第6話 大都市のおいしみ

あたしは中央都市へたどり着いた。

ここにはおいしみがいっぱいあるに違いないっと!


「物価が高い!!!!!今ある路銀じゃ1週間ぐらいしかおいしみをたべられるお金が持たない!!!!!」


そう。この中央都市で生活するには路銀が全然足りなかった!

レストランも高級レストランが多く、庶民向きのレストランはあんまりなく、宿屋兼酒場とか冒険者ギルド併設の酒場とかのめしでも、1か月働かずに食べてたら底をつく、宿に泊まらないと野宿とかもいくら最強チートでも難しいよね。


「美味しいお仕事ってないかなあ。大食いチャンピオン募集中とか、フードジャーナリストとか・・・」


こうして働くこととか考えてたらお腹空いてしまったので、チヨコのカフェと呼ばれるお店へとやってきた!


「わぁ、このデラックスジャンボチョコパフェリクィーン。すっごくおいしそう!」


持ち金の1割近くかかるけど、この超ドデカなスペシャルなチョコパフェへの魅力には勝てなかった。

大きなチョコレートパフェは2,3名で仲良く食べるぐらいの大きなボリューム!

超食いしん坊なあたしにとってはこれでも足りないぐらいだけどね!


「おいしぃ、とろけるチョコ!ふわふわなチョコクリーム、果物とチョコが絡み合い、果物のおいしさを強くする超おいしみ。チョコパフェ最高!おいしみMAX!!!」


チョコパフェのおいしみは神!天に上るほどのおいしみ。この世界で食べた何よりもおいしい。てか、現実の世界で食べてたどの食べ物よりもおいしいかもしれない。このおいしみは最高レベルだと思うの!


チョコパフェを美味しく食べておかわり!って言いたい所なんだけど、おかわりを頼んだら2倍お金かかっちゃうよね。

こんな大金払っちゃったら一気に貧乏になって生活できなくなっちゃうし、おかわり!をするのは我慢するしかないよね。おかわりなくても最高のおいしみで幸せ気分になれたんだからいいよね


「おかわり!」


やっぱりおいしみの魅力には勝てず、チョコレートパフェをおかわりしてしまいました。

全路銀の2割近くを失った。チョコパフェのおいしみの怖さを思い知ってしまったのであった。

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