第五話 ゆったり甘々な時間 サウナ編
○北海道ニセコ町、高級温泉旅館・温泉&サウナ付き特別室、サウナ室(夕)
早乙女梨花と聞き手がサウナにいる。
聞き手の右側に梨花がいるため、⑦スタート。
(バックSE:サウナストーブの音)※開始
⑦「久々のサウナ。さいこ〜〜」
しばらくサウナストーブの音を流す。
⑦「……ここのサウナ、熱すぎ。
やばい。めっちゃ汗出てきた」
(SE:サウナストーブに水を入れる音)
⑦「あつあつあつ⁉
ちょっと⁇ なんで熱いって言ってる側でロウリュした⁇」
聞き手:勝負しようよ。
⑦「……ふーん。なるほどねぇ。
喧嘩を売ったってわけかー。
でも正気? 勝負を挑むなんて。
毎日レッスンとかで鍛えてるあたしが負けるわけないじゃん。
いいよ。その勝負乗った。
早く出た方が負けってルールでオッケー?」
聞き手:いいよ。
⑦「じゃあ、負けた方が何でも言うこと聞くってことで」
聞き手:はい?
(SE:サウナストーブに水を入れる音)
⑦「ふははは。どうだ! 熱いだろ⁉」
聞き手:……たいしたことないし。
⑦「強がっちゃって。んじゃ、次は……」
(SE:タオルを回転させて風を起こす音)
⑦「かぁあああ、あっつーー。
ど、どうだ! アウフグース、喰らってキツいんじゃない⁈
――あ、待って。ダメだ。
あたしが限界だぁ‼」
(バックSE:サウナストーブの音)※終了
(SE:梨花がサウナ室を出る音)
(SE:すぐ聞き手もサウナ室を出る音)
(SE:二人が数歩歩く足音・素足)
(SE:お水を何度か身体に掛ける音・二人分)
(SE:梨花が水風呂に入る音)
聞き手の正面に梨花がいるため、⑦から①。
①「くぅう。冷たーい」
(SE:聞き手も水風呂に入る音)
聞き手の膝の間に梨花が来るため、①のまま。
①「流石に水風呂は狭いねぇ〜。
えへへ。君の間に挟まっちゃった。
あ、エッチなことしちゃダメだよぉ〜」
聞き手:……ふり?
①「フリじゃないから! からかっただけだから!」
聞き手:自分が勝ったから何でもいうこと聞いてくれるのでは?
①「うーん? 何のこと?
確かに一敗したけど、まだサウナ入るよね?
この後、整い椅子で整って、どうせもう一回行くでしょ?
なら、まだ勝負はついてないね!
あたしはまだ負けてないッ‼」
聞き手:マジか。
①「マジですよ〜。
よし、身体も冷えたし、そろそろ……」
(SE:梨花が立ち上がる際の水音)
(SE:聞き手が梨花を再び冷水の中に戻す際の水音)
①「うひゃ⁉ ちょっと、もう出たいんだけど⁈」
聞き手:水風呂でも勝負しない?
①「むりむりむり。水風呂で勝負はむりでーす‼」
(SE:梨花が立ち上がって水風呂を出る際の水音)
(SE:聞き手も立ち上がるため、その際の水音)
(SE:聞き手が再び冷水の中に戻される際の水音)
①「君はもーちょっと、水の中にいた方がいいよ。
しっかりと身体の芯まで冷やさないとだよね★」
聞き手:ごめんごめん。さっきの冗談だから。
①「……仕方なーい。出る許可をあげよーう」
(SE:聞き手が立ち上がる際の水音)
(SE:二人が整い椅子まで歩く足音・素足)
(SE:二人が整い椅子に座る音)
(SE:整い椅子を倒す音)
聞き手の左側に梨花が来るため、①から③。
③「ふぅ〜〜〜。
はぁ〜〜〜整うぅ〜〜〜」
しばらく梨花の呼吸音を流す。
③「(呼吸音)すぅ〜……すぅ〜……」
(SE:整い椅子の高さを調整する際の音)
③「(呼吸音)すぅ〜……すぅ〜……。
はぁ〜〜昇天するぅ〜」
(SE:聞き手が炭酸水を渡す音)
③「あ、ありがと〜」
(SE:整い椅子を起こす音)
(SE:炭酸を開ける際の音)
③「(飲む音)ごくごく……ぷはぁー。生き返るぅー。
疲れ切った身体にこのルーティンはヤバい。
効果抜群だわぁ〜最高過ぎるぅ」
(SE:梨花が立ち上がる際の音)
③「よし! じゃあ、次の勝負に行きますか‼
君は大丈夫そう? もう一回いける?」
(SE:聞き手が立ち上がる際の音)
③「無理は絶対してほしくないけど……
ふっふっふっ。まだまだ余裕そうだね。
じゃあ、行きますか‼
次は絶対に負けないからねッ‼」
(SE:二人が歩く足音・素足)
(SE:サウナ室の開閉音)※フェードアウト
《続く》
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