番ラク。聞き役や話す役に切り替えることなく、波を合わせて癒すことができる。


 つまり、普段あんまり心を使っていないのだなと。幼い頃からそうだし、職業病のなれ果てですね。やれやれ。

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