第10話 海辺の街とおいしみ


あたしはお寿司やおさしみが食べたい気分になってしまっていた。

おさかなのおいしみをしっかり味わいたいからね~


「お魚が食べられる為にすることといえば、『サーチアイ!』」


サーチ魔法。今回は美味しいお魚を食べられる出会いを求める目的で使ってみました。

そのサーチ先を歩いていると黒髪を1つで縛った30代ぐらいのおっさん冒険者がいました。その人の思ってることを探る魔法を使ってみると海辺の街へ行く予定なようですね。


「あかりも海の幸食べたいな?おじさまもしよかったら連れて行ってくれない?海の幸のおいしみに憧れて・・・」


「その後宿で良い事をしてくれるんならいいよ」


「やったー!ありがとう!」


宿であんなことやこんなことをしなきゃいけなくなってしまったけど、おいしみをたくさん堪能できればお安いこと。あたしの生きがいは世界中のおいしみを味わうことだから!


「海辺の街へ!テレポートッ!」


おっさんとあたしは水色の光に包まれて、海辺の街へと転移した!

磯の香りのおいしみが広がる。周りにはきれいな白い砂浜があり、そこにピンク色の可愛らしいイカの魔物の子供達が無邪気に遊んでる。大人になったら食べてあげるからね。


そして、おっさんのおすすめの飯屋にやってきた!


「へいらっしゃい!」


ふくよかな体つきの肝っ玉母ちゃんな定員がいました。

この居酒屋さんの雰囲気は素朴。普通にいい感じ。こういう店の見た目もおいしみだと思う。

意外なおいしみを感じて・・・


「今日のおすすめとお刺身セット、あとはつまみとお酒をお願いする!」


というわけであたしたちの前に今日のおすすめとお刺身セットがきた。お刺身はとてもおいしみ。中央都市で食べたお刺身やお魚よりも新鮮かつ、いいものらしくすごくめっちゃおいしみ。おいしみすぎて感激のあまり泣いてしまった。

特にブラッドフィッシュの脂が乗った部位ことスーパートロトロ。凄く美味しい!トロのおいしみはマックスおいしみ!

周りのお客様のおじさんたちが見てきたけど、美味しすぎて泣いてることを伝えたら飴ちゃんをもらえた。飴もおいしいな。おいしみだね!


お酒は未成年のあたしは飲めないからおじさんが飲む。今日のおすすめは巨大焼き貝。貝柱を食べるとじゅるぅぅっと貝のエキスがしみだしてきた。おいしみいいいいい!いしいいいいいいいいいいいいいい!

美味しすぎる。貝の出汁がきいていておいしいいいいいいい!!!!!おいしみ最高!!!!!!!!


「おいしかった!おかわり!」


おいしすぎて何回もおかわりをしてしまった。多少はおごってもらえたけど、大半はあたしが代金を払うことになってしまった。


この後、近くの宿でおっさんと裸になってベッドであんなことやこんなことをしました。

その後はあたしは砂浜でイカの大王を討伐して近くの居酒屋でイカ勝利を作ってもらっておいしみを堪能しました。

連れて行ってくれたおっさんは娼館で楽しんだらしい。あたしとやった後に娼館まで行くなんて・・・まあ、あたしはおいしみを美味しく食べれればそれだけでオッケーだからいいけどね。


この後、おっさんのテレポートで中央都市へと帰っていった。

おっさんのテレポートを2回使ってもらって体験したので、もう少し何回かこういうことをしていたらテレポート能力も覚えられそう。最強チート様様すぎるね。それもすごくおいしみだよ。おいしみの連鎖がつながるね!やったねおいしみ!

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