第9話 少年冒険者とおいしみ
「今日はメイドのお仕事がない日、おいしみの為にひと狩り行きたいな!」
あたしは体がウズウズして止まらなかった。せっかくの最強チート能力があるのに、それを生かして魔物退治とか魔物狩りとかしないなんて。魔物狩りして汗をかくのもおいしみの秘訣かもしれないのに。
冒険者じゃない場合魔物を倒しても自己満足でしかなく、お金稼ぎとかできるわけではないけど、魔物肉もきっとおいしみのはず。魔物肉を食べればおいしみ制覇の一歩に近づけるはず!
「協力者を募るとかは必要ないよね、あたしは最強だから一人でも十分だよ!」
ってわけで、一人でルーンド高原へと出かけた。ここは死者の聖地とか呼ばれているらしいけど、そんなのは気にしない。おいしみがあればいいのだ!
「第一村人発見!倒して食べますっ!」
第一村人は女の人みたいな顔をした翼を持つ鳥っぽい魔物。ハーピィかな?
ハーピィのお肉は多分鳥肉に近いはず!よっておいしみ決定だね!
「ファイアーボールっ!」
あたしは魔法も覚えたよ!初歩的な魔法を色々覚えて生活も豊かになったんだから。
火も起こせるし、水も出せる!魔法はめっちゃ役に立つね!やったねあかり!おいしみにも役に立つね!
黒焦げで灰にならないようにかなり火加減を抑えてちょっと黒焦げぐらいにした。
「ちょっと焦げてちょっと苦いけど焼き鳥うまーい。おいしみだねっ!」
ハーピィのおいしみも堪能して、ルーンド高原を進んで行く。
触手がたくさんぶら下がってる樹の魔物、大きな黒蛇などを倒して、蛇肉もうまうま。おいしみだったよ!味は。鳥肉っぽい味。カエルとかと同じような感じだね!
と歩いてると、木の盾と剣を持つあたしより若そうな少年が率いる男子4人ぐらいのPTが大きくない黒蛇と戦っていた。
「ふむふむ、こういう感じの冒険者もいるんだね」
剣で蛇に攻撃するけど、全然効いてない様子。蛇の嚙みつきで仲間がやられたらしい。
あの黒蛇たちの牙は猛毒があるっぽい。適切な治療とかしないと命を落とすタイプっぽいね。
え、あたしは毒無効耐性持ち。最強チートだから当然だよね。
冒険者たちは退却を使用として、黒蛇をあたしへ擦り付けてきた。
モンスターキルトレインかな?あたしは最強だし、おいしみを連れてきてくれたことについて感謝して、ファイアーボールで黒蛇焼いて食べたよ。おいしみだね!
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