第四話 ゆったり甘々な時間 お風呂編



○北海道ニセコ町、高級温泉旅館・温泉&サウナ付き特別室、露天風呂(夕)

    早乙女梨花と聞き手がお風呂に入る。

    聞き手が先にお風呂におり、左側から梨花が来るため、③スタート。

   (バックSE:露天風呂の水音)※開始

   (SE:引き戸が開ける音)

   (SE:梨花が近付いてくる音・素足)

   (SE:梨花がお風呂に足を入れる際の水音)


③「お待たせ」


   (SE:梨花がお風呂に入る際の水音)


③「はぁ〜〜気持ちいい〜。

  マジで癒やされるわぁ〜〜」


   (SE:肩などに水を掛ける感じの水音)


③「ふぅ…………どこ見てるの?」


   (SE:梨花が密着する際の水音)

   (ここから台詞よりもASMRの音メイン・全て囁き声)※開始


③「ねぇーこっち見て。

  あたしはこっちだよ?

  ……あはは。君らしいなぁ〜。

  恋人なんだから、ガン見してもいいのに〜。

  なんなら触ったって、あたしは怒らないよ?

  ……もう。アイドルとお風呂に入れるなんて君だけの特権じゃん。

  楽しんじゃえばいいのに〜」


   (SE:梨花が身動きする際の水音)


③「(至近距離)てか、ようやく二人っきりになれたんだからさぁ。

  あたしはもっとイチャイチャしたいなぁ〜。

  アイドルじゃ教えてくれないこと……教えてよ」


   (SE:梨花が聞き手を胸に埋める際の水音)

   (SE:聞き手の左耳から梨花の心臓の音)


③「ほら、聞こえる?

  あたし今、すごくドキドキしてる」


    しばらく梨花の心音を聞き手が聞く。


③「想像しちゃうんだ〜。

  誰にもバレちゃいけない中でのお忍び旅行。

  その旅行先で二人っきり。

  都会と違って周囲の目もない。

  そんな場所になかなか会えない二人が一緒に過ごす。

  そんなのもう……寝られるわけないじゃん♪

  あたしだって、ちょっとは期待しちゃうよぉ」


   (SE:梨花が聞き手の頭をギュッと胸に押し付ける際の水音)


③「……あたしの身体、そんなに魅力ないかなぁ〜。

  すごく身体は気を遣ってるし、

  お仕事中とかは色んな視線感じるんだけど……」


   (SE:梨花の両肩を聞き手が掴んで離す際の水音)

    聞き手と梨花が向かい合う形になるため、③から①。


①「わぁ! ……え、ふぇ?」


   (SE:梨花が緊張で身動きする際の水音)


①「こ、ここで、する……の?」


    聞き手:……こっちもドキドキしてるのにさぁ。


①「そ、そっか。君もドキドキしてたんだ。

  えへへ。ヤバ。めっちゃ嬉しい」


   (SE:梨花が正面から密着する際の水音)


①「(正面からキス)チュ。

  君がしたいならいいよ。あたしもご無沙汰だし」


    聞き手:い、今じゃなくて、今夜……


①「……今夜、なに?

  今して、今夜もやっちゃう?」


    聞き手:こ、今夜沢山したいから……その……


①「……あはは。めっちゃ期待してるじゃん。

  そんなに激しい夜にしたいの?

  やば。気合い入り過ぎでしょ。

  相変わらずムッリツだね、君は。

  …………でも、あたしも」


   (SE:梨花が聞き手を胸に埋める際の水音)

   (SE:聞き手の右耳から梨花の心臓の音)

    聞き手の右耳が梨花の方に向くため、①から⑦。


⑦「あたしも期待しちゃった♪

  じゃあ、続きは今夜のお楽しみってことで。

  今はこれで我慢してねぇ〜」


    しばらく梨花の心音を聞き手が聞く。


⑦「……正直さぁ。

  あたしたちの関係って長く続けられないと思ってた。

  あ、もちろん別れるとかめっちゃ嫌だよ!

  嫌だけどさぁ。最初の方は凄く不安だったんだよねぇ。

  アイドルってそういうの嫌いなファンが結構多いから。

  もし君があたしと付き合って傷ついたら……

  離れるしかないのかなぁ〜って。本気で思ってた」


   (SE:梨花が聞き手の頭をギュッと胸に押し付ける際の水音)


⑦「でも、君がいてくれるおかげで頑張れる。

  君がファンには見せられない苦悩や努力を理解してくれる。

  それだけで救われてる自分がいたんだよね〜。

  そんな自分に気付いたら、もう手遅れでさぁ。

  どんなことがあっても手放したくなくなっちゃった♬」


    聞き手:本当の意味で理解はできてないかもだけど……。


⑦「本当の意味で理解できてなくてもいいんだよ。

  あたしに共感して寄り添ってくれる。

  それだけで、心が軽くなるんだから」


    聞き手:そういうもん?


⑦「そそ。そういうもんなの♪

  これからもアイドルって仕事のせいで寂しい思いさせちゃうかもだけど。

  ずっとあたしの側にいてほしい。

  ずっとあたしの恋人でいてほしい。

  あたしも君を支えられるように頑張るからさぁ。

  だから……お願い。離れないで」


   (SE:梨花の両肩を聞き手が掴んでゆっくりと離す際の水音)

    聞き手と梨花が向かい合う形になるため、③から①。

    聞き手:らしくないよ。


①「えっ?」


    聞き手:お願いなんて。もっとワガママ言っていいんだよ。


①「……ほんとに?

  あたしめっちゃワガママだし甘えん坊だよ?

  それでも、いいの?」


    聞き手:本音で言い合える関係が自分もいいから。


①「……もう。

  君はいつもそう。

  あたしが真面目に悩んでるのにさぁ。

  簡単にあたしの不安を吹き飛ばすんだから……

  でも、やっぱり本音で言い合える方がいいよね」


   (SE:梨花が勢い良く抱きつく際の水音)

    梨花が左右交互に顔を寄せるため、①から⑦、③。


⑦「(右頬にキス)チュ」


③「(左頬にキス)チュ」


   (SE:梨花が聞き手をギュッと抱き締める際の水音)

    聞き手にそのまま抱きつくため、③のまま。


③「えへへ。じゃあ、ワガママ言うね?

  これからもずぅ〜〜〜とあたしの恋人でいて!

  絶対に幸せにするから。

  あ、ちなみにこれは命令ね。

  別れるとか言ったらぶちギレるから♫」


    聞き手:あはは。極端だなぁ。てかこっちの台詞だし。


③「……やっぱり、君を選んでよかった」


   (SE:梨花が顔を寄せる際の水音)


③「好き。だーい好き♡

 (小声)……はぁ〜。幸せ〜」※フェードアウト


   (バックSE:露天風呂の水音)※終了

   (ここまで台詞よりもASMRの音メイン・全て囁き声)※終了



《続く》

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る