第一章の登場人物紹介
今日は2話更新です
登場人物紹介の次に第二章第一話を更新しています
★★★★★★★
〇フルーネフェルト家とその周辺
・ヴィルヘルム・フルーネフェルト
主人公。フルーネフェルト家の次男だったが、父と兄の死によって当主となった。
庇護下の者全てを守り、自分が望む平和を手に入れるために国を築くことを決意する。
物語を書くこと/読むことが好き。前世の記憶を持つ転生者。
・アノーラ・フルーネフェルト
ヴィルヘルムの妻。フルーネフェルト家の側近家の娘で、ヴィルヘルムとは幼馴染として育ちながら惹かれ合っていった。
何があってもヴィルヘルムに付き従う覚悟を持っており、公私ともにヴィルヘルムを支える。
・エルヴィン
フルーネフェルト家に仕える従士長。アノーラとは兄妹。
父ノルベルトの死に伴い、従士長の立場を継いだ。創設されたフルーネフェルト伯爵領軍の隊長も務める。
軍事におけるヴィルヘルムの側近でもある。
・ハルカ
フルーネフェルト家に仕える従士。文官の筆頭で、行政実務に関して極めて優秀。
ノエレ村の悲劇で姉を失ったため、おっとりした性格の中に闇を抱えるようになった。
・ナイジェル
フルーネフェルト家に仕える従士。情報収集担当から、外務全般の責任者に任命された。
人当たりのよさが武器。
・ヘルガ
フルーネフェルト家に仕える従士。家令として家政の統率を担い、屋敷を守っている。
穏やかな性格で、ヴィルヘルムにとっては祖母のような存在。
・ヴァーツラフ
フルーネフェルト家に仕える従士。フルーネフェルト伯爵領軍の精鋭部隊、ラクリマ突撃中隊の指揮官である騎士。
元傭兵で、かつては帝国軍騎士だった。
・アキーム
フルーネフェルト伯爵領軍の騎士。ヴァーツラフの腹心の部下で、ラクリマ突撃中隊の副隊長。
・ティエリー
フルーネフェルト伯爵領軍の騎士。元はリシュリュー伯爵領軍騎士だったが、フルーネフェルト家に下った。
・カルメン
フルーネフェルト家の御用商人。エレディア商会の商会長。
・ジェラルド
フルーネフェルト劇場の舞台演出家。役者の一人でもある。
創作表現については領主のヴィルヘルムに対しても本音で語る。表現者としての実力は高い。
・ステファン・フルーネフェルト
故人。フルーネフェルト家の先代当主。ヴィルヘルムの父。
側近のノルベルトに自分を刺し貫かせることで敵の人質となる事態を防ぎ、壮絶な最期を遂げた。
・エーリク・フルーネフェルト
故人。ステファンの長子で、ヴィルヘルムの兄。
襲撃を受けたノエレ村の民を救おうと無謀な出撃を為し、力及ばず戦死した。
・レナーテ・フルーネフェルト
故人。ステファンの妻で、エーリクとヴィルヘルムの母。
ヴィルヘルムが幼い頃に病死した。
・ノルベルト
故人。アノーラとエルヴィンの父。フルーネフェルト家の従士長で筆頭騎士だった。
主であるステファンに最後まで付き従い、忠誠を尽くして戦死した。
※従士身分について
帝国社会における「従士」は次代以降も重臣となることを保証された身分で、個人ではなく家単位で主家に仕え、役職が同格なら他の臣下よりも一段上の立場になります。
従士の子は高度な教育を受けるので優秀になることが多く、代々の臣下なら裏切る可能性も低いので、基本的には側近として重用されます。
何代も仕えて忠誠を示した臣下や、目覚ましい功績や能力を示した臣下が新たに従士に任命されることもあり、ヴァーツラフは後者のパターンになります。アキームなども順当にいけば従士になる見込みです。
「騎士」は戦場で騎乗を許された士官を意味します。
なので「騎士だけど従士ではない」「騎士ではないけど従士(文官だったり、見習い軍人なので兵士扱いだけどいずれ騎士に叙任される予定だったり)」の両方のパターンがあります。
〇帝国貴族と関係者たち
・マルセル・リシュリュー
故人。リシュリュー伯爵家当主。野心を抱き、フルーネフェルト男爵領へ侵攻した。
圧倒的に有利な状況を作るも、ヴィルヘルムの奇策の数々を受け、敗北。最後は自領の領都で公開処刑された。
目的のためならば手段を選ばない人物。
・ロクサーヌ・リシュリュー
故人。マルセルの妻。助命されるも、娘だけを安全な教会に送り、自身はマルセルの後を追って自害した。
家族に優しかったマルセルの一面をヴィルヘルムに語る。
・ロドリグ
故人。リシュリュー伯爵家に仕える従士長で、リシュリュー伯爵領軍の隊長。マルセルの叔父にあたる。
最後までマルセルの側近として戦い、戦死した。
・ジルヴィア・ルーデンベルク
ルーデンベルク侯爵家当主。ヴィルヘルムと友好関係を結んだ。
自家に有利な状況を作った上で動乱の時代を終えることを目指している。
・ノルデンシア公爵
帝国東部の南西地域で巨大な派閥を形成する大貴族。
マルセルによるフルーネフェルト男爵領への侵攻を裏で支援していた。
未だ物語に直接登場せず。
〇帝国中央部
・マクシミリアン・シュヴァリエ侯爵
ロベリア帝国軍の将軍。第一軍団長。
名将として知られ、皇帝セザール二世とは戦友同士。セザール二世の権勢を支えていた。
皇帝一家の死後、傘下の軍勢を率いて独自に行動を開始する。
未だ物語に直接登場せず。
・セザール・ロベリア二世
故人。ロベリア帝国皇帝。弱体化の著しい皇帝家において、個人の求心力によって一定の軍事力を掌握し、なんとか帝国の形を維持していた。
事故によって崩御。その死の直後より帝国崩壊が始まる。
・ジャクリーヌ・ロベリア
故人。セザール二世の妻で、ロベリア帝国皇妃。
夫と共に事故死した。
・パトリック・ロベリア
故人。セザール二世の一人息子で、ロベリア帝国皇太子。
両親と共に事故死した。
父親とは違う凡庸な人物と評されており、パトリックが帝位を継いでさほど経たず帝国は崩壊するだろうと語られていた。
セザール二世と同時にパトリックまで死去したことで、帝国崩壊が決定的となった。
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