お手伝いの始まり Side氷雨
爽やかなクーラーの風を身体全体に
感じている時、
「氷雨〜お願いがあります!」
自分の兄である瞳が声をかけてきた。
「どうしたんだ?」
「氷雨てっさ僕が配信してるの教えて
たっけ?」
「前言っていた気がする。」
「じゃあ説明不要だね!
僕のお願いは氷雨に配信のお手伝いを
してほしいの。」
「配信の手伝いか…」
2ヶ月ほど前に兄さんが『めーくん』という
活動名で配信している事を話していた気がする。
「確か前にアシスタント雇ってなかったか?」
「あ〜あの子ね、あの子は一応冒険者だけど
D級だからB級に連れてけないんだよね。
だから動画編集の方にいってもらったの。」
「なるほど…」
「ねね、お願い!この前氷雨が欲しがってた
凶氷龍の宝玉集めるの手伝うから〜」
顔バレの心配は今更だからな…
それに凶氷龍の宝玉を集めるのは面倒くさい
から良い提案だな…
「分かった。」
「やったー!次の配信は明後日だから
よろしくね〜」
「準備しておく。」
明後日か…大分近いな。
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ちっちゃい兄とでっかい弟 まいねこ @yukausa2
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